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はるれに
2024-04-11 00:37:14
470文字
Public
#SS(1〜30)
相談
槍なしのオレが咥えた煙草の先端に小さく赤が灯る。一本拝借したオレの手元のそれにも、同じく奴のルーン魔術で火が付けられた。禁煙室にオレ達の吐き出した紫煙がのぼる。
「最近プロトが可愛くてよぉ、うまそうで食っちまいたくなる」
「それには概ね同意見だが、最近
…
ってかお前会ったときからすげぇ猫可愛がりしてんぞ」
「え、そうかぁ? それならお前も同じじゃねぇか」
「オレぇ? オレは
……
、オレに至っていない若いオレを相手にするのが楽しくてだな。客観的に若いオレを眺める機会はそうそうねぇし、プロトは可愛いからなぁ」
「わかる」
槍なしのオレはため息を吐いてから低い声で「先に手出したら殺す」と呟いた。
「はっ、ガチなやつじゃねぇか。へいへい、オレに取られないようにさっさと食っちまえ」
「
……
でも本気で嫌がられたら萎えるだろ。避けられるようになったらへこむ」
「
……
」
ガチでガチなやつじゃねぇか。呆れたオレの心の声は口に出さずとも伝わっている。相手はがっくりと項垂れ、情けないうめき声が室内に響くのだった。
了
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