猫柳 楸
2024-05-03 13:38:33
344文字
Public 刀剣乱舞
 

印矩瓶

そのうち続きを書きます

曰く、審神者の霊力を用いて作った印矩(インク)が存在するのだという。
暗褐色のその印矩を使って札を書き、鍛刀部屋に掛けて鍛刀を行えば、望む刀剣男士がやってくるのだという。


……という触れ込みの印矩がこちらになります」


コトっと音をたててテーブルに置かれた一見何の変哲もない小さな四角い印矩瓶。
最近この本丸にきたばかりの肥前忠広は、
「何言ってんだこの猫」
と言い放った。

「さすがに主さまに対して辛辣すぎるのではないですか肥前忠広」
お茶を持ってきた抜丸が目を細めて肥前を見遣る。
「えーん、抜丸〜……
泣き真似をする審神者をあやしながら
「それで主さま、この印矩はどのような経緯で此方に?」
と抜丸が問う。

「ああ、昨日万事屋街でね」

押し付けられたんだよね。