Privatter+
Font
Serif
Sans Serif
Color
Light
Dark
auto
Font size
Large
Medium
Small
Language
Japanese
English
Sign in with Google
Sign in with ID and password
Account ID
Password
Sign in
Forgot password?
Create account
りつか
Public
りつかの独り言
Clear cache
物に魂を籠めたい
24-06-13 ここ数日読んでた本の話と文体の話。
私、日本以外には住めないなぁ……
数日前に*「#上手い下手は別にして自分の文体のここが好きをフォロワーさんが教えてくれる」*というタグを見かけてて、自分だったらどこが好きだろっと思って。
昨日自作をいろいろ読み返してたら眠くなってきてお昼寝しちゃってたよね(;´∀`)
続きを見る
先週『赤と青のガウン』という文庫本を購入しまして、4日かけて読了したのね。
本自体は去年RTで見かけてたから存在は知ってて、先日TVで特集されてたのを見て「そういえば読みたいと思ってたやつー!」と本屋さんに走ったわけです。
日本のプリンセスのイギリス留学記なんだけど、日本では皇族としてたくさんの人に囲まれて暮らされてるのにあちらでは護衛をつけずにひとりで旅行されたり、自炊したり、部屋に缶詰で論文書いたり
……
結構庶民な生活ぶりが綴られてます。奮闘記という感じ。
学校のシステムも日本とイギリスでは全然違って、なんかねぇ〜〜まるで学園ファンタジー読んでるみたいな気分ですごく面白かった!(不敬)
そもそも私は卒業論文というものを経験してないのでそこからもって新鮮!
そういえばこの春卒業した我が子も卒論に泣いてたなぁと思い出しながら微笑ましく(?)読了しました。
で、内容が魅力的なのは大前提なんだけどもとにかく著者さまの文才が素晴らしくて、恐れながら文体がすごく好きだなーと思って。
ああこの表現めっちゃ好きーってところがあって、始めは要約して書こうかと思ったけどやっぱそのままご紹介したいので引用しますね。
-----
一度カバード・マーケットで「トリュフ・ポテト」なる皮が真っ黒のじゃがいもを買ってみたことがある。理由は、なんだかいつも買わない食材を買って料理をしてみたくなったからである。ちょっとわくわくしながらまず水で洗い、半分に切ってみた。そこでみたのは予想外の光景。お芋の断面がなんと紫色だったのである。とりあえず一個だけ茹でてみることにして、鍋を火にかけたまま部屋に戻り、インターネットで「黒い じゃがいも 紫」という検索ワードを打ち込んで調べてみた。すると、北海道で採れるインカパープルなる紫のじゃがいもがあることが判明。この品種のじゃがいもは、フライドポテトやポテトサラダなどにするとほくほくしておいしいとのことである。「茹でたのは正解」と、意気揚々とキッチンに戻ると
……
そこにはおどろおどろしい光景が私を待ち受けていた。じゃがいもの色素がお湯に溶けだし、世にも恐ろしい緑色になっているではないか。アニメでみるような魔女の鍋でつくられている危険なお薬の色である。そして、ぐつぐつと煮立ったお湯の中で、紫色のじゃがいもの小さなかけらが苦しそうにもがいているようにみえるのである。
とりあえずその小さなかけらを救い出してみたが、なかなか勇気が出ない。しばらく悩んで恐る恐る口に入れてみると
……
とてもおいしかった。よくよく考えてみると当たり前だ。その見た目と茹でたときの色の変化でなんだか恐ろしい毒物のように思ってしまったけれど、もともとただのじゃがいもなんだもの。その日つくった紫色のポテトサラダは、とてもとてもおいしかった。
*彬子女王, 『赤と青のガウン』, PHP研究所, 2024, p189-190.*
-----
皇族の方もアニメ見るんだなーとかネットで検索するんだーとか(考えてみればそれはそうよね💦)、料理に奮闘されてるのもなんだか親近感覚えて好きだなぁなどと思ったんですが
……
。
私、〝物に魂籠めちゃう表現〟めっちゃ好きなんですよね。
なので「じゃがいものかけらが苦しそうにもがいてる」「小さなかけらを救い出す」ってくだりがたまらなく好きで!
前述の引用箇所は「読んでて印象に残ったエピソード」堂々の上位でした。
この他にも面白エピソードや興味深いお話がいっぱいあってめちゃくちゃオススメの1冊です✨
おかげさまで日本の便利さがものすごくよくわかったので私は海外に住めなさそうだわ(笑)
で、話は冒頭のタグに戻って。
このご本を読書中のある日*「#上手い下手は別にして自分の文体のここが好きをフォロワーさんが教えてくれる」*をTLで見かけたわけです。
まっさきにじゃがいもエピソードが浮かんで(笑)、自作で物に魂籠めてる一文どこだったかなーーと発掘の旅に出ました。
……
が。
探しても探しても
出てこない。
文体とか表現とかを気にして書くようになったのってここ5〜6年のことなので、公開日が比較的新しいものから順に読み返してみたけど全然なくって!
えーーーー好きな表現なのに自分では全く書いてきてなかった
……
?(T∀T)
かろうじて思い浮かんだのは【やさしくつもる】の一場面。
-----
ひとくち大の焼き菓子が綺麗に盛りつけられた大皿を目にして、セイルの鼻はようやくバターの香りを捉えた。お茶の用意もすっかり整い、まるで早くつまんでくれと言わんばかりのビスケットにマドレーヌ。
-----
……
彬子女王殿下のご本読んだあとではこんなの全然魂籠ってるなんて言えないよーーーー(ノДT)
なんかすごく、がくっとしました。
私の書く話って風景描写は多いけど文章表現としては結構直接的な気がする
……
?
それがだめというわけではないけど
……
。
もっと魂籠めなきゃ
……
(??)
もし「あの文章そうじゃない?」ってご存じの方いらっしゃったらどうか後生と思って教えてください
…………
。
まあ蜜林檎にオレ竜、星茶に月のひかりといろいろつまみ読みしてたら楽しかったです。
自作世界にどっぷり浸るのは健康に良い
……
✨
……
って
眠くなって寝落ちちゃったんだけどね!
リラックスしすぎてα波が出ちゃったのか、単調すぎて睡魔を呼び寄せたのか
……
。(後者じゃないことを祈りたい
……
)
続きが気になるのでりつか先生がんばってー!
ペースアップ、ペースアップ!
ということで今日も自作世界に潜ってきます✨
***
2024/6/13
コメントはこちらから
↓リアクションを送る
Reaction
If you make a mistake, you can cancel it by pressing the reaction.
Custom color
Reset color
広告非表示プランのご案内