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カッパ巻き大車輪
2024-04-03 18:32:25
816文字
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小説
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スネ6♀の小説
ご立腹な621ちゃんと、あまり反省してない閣下の話です。
もうやだ、寝たい。
昨晩、くったりとシーツに沈み、ぐすんと鼻を鳴らすレイヴンをあと一回だけだからと宥めすかして丸め込んだ。
ぐすぐす泣きながら、なすがまま揺さぶられている少女を見ているうちに気分が盛り上がってしまい、結局一回では収まらず立て続けに三回抱いてしまった。
意識を飛ばすように眠りに落ちた少女は、目を覚ましてからというもの、すっかりへそを曲げてしまっている。
スネイルのばか。うそつき。
あれこれ甘い言葉を掛けてご機嫌取りの最中だが、独り占めにしたブランケットに包まったレイヴンはその二言しか返さない。
とはいえ、そう深刻に構える必要はない。
小一時間もすれば、傍にいるのに話せないことに焦れた少女の方から擦り寄ってくるのだ。
そんな事を考えながら、頭があるだろう場所をブランケット越しに撫でていると、もぞもぞと小山が蠢き、ブランケットとシーツの隙間からレイヴンが顔を覗かせた。
打算的な考えを見抜かれただろうかと手を止めると、じとりとこちらを見ていた少女はブランケットの端をふわりと投げて寄越した。
この場合、これはただ〝入っていいよ〟という意味ではない。
〝もっと近くに来て、真剣に機嫌を取れ〟という意味である。
お望み通り同じブランケットの中に収まり、こちらに背を向けたレイヴンを後ろから抱き締める。
頭を撫で、つむじに唇を落として、頬を摩り、顎先をくすぐってやる。
不機嫌ながら触れる手を拒む事はしないレイヴンは、微動だにしないまま心地良さげに息を吐いた。
次第に少女から滲み出ていた怒りのオーラは小さくなっていった。
腕の中でころりと向きを変えたレイヴンは、眉を寄せ、形だけは怒っている表情を浮かべながら口を開く。
「
……
ちゃんと反省した?」
私に向かってそんな物言いをする人間は、ここでは少女くらいなものなので、思わず小さく笑ってしまう。
レイヴンはムッとして唇を尖らすと、再び背中を向けてしまった。
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