ub.
2024-05-24 00:20:42
436文字
Public 小夜歌
 

なにはづにいたる

小夜歌ゲスト本『よになきつきかげにゆめみどりのうた』より再録



































タイトルは王仁の「難波津に咲くや木の花冬ごもり今は春べと咲くやこの花」から。


競技かるたの試合の始めに読まれる序歌であったり、その昔、手習いの初歩に用いられる歌だったりするこの歌に至るということ=始まりに至る≒生まれる

からの、

始まりに至れない→生まれることのできなかったもの。

また、春が来たことをうたう歌ということで、春に至れない。生まれたい、春を待ち続けるさまようもの。

という概念から始まり、一度潰えたものが停滞から解放されその先の祈りに届くようなイメージで構築していたような気がします。
(ちなみにゲスト本の展開的にも、このあとのお話で新たな関係が生まれて新たに始まるので、寿ぎであればいいなと思ったりなんなりしていた気がします)
ところで、一番最後のコマで盛大にミスをしたのですが、気づかれた方はそっと胸にしまって良い感じに脳内で修正していただけるとありがたいです。