夜明 奈央
2024-05-05 09:47:48
2202文字
Public 中太SS
 

中太 自暴自棄になった受に抱いてと言われた時の攻の反応

Twitterでタイトルの4パターンが流れてきてどれも美味しい!!!と中太で全パターン考えた。クオリティに大きな差がある。
2023年6月9日初出

①好機だと思うけど抱かない
太「お手上げだよ。どれだけ足掻いたってもう無駄さ。どうする?せっかくだし抱いとく?」
中「は?なんでそうなるんだよ」
太「だって君、僕のこと抱きたいと思ってるでしょ」
中「……今は抱かねえ。ぜってぇここから脱出して、手前をその気にさせてから抱く」


②好機だと思って抱く
「ねえ!もう性欲で頭おかしくなりそうなんだけど!いつまでこんなとこで君と2人っきりで閉じ込められてなきゃいけないわけ!?」
 小声で喚き散らす太宰を視線で黙殺する。
 2人で見張りを始めてから早1ヶ月。標的にはこれといった動きがないまま時間だけが経過し続けている。この狭い部屋には時折食料の差し入れがある以外変わり映えのない毎日だ。
 普通は性欲よりもっと他に求める物があるのではないだろうか。俺は退屈で死にそうだ。あと携帯食にはいい加減飽きた。ここを出たら真っ先に焼肉が食いたい。いや、寿司か、カレーか、酒もほしい。とにかく何か、違うものが食べたかった。
「君なんでそんな平気そうなわけ? もしかしてそこのトイレでヌいてる?」
「そう思うなら手前もヌいてくればいいだろうが」
「やだよ。おかずもなしに1人寂しく慰めるなんて」
 あり得ない! とでも言いたげなぼやきに気まずさを感じて標的に集中している振りをする。隣にいるこの男をおかずにしていたことだけは絶対に言えない。
 標的には相変わらず動きはない。
「そんなに見たってどうせあと1週間は動かないよ」
 不自然に具体的な数字に違和感を覚える。
「手前、なんか知ってんのか」
「どうだろうね」
「おい、答えろ」
「えー知らなーい」
 うふふと得意気に笑う姿は大変腹立たしい。こういう時にはどうしてこんな性悪のことが好きなんだと心底自分の趣味を疑う。
「そんなことはいいからさ、君が相手してよ」
 先程までのこちらを馬鹿にする笑みを引っ込めて、蠱惑的に手を差し伸べる。
「どうせ君だって溜まってるんでしょ?」
 差し伸べられた手を振り払う理由が、俺には見つからなかった。


③心配して抱かない ※強姦描写あり
 いつものように太宰を迎えに行った先には、いつもとは違う光景が広がっていた。鼻をつく生臭さ、破れた衣服、足の間に広がる鮮血の跡。
 一目見た瞬間、犯されたのだとわかった。
 ぶつけてやろうと思っていた文句は全て呑み込むしかなかった。
 かける言葉など見つからず、目を逸らすこともできずに呆然としていた。立ち尽くしていると、太宰が小さく呻き声を漏らして我に返る。慌てて駆け寄って、手近なシーツで身体を覆う。
 名前を呼ぶと、存外しっかりした瞳がこちらを見据えた。
「できればもう少し早く来てほしかったね」
「俺だって、もっと早く来たかったぜ」
 掠れた声で軽口を紡ぐのに、いつものような軽口を返すことはできなかった。太宰が震える手を伸ばす。屈んでやると、首の後ろに手を回して引き寄せられた。その手がぞっとする程冷たい。
「酷い人だった……
「みたいだな」
 それだけを言うのがやっとだとでも言うように、小さく息を吐く。早く太宰の身体中に付いた体液を洗い流して手当をするべきだとわかっているのに、太宰の手を振り解くことができない。
「痛いばっかりで、もう最悪……。ねえ、口直しに、君が抱いてくれない?」
「抱くわけないだろ、こんな状態で」
「そっか、そうだよね」
 回された腕に力が篭る。冷えた身体を少しでも温めてやりたくて、俺もその身体に腕を回した。


③' 心配して抱かない ※たぶん身体の関係ある2人だから主旨が違うなと思った③の別案
 執務室で机に向かっていると、ノックもなしに扉が乱暴に開かれた。何事かと思ってそちらに視線をやると、入ってきたのはここしばらく姿を見せなかった太宰だった。幹部昇進後、随分と忙しくしているようだった。
 太宰はそのまま何も言わずにふらふらとソファに向かい、ぼふりと倒れ込む。
「おい、大丈夫かよ」
「ちょっと寝かせて」
「いいけどなんかあったのかよ」
「いいなら聞かないでよ」
 今はうつ伏せで見えないが、先程見えた顔色は死人と言われても納得がいきそうだった。釈然としないながらも、ひとまずは寝かせてやろうと思う。
 仮眠用の毛布を持って近づくと、太宰は弱々しく顔を上げた。こちらを向く目は半分も開いていない。
 寝ろというつもりで頭を撫でると、安心したように目を閉じた。ゆるりと頭を預けられる。
「ねえ、起きたら抱いてよ」
「やだ」
「なんで」
「ふらふらのくせに何言ってんだよ。起きたらまずは飯食え」
「じゃあその後」
「手前がその時もその気があったらな」
「そっか」
 空気が和らぐ。時間の流れが遅くなるようだった。
 しばらく撫で続けていたが、いつまでもそうしてはいられない。そろりと手を離すと、まだ起きていた太宰が「ねえ」と囁くような声をあげた。
「起きるまで側にいてくれる?」
「おう」
 こんな無防備な姿を見せるのはここが気を抜ける場所だと認識しているからだ。その安寧の地を壊すわけにはいかない。安心させるように力強く返事をしてやると、太宰は吐息だけで笑った。


④心配して抱く
おそらく織田作死後 軽く書けるネタではないので割愛。気が向いたら書くかも(現時点で予定なし)


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