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カッパ巻き大車輪
2024-05-02 21:13:26
873文字
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小説
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スネ6♀の小説
体格差ゆえのあれこれを一生擦っていきたい。スネ6狂信者はそう決意したと云います(スネ6狂信者回顧録より)
朝。一通りの身支度を済ませてからベッドに戻ると、こちらが起床した時とあまり変わらない体勢でレイヴンが丸くなっていた。
まだ眠いのだろうと頭を撫でると、薄っすらと瞳を開けた少女は眉を下げて呟いた。
「スネイル
……
おなか、へん」
「変?」
引っ掛かる言い方だが、腹の調子が悪いのだろうかとベッドに腰を掛けて様子を窺う。
顔に掛かる髪を避けてやると、気怠げな表情で視線を寄越してきた。
丸まっていたのは、腹を押さえていたかららしい。
「痛みが?」
「ううん
……
いたいんじゃなくて
…
」
いまいち要領を得ないが、レイヴン自身、上手く言い表せないでいるようだった。
「
……
おく、じくじくするの。おもたくて、くるしい」
「
…………
」
辿々しく伝えられた状況に、思い当たる節があり過ぎて黙り込む。
珍しくレイヴンが嫌がらないのを良い事に、昨晩は深いところばかりを突いて随分と楽しんでしまった。
乱暴にしたつもりは勿論ないが、小柄な少女には相応に負担だったらしく、事後まで残る不可解な感覚に戸惑い、小さく鼻を啜っている。
「
……
医務室に、」
言い掛けて、医者にどう症状を説明するのだと自問する。
あまりに気持ち良さそうに鳴いていたので、調子に乗って苛め過ぎてしまいました、とでも言うのか。
あれこれ考えているうちに、レイヴンは首を振ると、より小さく丸まった。
「うごきたくないから、いい」
薄く涙を浮かべた少女が震える姿は、なけなしの良心に訴えるものがあった。
着替えた後だが流石に放ってはおけず、隣に体を滑り込ませ小さな体を抱き寄せる。
背中を摩ると、胸元に額を押し付けたレイヴンはぐずる様に唸った。
もぞもぞと腕の中で向きを変え、背を向けた少女は、こちらの手を掴み自身の腹部へと導く。
望み通りに薄い腹を撫でてやると、ほうと吐息を漏らしたレイヴンは擦り寄るように身じろぎし、振り返って甘く微笑んだ。
「あったかい」
嬉しそうに呟く少女に曖昧に笑って、無垢な瞳を遮るように体を引き寄せる。
元凶たる男の腕の中で、何も知らない少女は幸せそうに笑っている。
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