Privatter+
Font
Serif
Sans Serif
Color
Light
Dark
auto
Font size
Large
Medium
Small
Language
Japanese
English
Sign in with Google
Sign in with ID and password
Account ID
Password
Sign in
Forgot password?
Create account
カッパ巻き大車輪
2024-02-09 19:55:53
712文字
Public
小説
Clear cache
スネ6♀の小説
普段スーツじゃない人(妄想)のスーツ姿(幻覚)って良いよね…て話です。
「スーツだ
…
」
スネイルの部屋を訪れると、そこには見慣れぬ姿の彼がいた。
「昼には片付きますから、それまで待っていてもらえますか」
鏡を前にネクタイを締めながらそう告げたスネイルは、最後にジャケットの襟を軽く整えてからこちらを振り向いた。
「部屋にいても良いですし、シミュレータで時間を潰すなら使用許可を
……
どうかしましたか、レイヴン?」
「
……
スーツだ」
もう一度呟きながら近寄って、ジャケットの裾を掴む。
いつものワークブーツとは違う、ツヤツヤの大きな靴。
しわ一つない長いスーツパンツと、すっきりと体のラインに沿ったジャケット。
ネクタイとシャツを留めている物は何だろう?
小さなアーキバスのロゴが、控えめに輝いている。
綺麗な左右対称のネクタイの結び目から、男の人らしい喉元を辿って見上げると、何だか難しい顔をしたスネイルがいた。
徐ろに伸ばされた大きな手が頬に触れる。
少しひんやりとした指先の感触に、初めて自分の頬が熱を持っているのだと気付いた。
「
……
なんて顔をしてるんです」
「
……
?」
よく分からなくて首を傾げると、溜め息をついたスネイルは緩く頬を摘んできた。
むぅ、と唸ると小さく笑っていつもの表情に戻った彼は、頬をひと撫でし、資料を手にドアへと向かう。
「ぁ、いってらっしゃいっ
…
」
慌てて声を掛けながら追い縋ると、ドアをくぐる手前で振り向いたスネイルは言い聞かせるような口調で言った。
「どこにも行かず、部屋で大人しく待っていなさい」
「?、うん
…
」
やっぱりよく分からなくて首を傾げながら返事をすると、念を押すように「部屋にいるように」と告げたスネイルは、足早に部屋を出て行ってしまった。
Reaction
If you make a mistake, you can cancel it by pressing the reaction.
Custom color
Reset color
広告非表示プランのご案内