グレゴリオ暦2023年5月26日の日没から27日の日没まではアルテミス神の誕生日である。22年のタルゲリア祭は導入祭儀であるアルテミス神の祭儀が出来なかったので、今回は祭儀のための祝詞を作文した。
第七百オリンピア紀元第二年タルゲリア祭アルテミス神祭祝詞
此の処を厳(いつ)の斎庭(ゆには)と榊葉(さかきば)のさやさやに祓へ清めて神籬(ひもろぎ)据えて招(を)ぎ奉り坐せ奉る
掛け巻くも綾(あや)に恐(かしこ)きアルテミスの大神の大前に(斎主氏名)い恐み恐みも白(まを)さく
畏(かしこ)くも大神は常世(とこよ)の浪(なみ)の重浪(しきなみ)寄するデロスの島にて六連星(むつらぼし)の旭日と共に差昇るタルゲリオンの六日御母(みおも)レートーの大神より生れ
その御稜威(みいつ)は天(あめ)の下に遍く広まり諸人(もろひと)子孫(うみのこ)に相伝へ幾年(いくとせ)を経て今の世に至るなり
此度大神の高き尊き御恵(みめぐみ)を仰ぎ奉り称へ奉る善良なる御氏子崇敬者(まめびと)諸(もろもろ)大前に参(まゐ)集(うごな)はり侍りて
御縁(みゆかり)深き今日の生日(いくひ)の足日(たるひ)に年毎(としごと)の例(ためし)の随(まにま)に一年(ひととせ)に一度(ひとたび)の御祭(みまつり)仕へ奉ると
斎(ゆ)まはり清まはりて献(ささ)げ奉る御食(みけ)御酒(みき)海川(うみかは)山野(やまぬ)の種種(くさぐさ)の味物(ためつもの)を机代(つくへしろ)に置足らはして
鹿(しし)じもの膝折り伏せ称辞(たたえごと)竟奉(をえまつ)る状(さま)を平らけく安らけく聞こし食し
又大前に奏で奉る歌舞(うたまひ)の技をも愛(めぐ)しうむかしと見そなはして
御氏子崇敬者を始めて天の下四方(よも)の国民(くにたみ)に至るまでに大神の広き厚き恩頼(みたまのふゆ)を弥遠永(いやとおなが)に蒙(かがふ)らしめ給ひ
別(わき)ても山野に入(い)りて立働く人等(ら)を恵み給ひて手の躓(まが)ひ足の躓ひを有らしめず
世に生(あ)れし嬰児(みどりご)等を愛(めぐ)み撫で給ひて諸の病を有らしめず
子孫の八十続五十橿八桑枝(やそつづきいかしやぐはえ)の如く立ち栄へ仕へ奉らしめ給へと恐み恐みも白す
令和五年五月二十七日 作文 真田 光
注
例によって神籬祭祀で行う祭りとの想定で祝詞作文を行った。
共同体の罪穢れを負わせるファルマコスの件については、ここは二十一世紀の日本なのであえて触れていない。アルテミス神が山野や子どもを統べる神格であることを強調して作文した。
参考サイト
laphroaig-10さんのブログ(※亡き恩師のブログ)
https://ameblo.jp/laphroaig-10/
『例祭祝詞(神社本庁例文)・現代語訳』
https://ameblo.jp/laphroaig-10/entry-11188506981.html
今日のほしぞら - 国立天文台暦計算室
http://eco.mtk.nao.ac.jp/cgi-bin/koyomi/skymap.cgi
Stella Theater Web
https://www.stellatheater.com/
参考文献
小野迪夫、金子善光 『祝詞必携』 戎光祥出版株式会社、2004年
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