はなおぼろ
2024-03-26 00:33:46
6182文字
Public
 

縁巌覆面作家企画4:容疑者後書き


■容疑者名:はなおぼろ


■pixivアカウント:https://www.pixiv.net/users/16626115


■参加グループと作品番号、作品タイトル

A-5:「あなたの血が、一等美味しい」
H-3:うつつにおり


■あらすじ

A-5
 S歴二XXX年、人類は元より存在した既存種と、血を栄養源と出来る吸血種の二種に枝分かれした。
「兄さんの、貴方の血が一番美味しいです!」
……え?」
 既存種である巌勝は、吸血種である双子の弟・縁壱から、ある日突然その様な言葉を伝えられる。

H-3
 縁壱には双子の兄がいる。縁壱は兄と遊ぶことが好きだ。
「次はこれで遊ぼう」
 兄に誘われ、今日も二人はUNOを始める。


■作品のネタ・お題の使い方を思いついたきっかけはなんですか?

A-5
 質問の内容と逸れるのですが、他に書く場所がないのでここでお題使用ポイントを補足しておきますと、リバース『位置・順序・関係または状態を逆にする』から、界隈あるあるネタ『鬼殺隊と鬼の逆転if』を擬似的に行っている点です。作中描写だと鬼狩りの剣士/鬼殺隊士であった縁壱・村田さん・伊之助が吸血種(吸血『鬼』)、鬼だった兄上・無惨様、童磨が既存種(人間)となっています。書いている私自身が説明しないと分かりづらいよな……と思っていたのですが、気づいて下さった方もいらっしゃって嬉しかったです。

H-3
 応募要項のテーマを眺めていた時にUNOの文字を見つけ、センター試験の一週間前にリアフレと二人でUNOをしていた(勉強は?)ことを思い出したので。あと夢が絡む話は別ジャンルではありますが過去に二回書いており、単純に私が好きな題材なので、縁巌でも書いておきたいなと。
 お題使用ポイントはそのままUNOの役札・リバースカードです。頂いた感想の中に『夢から現へのリバース』と書かれていたのを見て「ホンマや!?」と私自身が吃驚した程度には、全く意識していませんでした。


■ストーリーの構築において気を使った点、苦労した点などあれば教えて下さい。

A-5
 世界観の解説部分です。私自身は設定を詰めるのが好きなので、こういった部分を書いているときは筆が乗っているのですが、書きすぎて押しつけになってしまうのも嫌で……。しかし吸血鬼をマイルド版にするにあたって独自設定を盛り込んだ都合上、説明しないと伝わらないので、せめて読まれる方が少しでも読みやすいようにと努めました。

H-3
 eh様の『1000字~2000字グループ作成も検討中』のツイートに触発されて書き始めたのは良いものの、私自身は地の文をだらだら書いてしまう傾向にあるので如何に2000字以内で纏めるか苦労しました。


■作品で気に入っている箇所はどこですか?

A-5
 世界観の解説部分は苦労したと同時に、やはり筆が乗っている部分なので気に入っています。特に『ニシローランドゴリラをわざわざゴリラ・ゴリラ・ゴリラと呼ばない』の部分。ゴリラって(笑)と笑って下さった方がいたなら嬉しいです。
 あと終盤で兄上が走るシーン。物語の〆に入るということもあり、めちゃくちゃ筆が乗っていました。書いていた私自身も、あと少しでゴールだと気持ちがかなり走っていたので、良い感じに文章に反映できたかなと。

H-3
 2000文字以内に纏めることが出来たことです。過去に「2000字で終わると思ったら4000字超えていた」「5000字くらいを想定していて7000字超えていた」「6000字で収まる予定が現在進捗10000字」とかやらかしていた奴なので……。切りが良いところで2000字に収まってガッツポーズしました。


■削った描写、エピソードなどありましたか? 作成裏話歓迎です。

A-5
 実は『まだランドセルを(中略)機会があれば語るとする。』の部分ですが、過去回想として書いていました。しかし書いているうちに話の本筋に戻ってこられなくなってしまい、これ今必要ないな? と書いていた部分を切り離し、180文字程度に圧縮する方向にシフト。切り離した結果、進捗が12000字から1500字に後退した時は、もう提出できないんじゃないかと思いました。書き切れてよかったです。
 これは本筋と全く関係のない部分ですが、ファミレスのシーンはサ○ゼと言わずに如何にサ○ゼだと主張し続ける気持ちで書いていました。でも私、サ○ゼって片手で数えて指が余る程度にしか行ったことがないんですよね……。なのでサ○ゼについてインターネットの力を借りて色々調べました。サ○ゼに行ったとツイートしていたオンゲーの友に「コーヒーカップにソーサーってついているかな!?」とかいうフレンドチャットを飛ばして困惑させたりしていました(わざわざサイゼの珈琲の写真上げている呟きを探し「ソーサー写っているからあるみたいよ~」と教えてくれたフレンド、スペシャルサンクス)サ○ゼをよく知る方が読んで違和感のない仕上がりになっていたなら幸いです。

H-3
 書き上げたタイミングでは、縁巌作品をpixivに投稿していなかったので、SS部門に提出するか、書き足して参考作品として投稿するか一瞬悩んだのですが、主催eh様の優しいお言葉に甘えて提出させていただきました。
 UNOを出すにあたって、ルールとか調べなおしたのですが、知らん間にUNOリニューアルされていて驚きましたし、実は点数制だとか2人対戦時のリバースはスキップ扱いだとか初めて知りました。私が今まで遊んでいたUNOはUNOじゃなかった……? という気づきを得ました。


■推理をかわすために作戦を立てましたか? 立てた方は教えてください。

 初参加なので、手癖そのままに何も忍ばず参加したつもりです。段落の下げ方とか、記号の使い方とか、諸々そのままです。文章も私の書いた文章だなぁと自分で読んでいて思います。
 強いて言うならA-5は過去一カップリングっぽい話に仕上がったな、と。過去の投稿作品をご覧になって下さった方は分かると思うのですが、内容的に好きにすら発展していないようなカプ未満の話ばかり書いています。縁壱冒頭と終盤しか出てきていないのに、カプっぽいって何だよって話ですが、ちゃんと想いを向けあって結ばれた話を仕上げたのが本当に初めてなんですよ。その辺が探偵様の推理を阻害していたかは定かではありませんが……
 H-3は本当に内容も文章も手癖そのままに書いています。強いて言うなら、A-5がハッピーエンドだったので、方向性が違う話を書けば惑わされてくれる方はいるかな~と。


■あなたの作品だと推理された作品はありましたか?

Aグループ
 A-2コト様の「パウンドケーキとうさぎエプロン」とA-4あざこざ様の「I'm near.」です。特にコト様の作品で推理されている方が多かったかな、と。
 お二方の作品共に可愛さと切なさのバランスが巧みで、私には絶対書けないストーリーだ……! と凄く感動しながら読んだ作品でしたので、ぽっと出の私の名前があがるたびに申し訳なさで一杯でした。
 私が調べることのできた範囲でA-5だと答えて下さったのは、同グループのまめ様お一人だった気がします。初参加だからと忍ばず修正しなかった書き癖でバッチリ捕捉されていました。

Hグループ
 H-1 yura様の「悲しみと喜びが入れかわる詩(うた)」とH-2夏緒様の「生々流転」、H-4からり様の「今宵あなたの月になれたら」です。からり様の作品で推理されている方が比較的多かったかな、と。
 参考作品の印象からメリバ寄りの話は書かれなさそう、優しくてあったかい雰囲気の作品と評していただけて、yura様・からり様の希望や優しさに包まれた終わり方をされている作品に名前があがることが多かったです。A-5と方向性が違う作戦大成功と思いつつ、実はH-3なんだ……不穏オチですまない……の気持ちで一杯でした。
 実は高校大学と小説より詩を書いていた時期があったり、大学で天文サークルに所属していたりと、私個人で観測した場合1・4共にありえそうな内容だったのですが、この辺の情報は呟いた記憶が無いのと、yura様のように逆から読んで受取り方が180度変貌するような巧みな詩は私には書けませんし、からり様のように寄り添い包み込むような優しい作品も私には書けません。また夏緒様のような丁寧で読みやすい文章と私の文章は程遠いので、ぽっと出の私の名前があがるたびに申し訳なさで一杯でした。
 H-3だと答えて下さった方もいらっしゃいました。見つけて下さってありがとうございます。因みにA-5より正答数高かったです。


■あなたの作品が他の方の作品だと推理された作者さんはいましたか?

Aグループ
 お名前があがっていたのは、コト様、eh様、まめ様、あみゅ様ですね。素敵な作品を書かれる作家様ばかりで、大変恐縮でした。
 特にあみゅ様だと仰っている方が本当に多くて、個人的に吃驚していました。というのもですね、ファミレスでの童磨のセリフ「え! つまりだ(中略)その時『クッソマズい!』って言われたのって」の部分が渾身の童琴アピールだったので、童しのでもご活躍されているあみゅ様は一番に候補から外れるだろうなって、思っていたんです……。クソマズのインパクトにアピール掻き消されちゃっている!? 私、あみゅ様のような設定が緻密で壮大なストーリー書けないよ~と胃痛を感じていました。

Hグループ
 お名前があがっていたのは、yura様、eh様、からり様の御三方でした。A-5に比べて突出してどなたかが多いというわけではなかったのですが、eh様だと推理されている方が若干多かったです。こちらも素敵な作品を書かれる作家様ばかりで、大変恐縮でした。


■作品の続編または長編化のご予定はありますか。

A-5
 続編ではありませんが、切り離した部分を整えて爆誕した過去編が本編とほぼ同等文字数で控えています。近日中にpixivの方に掲載しようと思っているので、興味がある方は是非。本編のここの部分って過去編のここだったのね、みたいな補完になっている……はずです。
 今回兄上視点で固定していたのもあって、余力があったら縁壱視点書いてみたいなぁという気持ちだけはあります。予定は未定です。

H-3
 書き足して参考作品にするか悩んでいたということもあって、実は続きを考えていました。続けた場合のオチも決まっています。でも提出した形で割ときれいに纏まっているし、このままでも良いかなぁという気持ちもあったりして。


■推理期間中、褒められた点を教えてください。

A-5
 沢山の方に設定褒めていただけて嬉しかったです! 仮にも吸血鬼ものなのに、すけべどころか吸血シーンすら一切無いのですが、その辺に新鮮さを感じで下さった方も多くて。褒めていただけたということは、少なくとも設定の部分が読みにくいとかはなかったんだな、と一安心しています。

H-3
 縁壱切ないとか兄上優しいといったご感想を沢山いただいて、私がこの作品で伝えたかった部分なので、切ない優しいと言っていただく度に褒めていただけた心地でした。
 また、お話作るの凄く上手! と言っていただけたりもして、嬉し過ぎてスマホ抱きしめながらごろんごろんしていました。


■この企画に参加して、改めて気づいたことはありますか?

 改めて縁巌界隈の作家様方って、素晴らしい方ばかりなんだなって……。読者として覆面企画の度に作品を読ませていただいた頃から思っていましたが、参加者として関わらせていただいて、より深くそれを感じました。
 また、こんなぽっと出の新参者にも優しくリプライ飛ばして下さり、皆様本当にお優しい。期間中楽しい思い出が沢山できました。


■参加作品の中で印象深い作品をあげてください。

 執筆者視点で言うと、H-1 yura様の「悲しみと喜びが入れかわる詩(うた)」とF-6 LB1乳酸菌様の「Rem.(レム)」、J-6がーこ様の「花喰い鬼」です。
 H-1はお題の使い方の大胆さ。度肝を抜かされました。また感想文の方でも述べたのですが、そういう詩を作るハードル激高なので、発想を真似ようと思っても私には無理だなと思いました。
 F-6・J-6は、そっか! 花吐き病良いんだった! 吐いているもんな! と。完全に盲点でした。私は年齢制限作品は後に読んだのでJ-6を先に読ませていただいたのですが、こちらの作品を読むまで本当に花吐き病のこと頭から抜け落ちていて。お二人のお題に対する視野の広さを感じました。


■参加作品の中で印象深いタイトルの作品をあげてください。

 C-1みゆ様の「<<」とC-3二月うさぎ様の「霧らふ」、K-1紫様の「Thead」です。どちらの作品も、どういう意味なのだろうと深く考えさせられるタイトルですね。
 C-1・C-3のタイトルは、他の方の感想文やご本人様の解説で「なるほど~~!!」と感動し、タイトルの意味をふまえて再度作品を読ませていただきました。
 紫様は例年通りであれば後書きでタイトル解説をしてくださると思っているので、紫様の解説を凄く楽しみにしています。


■探偵さん&感想者さん&ファンアート職人の皆様に一言。

探偵様へ
 ぽっと出の新参者が混ざっているにもかかわらず、果敢に推理して下さり本当にありがとうございました! 推理にあたって参考作品及び別ジャンル過去作にも目を通して下さった方もいて、嬉しい限りです。

感想者様へ
 感想沢山いただけて本当に嬉しいです! 嬉し過ぎて無限に読み直しています。うぅ、参加して本当に良かった……。スクショとって印刷して宝物にします、本当にありがとうございました。

ファンアート職人様へ
 様々な作品の、そして様々な形態のファンアートに、ファンアートタグを検索する度に楽しませていただいております。
 素晴らしい企画をより彩るファンアートは、ファンアート職人様方の各作品への愛あってこそだと思っているので、皆様の愛の形を沢山拝見・拝読・拝聴することができ、一読者としてとても幸せです。


■主催者側に一言あれば。

 こういった企画に参加するのが初めてだったこともあり、不安で一杯だったのですが、優しく丁寧に対応していただけてとても助かりました。
 また多くの作家様と綿密にやり取りを交わされながらご自身の作品も書きあげられ、数多の作品の特徴を把握してグループごとに割振り、想像を絶する苦労と忙しさがあったかと思います。eh様の企画を盛り上げようという姿、真摯な対応があってこそ、多くの方が応援し、楽しみ、愛する企画になっているのでしょう。
 企画の立案および運営、誠にお疲れ様でした。



 改めまして、縁巌勝覆面作家企画4に携わる全ての皆様に、感謝の気持ちを込めて。ありがとうございました!!