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溶けかけ。
2024-04-25 22:48:22
1982文字
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ほぼ日刊
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放課後の秘め事
生徒ヌ×先生フ
「フリーナ
……
」
「ヌヴィレット
……
?どうかしたのかい?こんな時間に」
フリーナは時計を見る。
生徒はとっくに帰っている筈の時間だ。本来なら彼も既に帰宅し、僕の帰りをご飯を作りながら待っていてくれる頃なのに。
「ちょっと待ってて」
電気をつけようと立ち上がる。黄昏はヌヴィレットの銀髪を際立たせ、より彼の表情を曖昧なものにしていた。
「ヌヴィレット
……
?」
スイッチに伸ばした手を取られ、抱きしめられる。朝焼けがこちらを覗き込み、どこか困ったように眉を下げた。
「
……
」
ぐりぐりと肩口に顔を押し付けられる。
――
甘える時の彼の癖だ。
「どうしたんだい?ほら、言ってごらん」
ぎゅう、と抱き締める腕に力が籠もった。片手で彼の背を、もう一方で肩口に乗る頭を撫でてやる。
「
……
君のことを好きだと言うクラスメイトがいた
……
」
「先生のことを好きになるなんて学生にはよくある錯覚だよ」
「
……
同じ音楽科の男性教師と笑い合っていた」
「う
……
見てたのかい
……
あれは愛想笑いだよ」
「
……
愛想も振りまかないでくれ。君が減る」
「我儘だなぁ
……
まあ、善処はするさ。キミがやきもちを妬いてしまうみたいだからね」
フリーナに頭を撫でられて心地良い。私の理不尽すら受け入れて、優しく笑う彼女は悔しいが、やはり歳上なのだと実感させられる。
「ひゃん!?
……
あっ
……
んん
……
ヌヴィレット、ここ学校
……
」
「だから?」
「だからって
……
ひぅ
……
だ、誰か来たら
……
」
暗闇に映える白く細い首筋に歯を立てる。時折、舐め上げ、喉を撫でればフリーナは小さく震えた。
「
……
私は別に困らないが?」
「ぼ、僕が困る
……
辞めさせられたらどうする
……
ひゃあぁっ
……
!」
背に回していた手で背筋をなぞれば、面白いほどに反応を示す彼女に征服欲が湧き上がるのを感じた。
「ならば、声を抑えればいい
……
声を出すから人が来る」
「そ、それはそうだけど
……
あぅ
……
みみ、やめっ
……
ひっ!」
「
……
っは、すまない。君は好きだったと思ったんだが」
首筋から上がり、耳の裏を舐め上げ、耳朶を食めばフリーナは分かりやすく身悶えた。腕に閉じ込めた彼女の熱い吐息と徐々に上がる体温に私自身も興奮が高まるのを感じている。
「っ
……
!んぅ
……
〜〜〜〜っ
……
は
……
」
フリーナは自身の手を口に当て、声を出すまいとしている。何となく面白くなくて彼女の柔らかな臀部を撫で上げた。
「あ
……
んっ
……
ンンっ
……
」
形の良い柔らかな臀部はヌヴィレットの手の動きにぐにぐにとその形を変えた。多少乱暴に握れば指の隙間から入り切らなかった柔肉がはみ出す。彼は満足して近くの机にフリーナの上半身を押し倒した。
「あ
……
」
ヌヴィレットが覆いかぶさるように覗き込んでくる。銀髪がフリーナの顔を隠すように垂れるのを見て、カーテンみたいだな、なんて感想を抱いた。
「
……
フリーナ」
迷子の子供のような、イタズラを叱られる前の子供のような顔をして、ヌヴィレットは僕の名前を呼んだ。
――
なんて顔をしているんだい、キミは。
「ふふ
……
しょうがないなぁ
……
少しだけだよ。それでキミの不安が晴れるならね。
……
まあ、学校だし、少し手加減してくれると嬉しいかな」
「
……
善処しよう」
「それは絶対条件だからね」
二人の唇が重なり合う。フリーナがヌヴィレットの首に両腕を回し、引き寄せれば彼の長い舌が無遠慮に差し込まれた。
「
…………
っ
……
ふっ
……
」
嫌らしい水音が二人の耳を刺激する。互いが互いしか見えず、考えられず、世界が二人だけになった錯覚がした。揺れる机がカタカタと音を立てる。
ヌヴィレットの手がフリーナのブラウスのボタンを外す。冷たい手が慎ましやかな胸を守る下着を越えて直接きめ細やかな肌を撫でた。
空いた手はフリーナの片手を離さないように指を組む。
焦らすように胸を揉まれて、膝をすり合わせた。ここからの展開に期待が高まる。
二人の唇が離れ、見つめ合う。
「フリーナ
……
」
「ヌヴィレット
……
」
もう一度口付けを、と二人の顔が近づいたその時
――
「誰かいるのか?」
男性の声が聞こえて、二人の身体が不自然に固まる。
「
……
気のせいか」
男性の足音が遠ざかり、二人は安堵の息を吐き出した。
――
目と目が合う。
「フリーナ」
「駄目だよ、ヌヴィレット
……
そんな顔をしても駄目なものは駄目だからね」
甘やかな声で続きをねだる様に僕の名前を呼んだヌヴィレットを押し戻してブラウスのボタンを掛け直す。
その後、拗ねて帰り支度をしてる彼の耳元に口を寄せた。
「続きは僕らの家で。
……
ここじゃ恥ずかしいからね」
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