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2024-04-22 15:37:15
887文字
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タグ、掌編、その他
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タグまとめ6
刀神
それぞれフォロワーさんのお子さんお借りしています。
雷じゃないならなんだって言うの(小夜子と八雲さん)
白い光が走った。空から地上にかけて。小夜子はそれを見上げた。駆けていく光は、八雲のサングラスにも反射した。雨が降り注いで、ちょうどいい場所にちょうどいい雨宿りができる屋根があった。髪の毛が濡れて雨粒が足もとに落ちていく。手袋をしたまま、水滴を落とすために、髪の毛をひねって握りしめた。「そんなことしたら髪の毛痛めちゃうよ」という台詞が雨の代わりに降ってきた。「長くなったものね」八雲の苦笑いの声に、小夜子はそう答えた。
きみが好む彩度と呪詛(桂木と冥ちゃんさま)
はいいろの髪が、細いおとがいのあたりで揺れている。冥炎之剣という少女の姿をした刀神は、沈丁花が咲く花壇のすみに座っていた。沈丁花の白い花びらが髪の毛についている。沈丁花の花びらの内は白、外は赤紫。「よう冥殿、なにしてるんだ」少女の髪が風に揺れる。春の風は命をのせてやってくる。咽せるほどの命の香りが桂木の髪をも揺らす。「おはながさいているね、」少女は薄らとした声で誰にいうでもなく、呟いた。
一滴の天国(桂木と天青浄さん)
花になりたい、と言った。天青浄纏太刀という刀神はあきらかに不審なものを見るような目をしていた。手に持ったボロボロの本を懐に入れて、桂木は天照にきたばかりだというその刀神を見下ろす。「俺は雪魄桂木刀・伍号」その刀神は「そう」とだけ、言った。神にとって穢れは敵だが、その妖刀で何人も人間や何振りもの神を斬ってきた。「人間に使われてこそだ。俺の存在意義は。お前は違うのか?」
純水で織り成した花束(白映と瑠璃さん)
木の天辺でカアと鳴いた鴉を見上げると一気にそれらが増えていった。煩わしい鳴き声と一緒にしないでほしいと思う。瑠璃茉莉、彼女は「人を守りたい」と言った。守るということは守られないほうを傷つけてもよいということだ。そうですか、とこぼした白映の異能は誰かを、或いはなにかを傷つけることはできない。けれども主は重宝してくれているようだった。純粋な力の暴力で、人間と神を斬るためにその異能を使うのだ。
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