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romaprus317118
2024-06-07 12:21:47
1404文字
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#602億円の会場より
プロイセンくんが作った薬が謎のオークションに出品されてしまった。そして彼は自分の薬の試飲までしていたので……?
この世には本来存在するはずのなかった薬がオークションに現れるという話が会議でアナウンスされた。
この薬が世に知れ渡ってしまえば種の繁栄が乱れてしまうという危機だった。
もちろんそんな品物が正当な会場に現れるわけがなく、どうにかして侵入しなくてはならなかった。
「さて、どうしますかおにいさま?」別荘で仕事机に突っ伏しながら仕事の事を考えさせられうんざりしていたところにそいつはあろう事か机に腰掛け話しかけて来る。
「おい、行儀悪すぎるだろこんちくしょう。」
手で払うようにシッシッなんて言いながらちぇっちぇーと口を尖らせ少し拗ねた様な素振りを見せる、はぁっと深いため息をこぼしながらペンを顳かみにコツコツ当てながら「今考えてんだよ」とロマーノは口を開いた。
「ケセセッ、それなら俺様良い考えがあるぜ」と胸に拳をコンっと当てながら笑いかけるプロイセン。
きっとろくな考えじゃねぇな、何て思いながらペンを置き頬杖付きながら視線を向けて「なら、何を考えたのか言ってみろよジリー」と空いてる手は彼の頬に指をなぞらせていく。
びくんっと肩を揺らしながら「は、え、えっとだな。その
……
俺様が出品される事で入るんだぜ!」と何を自信ありげに此奴はそんな事を言い切ったんだと呆れた顔をしてしまった。
「あ、その顔信じてねぇな?」
(そりゃ信じるわけないだろ)と声には出さなかったが、顔にもろに出ていた事だったからか不貞腐れてしまう。
「ちぇー。俺様が過去にその薬を使ったことがある最初にして最後の男だってのによぉ?」とまるで出品された薬がなんなのかを知ってる様な言い方をしてくるのだった。
「俺様、実はその薬の製作者でさ、もちろん俺様しか作ってねぇンだけど、前にしっかり自宅警備してたっつーのにこの薬だけ盗まれてて、何でこんなもん盗んだんだろうな?ってちょっと思ってたけどよ、よくよく考えりゃ人間様にゃ手に余りまくる薬だって事をあの会議の時に分かっちまったんだよなぁ」と頭を掻きながら言う、薬の製作者?手に余りまくる薬?一体こいつは自分に使って何をしたんだ?何て思いながらジッと見詰める。
「何?お兄様そんなに俺様見詰めたら照れちゃうんだぜー!」身体をくねくねさせながら言ってくるコイツに思わず視線を逸らしてしまう。
どんな薬で、どんな効果で、彼奴の弟はこの事を知っているのか?とか。
色々グルグル考えるが段々面倒になっていく。
「なぁ、お兄様。後でベッドに来てくれよ。薬の効果がなんなのか見せてやっからよ。」
ニヨニヨ笑いながら隠せていない耳の赤さに思わずフッと笑ってしまった。
薬の効果も気になるが何でベッドなのか。まぁいいか、なんて思いながら先に行こうとするプロイセンの手を掴んだ。
だが、不思議とその手の平に少し違和感を覚えそのまま自分の顔の方へと近付けようとするがそそくさと移動しようと俺の手を振り解こうとする目の前の男に「おい、待て。」と声を掛けた。
コイツの手に肉球があるのだ。
それもだんだん手の形も変わっていっているのが、みてとれてしまったのだ。
「うそ、だろ?何だこれは!!!」
こいつの作った薬、効果、そして奪われてしまったその品。
何もかもが分からないが明らかに目の前のコイツが今の今まで普通の男だったはずといえるくらいには変わってしまった事に愕然してしまったのは言うまでもなかったのだった。
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