はるれに
2024-05-29 00:12:53
340文字
Public #SS(1〜30)
 


 マスターには穏やかに報告していたのにいなくなるとだんまりだ。反抗期かねぇ。
 キャスターはプロトを座らせて濡れた髪を背後からわしゃわしゃ拭いてやる。通り雨に遭ったらしい。プロトはされるがままだった。手間を掛けてやるのは嫌いではない。会って日が浅いが年の離れた弟のような感覚だ。そこが気に食わないのかもしれない。
 それがガキってんだ。意識されると逆に俺の方が冷静になっちまう。こんなだったか、オレは。
 彼の下ろした髪を手で梳き、湿った青髪を指に絡める。クセのない艷やかさはオレと同じ。おそらく持ち主もオレと同じで……。あーー、じゃあ仕方ねぇな。

















タイトルはお題配布サイト( https://nanos.jp/iwantfly/ )より