モブ寮生の災難

注!名前のあるモブが出ます。

勘違いした先輩に詰められるモブ寮生
おれは、モブ寮生に、なりたかった……

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偶然、用事があって1階に来ていた僕と帰宅時間が被ったのだろう、よく見る後ろ姿、赤み掛かった茶髪に赤いパーカー、天ノ河くんだ。
「天ノ河く……」
「にしても宙も災難だな~あの田中に振られるなんて相当だぞ」
「うるさいなぁ。仕方ないだろ」
「まぁ、それもそうだな」
……どういうことだろう。振られた?天ノ河くんが?誰に?田中?
声を掛けようとして挙げた手は力なくだらりと下がり、天ノ河くんと野村くんは談笑を続けながら遠ざかっていく。
僕は脳内で検索をかけた。天ノ河くんと、関りのある、田中、という人物。
「じゃーなー」
「おう」
ふと、背後で声が聞こえた。寮生で天ノ河くんと同じクラスの、『田中』くんだ。

「『田中』くん。ちょっといいかな?」

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ぴの
宙清が生き甲斐、平成の腐女子です。
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