トビハネ
2024-05-02 15:01:36
3149文字
Public 納品済み
 

誤配達

まにゃみさんからの依頼。
まにゃみ化&長乳首責め。

「おっ、来た来た~!!」

インターホンが鳴る音に待ってましたとすかさず立ち上がり、小走りで玄関に向かう。

「すみませーん、丸山さんのお宅で間違いないでしょうか?」

「はい!」

「サインは結構ですのでんしょっと、それではこれにて!」

「ありがとうございます~!!」

テンションの高い男は受け取った荷物を片手に持ち、去っていく配達員に手を振って感謝の気持ちを伝えた。

さてと!」

配達員が見えなくなると部屋に戻り、荷物を部屋の真ん中に置いて小躍りする。

「へへっ貯めに貯めた給料でお迎えした、夢にまで見たモフモフのワンちゃんヘッド!被れば俺もケモノデビューだぜ!」

中身を傷つけてしまわないよう、ハサミで慎重に梱包を切り開く。

海外通販特有の独特な匂いの包み紙を掻き分けると、黒い袋に包まれた塊が姿を見せる。

男は塊を取り出し、指をワキワキさせながら叫ぶ。

「それでは、ワクワクの御開帳~!!」

袋に爪を引っかけると、勢いよく破いた。

「おおお!!これが愛しのワンちゃんヘッド………って、なんだこれはーーー?!?!」

中から現れたのは男が注文した体毛付きの犬型アニマルヘッドではなく、全く異なる紫色のビニール製の猫型アニマルヘッドだった。

「全然違うじゃねーか!!犬ですらねえし!!しかもこれビニール……モフモフじゃ、ない……

男は汗水垂らして稼いだ給料が自身の嗜好から完全に外れた物品になった事に酷くショックを受けた。

いや、落ち着けよく見たら一応これもアニマルヘッドではあるっぽいし……犬じゃないけどうん、まあ……せっかくだし一回被ってみるか

犬では無い事に絶望しながらも届いた記念にと自身を納得させて、底の穴に頭を潜らせる。

「あれ、思ってたより被り心地は悪くないなビニールってもっとこう、ベタベタしてるイメージあったけど、結構いいな

両手で顔の向きを微調整し、菫色の瞳越しに辺りを見回す。

「なんつーか、軽くて動きやすいな?やっぱビニールだからか?ふむこれは思わぬ利点だ

男は緑色の髪の生えた紫色の猫頭を被ったまま姿見の前まで歩いてみた。

「うおすげえツヤツヤしてやがるけどこういうのも意外と良いな!」

どことなく女性的な印象を感じ、慣れないセクシーなポーズでピースなんてしてみる。

どうやら好みでは無いにしても気に入りつつはあるようだった。

うん、悪くない!被り心地もいいし、まあしばらくは可愛がってやるか!それになんだか身体にも馴染む感じがするし……え?」

男は鏡の中の光景に絶句した。

首の穴から頭と同じ紫色の液体が垂れており、上半身を包み込み始めたのだ。

「えっ、ちょっ待っ!?な、なにこれ!?」

艶やかな液体によって胸元は既に覆い尽くされ、両腕にまで広がっていた。

「うわっ!!無理無理キモいキモいキモいキモいって!!!」

手で払おうとするも液体が纏わり付き、動物の手先のように包み込むと手のひらに髪と同じ緑色の肉球が現れる。

「なんでこんな目に遭わなきゃならねーんだよ!?!?」

腕を振り回して肉球を投げ捨てようと試みるが、ただただ虚しく空を掠めるだけで密着した液体は一滴も離れない。

「これじゃまるで俺がビニール人形になってるみたいじゃねーか!?ん?」

片足が覆い隠される頃、開封したダンボールの中に不審な紙切れを見つけて拾い上げる。

『まにゃみなりきりインフレータブルヘッド ~これでお前も永久不可逆ラブドールだにゃ~720000円+税』

「まにゃみなりきり??こいつの名前なのか……ってうわあ!?!」

紙に描かれた紫色の猫獣人のイラストを眺めていると、胸元の強烈な膨張感に思わず両手で押さえる。

「おおおお俺に、お、おおっぱい!!?!」

男の乳房は女性も羨む大きさに膨らんでおり、よく見るとビニール製品特有の繋ぎ目のようなものも現れていた。

「そういやさっきラブドールとか書いてあったけどやっやだよ!!!ダッチワイフにされるなんて!!明日も仕事あるんだぞ!!?」

嫌がる男を他所に全身を覆い尽くした液体はその体型を容赦なく変貌させる。

腹が膨らみ、臀部や両脚も丸みを帯びて女性的なフォルムに変える。

この頃になって男は自身の身体感覚に変化が現れ始めている事に気づく。


身体が異常に軽いのだ。

まるで、空気で膨らまされているかのように。


「な、なんかデカくなってるのに重力感がどんどん減ってくんだけどまさかそんな、嘘だろ!?」

男は恐怖し始めていたが、同時にビニール化した肌の表面からじわじわと快感のようなものを受け始めていた。

「あっ!ああっ!!?♡♡」

下半身に強い快感が集中し、空気を注入された浮き輪のように肥大化した陰茎がビニールの擦れる音と共に立ち上がった。

「ヤバい、出るっ……♡」

直接触れずとも射精してしまう。

精液が流れ出ると共に男は自身が更に軽くなっていくのを感じ取り酷く怯えた。

「え、これもしかして俺の、肉??嫌だ!!嫌だ!!ビニールになんかされたくないいいっ!!!♡♡」

しかし自身の元の身体が精液として排泄される度に強烈な快楽が増していき、乳房や陰茎や乳首が流れた快の強さに呼応するように膨らんでいく。

「やだっ、やだっ、やっ!!♡♡♡」

顔より大きくなった乳房もさることながら、乳首も陰茎と見紛う程の長さに膨張し、先端から母乳のような液体が垂れる。

睾丸はまるでバランスボールのように膨れ上がり、最早両脚を閉じる事は不可能で、立ち上がれず厭らしく開脚した寝姿勢を強いられる事となった。

「あっ♡♡金玉ふみふみされたいにゃあっ♡♡♡!!?!な、なんだ今の!!?!」

断続的な射精の最中、男の頭の中に猥褻な思考が流れ込み心身を掻き乱される。

「これだけ膨らんだらビニールちんぽも気持ちいいにゃあっ♡♡さっさと人間成分射精してまにゃみラブドールとして生きるのにゃあっ♡♡手、手が勝手に!!?にゃあっ?!?♡♡」

意思に反して身体を動かされ、肉球を押しつけるように肥大した乳首を揉みしだいて母乳の排出される量を増やす。

「ちくびっ♡♡ちくびっ♡♡インフレータブルちくび気持ちいいにゃっ♡♡♡」

仰向けのまま腰をヒクつかせ、両手で肥大した乳首を扱く様子は完全に痴女そのものであった。

「んほおおおおっ!!♡♡ちくびしゅきいいいっ!!♡♡乳首ちんぽダブルフル勃起しちゃうにゃあああ♡♡♡」

いつの間にか男の顔面と作り物の猫の頭が癒着しており、その顔は快楽で歪んでいた。

「トリプル勃起まにゃみちんぽで人間卒業射精排泄完了にゃあああああっ♡♡♡」

男の思考が紫色に染められて絶頂すると、両乳首と陰茎から汚わらしい音と大量の精液が発射された。


(あ♡♡気持ち……イイ……にゃあ……っ♡♡♡)

男が人間として持っていた全てを排泄しきり、意識も次第に弱まると口内が粗雑なビニールの膜で覆われ、二度と声を出す事は無かった。

だが男はそれでいいと思った。

なぜならラブドールは喋るものではなく、ただ性欲を発散する道具として使用されるために存在しているからである。

体内は快感と空気の二つで満たされ、やがて頭の中もそれらで染められる。

排出を終えた陰茎と乳首の先端には蓋付きの空気孔が現れ、生物としての機能は完全に失われていた。



精液臭に支配された部屋の中で、ラブドールは静かに横たわっていた。



END