此の処を厳の斎庭と榊葉のさやさやに祓へ清めて神籬据えて招(を)ぎ奉り坐せ奉る
掛け巻くも綾に恐きアポロンの大神の大前に(斎主氏名)い恐み恐みも白さく
畏くも大神は常世の浪の重浪(しきなみ)寄するデロスの島にて六連星(むつらぼし)の旭日と共に差昇るタルゲリオンの七日御母(みおも)レートーの大神より生れ
その御稜威(みいつ)は天の下に遍く広まり諸人子孫(うみのこ)に相伝へ幾年(いくとせ)を経て今の世に至るなり
此度大神の高き尊き御恵を仰ぎ奉り称へ奉る善良なる御氏子崇敬者(まめびと)諸(もろもろ)大前に参(まゐ)集(うごな)はり侍りて
御縁深き今日の生日の足日に年毎の例(ためし)の随(まにま)に一年(ひととせ)に一度の御祭仕へ奉ると
斎まはり清まはりて献げ奉る御食御酒海川山野(やまぬ)の種種(くさぐさ)の味物(ためつもの)を机代に置足らはして
鵜じもの頚(うな)ね突き抜きて称辞(たたえごと)竟奉(をえまつ)る状(さま)を平らけく安らけく聞こし食し
又大前に奏で奉る歌舞の技をも愛(めぐ)しうむかしと見そなはして
御氏子崇敬者を始めて天の下四方の国民に至るまでに大神の広き厚き恩頼(みたまのふゆ)を弥遠永(いやとおなが)に蒙らしめ給ひ
別ても未だ五月蠅(さばえ)なす流行(はやり)の疫病(えやみ)の禍事をパイアーンの大神の御業持ちて一時も速けく神掃(かむはら)ひに掃ひ給ひて
各も各も浄き明き直き正しき真心以ちて負持つ職業(わざ)に勤しみ励み互ひに睦び和みつつ
弥益益に世の人人の幸福を進めしめ給ひ
子孫の八十続五十橿八桑枝(やそつづきいかしやぐはえ)の如く立ち栄へ仕へ奉らしめ給へと恐み恐みも白す
令和五年五月二十七日 作文 真田 光
注
例によって神籬祭祀で行う祭りとの想定で祝詞作文を行った。
未だに疫病の流行がおさまらないのを鑑み、今回も特に疫病の収束を祈願する内容とした。
参考サイト
laphroaig-10さんのブログ(※亡き恩師のブログ)
https://ameblo.jp/laphroaig-10/
『例祭祝詞(神社本庁例文)・現代語訳』
https://ameblo.jp/laphroaig-10/entry-11188506981.html
今日のほしぞら - 国立天文台暦計算室
http://eco.mtk.nao.ac.jp/cgi-bin/koyomi/skymap.cgi
Stella Theater Web
https://www.stellatheater.com/
参考文献
小野迪夫、金子善光 『祝詞必携』 戎光祥出版株式会社、2004年
If you make a mistake, you can cancel it by pressing the reaction.