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やや
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とある特異点のビマとヨダナの小ネタ
思いついたものの小説にするには難しく、ネタツリーにしてポストするには長くなっちゃったのでこちらに収納。
特異点のふたりはビマヨダではなくてビマ+ヨダ。最後に成立済カルデアのビマヨダも少しだけ。
天と地じゃなくて同じ地平にいたいね、という話。甘くもないけどシリアスでもない、ふんわり特異点話。
特異点のビマ+ヨダナ(notカルデアビヨ)。
ビーマとドゥリーヨダナは別々の場所で召喚されて、それぞれの村を拠点に動いていたが、ビーマはあれやこれやと村民のために働くうちに、村民から篤く信仰されすぎてしまう。
信仰のせいで、気づけば半神の神性の要素の割合がぐんぐん増え、「神」として崇められるように。それを別の場所から見ていることしかできなかったドゥリーヨダナは、特異点解消のためにやってきたカルデアと一時共闘することに。
ビーマとの対戦(駆け足展開)。空に浮かぶ冷静な眼差しのビーマがドゥリーヨダナは忌々しくてならない。怒りと鬱憤のままに「ばっかもーん!」と棍棒をビーマに向かってぶん投げて、それの上に乗って飛んでいく(紙月CMのあれ)。
途中ビーマから、風の刃の攻撃が飛んできてヨの頰をかする。腹立たしくてならない。風の刃!あのビーマが自分相手にこんな小手先の攻撃を!
「森暮らしが長すぎて武器の使い方も忘れたかっ!」
そうしてビーマの頭上までたどり着いて、慣れない空中で棍棒を持ち直し、「貴様とわし様の戦うべき場はここでは、ないわ
……
っ!」と渾身の力でもってビーマに振り下ろす。ドゥリーヨダナの突飛な行動に反応の遅れたビーマはモロに攻撃をくらって、地へ落ちていく。
「後は任せたぞ!!」ドゥリーヨダナの声にしたから威勢のいいカルデアのマスターの返事が聞こえる。そう、後は任せた。なぜならドゥリーヨダナはこれからこんなに高所から地上に一人で降り立たねばならない。さて、受け身はどうとるべきか。
どちん!!とみっともなく落ちたドゥリーヨダナのことは誰にも見られなかった。地上では皆戦闘に集中していたからだ。そうして、今はビーマひとりが残されている。カルデアは先に進んでいる。それはそうだ。別にビーマはこの特異点の元凶ではない。ただ村民に頼られ、それに応えただけなのだから。
お人好しめ、とドゥリーヨダナは心の中で独りごちる。金の鎧が所々割れ、土の付いた満身創痍のビーマの元に、ドゥリーヨダナはゆっくり進む。ドゥリーヨダナだって神性の強いビーマを叩き落とすのにほとんどの魔力を使ってしまっている。もう立っているのもつらかった。
それでも、ビーマ相手にそんな姿は見せられない。
「ビーマよ」
呼びかける。
「なんだ
…
笑いに来たのかよ
…
」
自嘲するビーマを鼻で笑う。
「何を言う。まだわし様との決着がついていないであろう?」
「あ?」
「上で言ったはずだ、貴様とわし様の戦いの場はここではないと。我らが戦うのは、ここだ」
ざり
…
とドゥリーヨダナが地を踏む。自身の棍棒を地に打ち付ける。
「地に足つけて、得物を持って戦う。それがわし様とおまえだ」
ビーマをまっすぐに見つめる。それをビーマはまっすぐに受け止めた。口元に笑みが浮かぶ。
「ああ、そうだな」
ビーマの鎧がキラキラと姿を変え、紫の陣羽織へ変わっていく。ビーマが素足でしっかりと大地を踏む。足の指で地を掴む。武器を、顕現させる。すっくと立つその姿は、ドゥリーヨダナの見慣れたビーマそのものだ。
「時間制限はあるのか?」
「あのカルデアとやらがこの特異点を消すまでだな」
「充分だ」
「確かになあ?今のおまえなど、わし様があっという間にけちょんけちょんにしてくれるわ」
「言ってろ」
好戦的に笑うビーマにドゥリーヨダナも笑う。そうだ、我らはこうでなくては。天と地では喧嘩もできない。そこからは特異点が消えるまで、ひたすらに、真剣に、飽きもせず、ずっとずっと、ふたりは打ち合いを続けて、世界が消えゆくその瞬間まで、ふたりの武器がぶつかり合う音が響いていた。
おまけのカルデアの成立ビヨ。ふたり顔を寄せ合って特異点記録を参照中。
「特異点のわし様たち、随分好き勝手しておるなあ」
「楽しそうじゃねえか」
「わし様はこんな面倒、御免こうむる。おまえがちゃんと最初からわし様のそばにおればよいのだ」
「確かにな」
「
……
わかっておるのか」
「わかってる。この俺は、おまえの元にまっすぐ向かうさ、必ずな」
「フン、わかればよいのだ」
「安心したかよ?」
「
……
ッ
……
フンッ!!!!!」
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