雪見あかり
2022-10-27 00:15:21
552文字
Public レオジョニ
 

そうして夜の帳は下りる

レオジョニの短文 イチャイチャ

「よう」

 逢瀬の約束もしていなかったのにレオの宅邸へ唐突に押し掛けたジョニーは「一杯付き合えよ」と持参した酒で見る見る間に出来上がり、アルコール臭い接吻を恋人にお見舞いしつつ問う。
 レオは、俺はグラス一杯分もまだ減っていないぞと意義を唱える気持ちと、唇の触れ合う感触にほんのりと色めき立つ煩悩とで心中ぐらりと揺れ動いて。

 それを見透かしているかのような青い瞳がサングラス越しで笑むように緩んでは、ジョニーの舌がまるで離れ難いとでも言わんばかりに絡む度に胸をきゅう、と締め付けられる。
 無意識のうち逃がすまいと強く腰を抱き、ソファにお互い腰掛けたまま、満足いくまで接合を繰り返す。
 やがて酸素を求めどちらともなく唇を離せば、そのままジョニーは息の上がったレオを押し倒し、インナーのジッパーをゆっくりと下げながら問い掛けた。


……ここまで来て帰すなよ?」
  煽るようなその視線に、思わずレオも笑みを浮かべて答える。

「安心しろ。元より帰すとは一言も言っていない」
 お返しにジョニーのコートの内側へ手の平を優しく忍ばせながら、肌を撫ぜた。
 労わるように触る癖に、獲物を逃すまいと首筋に吸い付くレオの姿に口端を綻ばせたジョニーは呟く。

「ふ……乗り気で何よりだぜ」


 完