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カッパ巻き大車輪
2024-06-22 21:30:24
1022文字
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小説
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スネ6♀の小説
キスマーク初挑戦621ちゃんと、付けられる側を体験して色々思う閣下の話。
シーツに横たえた、一糸纏わぬ小さな体に覆い被さる。
柔らかい唇から首筋を辿って、滑らかな肌の鎖骨あたりに吸い付き、赤い所有印を刻みつけている時だった。
「それ、」
「?」
僅かに頭を持ち上げたレイヴンに倣い、こちらも目線を上げる。
少女の瞳は、きらきらと輝いていた。
「私もやってみたい!」
「
……
」
無邪気な声色に、先程までの色めいた空気はどこへやら。
経験上、こうなってしまったら無視して行為を続けるより、一度レイヴンの好きなようにさせてやった方が良い。
上下の位置を入れ替えて胸の上に引き上げてやると、少女は嬉々としてこちらを見下ろし、場所選びをしている。
やがて先の私同様、鎖骨の少し下に唇を寄せたレイヴンは、ちゅうと音を立てて吸い付いた。
「?、あれ?」
「もう少し強く吸わないと付きませんよ」
不慣れな行為に悪戦苦闘する少女の髪が、眼前で揺れる。
「
……
っ、できた!」
暫くしてレイヴンはそう言って顔を上げたが、目線を向けても位置的に出来栄えの確認は叶わなかった。
それでも少女の満足そうな顔に、一先ずよく出来ましたと頭を撫でてやれば、心地良さそうに目を細めたレイヴンは胸元に頬を寄せた。
「
……
私の」
うっとりと呟きながら、少女はそこにあるだろう自身で付けた鬱血痕に指を這わせている。
その表情があまりに嬉しそうで、私が付けた痕に一人触れる時のレイヴンも、同じ顔をしているのだろうかと口元が緩む。
…
そして、流れる空気が何もかも終わった後のような、穏やかなものになっている事に懸念を抱いた。
「
……
まだ何も始まっていない事は、分かっていますよね?」
「んー?」
男の胸の上で素肌を晒しながら、どこか呑気にしているレイヴンに片眉を上げる。
再び位置を入れ替え、組み敷いた少女の唇を塞ぐ。
レイヴンは驚いたように目を丸くしたが、舌先でなぞると従順に口を開いた。
舌を絡めながら様子を窺うと、細められた緋色の瞳にはしっかりと期待の色が滲んでいる。
これで終わりではない事を一応は理解していたようで安堵し、柔らかい体を抱き寄せた。
レイヴンの付けたささやかな鬱血痕は、数日と経たずに消えてしまった。
鏡の前で、今はもう何の痕も残っていない肌を撫でる。
とても想像していたような、穏やかな気持ちではいられない。
次の逢瀬までの間、初めて刻みつけた所有の証に幸せそうに微笑む少女の顔が、脳裏にちらついて離れなかったのだから。
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