CottonLeaf
2024-05-31 00:07:35
2338文字
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2023/06/17 丸山正雄のお蔵出し 竹宮惠子原作『夏への扉』 感想メモ

2023年に参加したイベントの感想です。清書はしていないメモ書きです。
1981年のアニメ中編『夏への扉』(原作は竹宮恵子、1975年)の上映会&トークセッションで、モデレーターは原口正宏、ゲストは丸山正雄、水島裕、古谷徹、古川登志夫、三ツ矢雄二、潘恵子。その他にも辻真先、金春智子、潘めぐみが登壇。2023年6月17日、一橋大学一橋講堂にて。

データ原口さんを初めて生で見た。少女漫画のアニメ化歴史まとめやゲストのマッドハウス出演作まとめもシンプルに見やすくツボを押さえてて、さすがだなと思いました。

辻先生91歳でお元気。弟子の金春智子さんも一緒にあいさつ。
辻先生原作で竹宮恵子のマンガがあった話。
「『徳島にすごくかわいい大学生がいる』と言われて会いに行った。当時は竹宮さん親にマンガ描いてると言ってなかったと思うけどどうしてたんだろう?ひどいギャグを書いたら、竹宮さんがもっとひどいギャグを描いた。」
(後で調べてみたところこの作品は「スーパーお嬢さん」?)

アニメの絵がきれい。原作を引き伸ばさず1時間なのがいい
アニメの変更点
・クロードがわかりやすい
・リンドがショックを受けるところが強調
・ジャックがレダの返事を待ち続けている。終わった過去話感が薄めに。
・サラの少女時代の恋心の話が無い
・おっぱいとおしり。昭和は乳首に寛容だったと思い出した。
・原作は茶店(サテン)、アニメはカフェ
レダと白鳥の話が前日の藤村シシン講座でやったのでタイムリー。

70前後の声優陣の話面白い。貴重。同窓会感があった。
トークも、タバックとかスラップとかの単語が出てくるけど特に解説もなく(若干、原口さんが補足入れてたかも)大半の観客も理解していて、そのテンポが心地よかったです。ガベさんて誰?とかいちいち言わない。知らなくても後で自分で検索できる人がほとんどだろうし。
水島裕さんと古谷徹さんが隣の席で、マイク通さずに2人で仲よさそうにしゃべってる姿に感動した。聖闘士星矢の話も出てきて嬉しかった。「Ωで戦ったじゃん」「Ωじゃなくても戦ってたよ!」ですよね!リザドのミスティとオリオン座のジャガー(映画の敵)。そういえばみんな星矢の対戦相手だ。しかし80年代よりもΩの方が水島さんの役は若かった。昴くんの12歳声かわいくてかっこよかったよね!
やっぱり皆さんの声に感動する。水島さんは「この中で本当に昔の声が出せるのは徹だけ」と言ってましたが、でも、他の方もやっぱりすごいですよ!潘恵子さんのお声にきゅんきゅんしました。好き
三ツ矢さんがお酒の飲み過ぎで膵炎で入院した話、昔のことかと思って聞いてたら「コロナ禍で面会も制限があって」と、え?最近!?とびっくりしました。潘恵子さんもそう言ってたし皆さんざわざわしてた。
皆さんお互いの近況に初耳のことも多かった様子で、プライベートで知らないことたくさんあって普段はそこまでつるんでないんだなと思われるけどものすごく仲良く話してて、わたしそういうの好きなんだよ~!「仕事仲間の絆が逆に尊い😭🙏」と感動しました。仲良しという以上に戦友として強く結びついている。下の名前で呼び合い近況と思い出話を語り合うレジェンドなんて、いつまでもお話を聞いていたかった。
でも、長引くかと思いきや、原口さんがきっちり進行してくれて、次の予定があったわたしは助かりました。前の方の席だったので舞台袖の「あと○○分」カンペが見えました。ゲストが退場したのが16:04くらい、拍手で見送ってから会場を出ることができて良かったです。原口さんへの拍手は通路を歩きながらになってしまいましたが。抽選会はあきらめました。

水島裕さんの衣装がセクシー。光沢のある黒(つるつるではなくて化学繊維っぽいてかてかした感じ)に銀色がきらきらしてて、袖部分は銀のレースというか網でスケスケ。ご本人は「もっと暗いホールだと思ってたから、明るくて恥ずかしい」と言ってた。古谷さんは「楽屋では上着てなかったから目のやりばに困った」と言ってて、あの服でどこが脱げるのかな、構造が良くわからないとにかくセクシー。他の皆さんもやっぱり見た目が一般人じゃない、芸能人だなあと思いました。

丸山プロデューサーと席が離れてるのにマイクを直したり世話を焼く水島さんがなんか良かったです。マイクスタンドをどかして後ろに置いたり、自らイベントの作業してる感が。
丸山プロデューサー2日後に82歳のお誕生日なのでお祝い。ゲスト皆で歌って、駆けつけた潘めぐみちゃんが花束を渡した。

アニメの感想
クロードが学友にからかわれるシーンはアニメオリジナルで、ちょっとなよっとした印象でマリオンを見る目が切ないなど、原作にくらべて最初からマリオンへの同性愛感情がわかりやすかった。三ツ矢さんが「クロードにキャスティングしたの誰!?」と、当時はゲイをカミングアウトしてなくて(仲間はほぼ知ってた)、内心ではクロードの気持ち全部わかる!と思ってたと言ってて。笑い話っぽく言ってるけど、クロードの死にたい気持ちもわかってたんだろうなと。このイベントとは別のところで、一時期テレビでコミカルにグレーゾーン自称してたものの、グレーではないゲイだけど家族に迷惑がかかるといけないから濁していたという話をお聞きしたことがある。愉快にトークしてても、「死にたい」気持ちをわかっていたのだろうなあと思いました。自分を偽ることもできず、自分の心に従う道も無くて、自分が嫌になる辛さ
クロードに「何も悪くない」「どうしていいかわからなかっただけ」と言い、クロードを救えなかったことで自分を責めるマリオン。マリオン自身が、どうしていいかわからなかったところをサラに抱かれて救われたからこそ、クロードを救えなかった罪悪感がのしかかるんだよね
「どうしていいかわからなかっただけ」と言うところや、リンドに対してジャックが言う「貴様にとってはレダもただのアクセサリーなんだ」とか、現代の感覚で見てもとても良い。
夏への扉とは入口でなく出口。戻れない夏。