破壊
2024-03-04 16:45:50
2542文字
Public 伏せ
 

ソプスク:感想


終わったのか?俺達のソープスクールが。

しっかりクトゥルフしてて、でもかなりロールプレイ重視って感じで、探索者や他キャラ達の人生をしっかり受け止めるシナリオで楽しかった。今までダイス振って探索して謎解いてって事しか考えてなかったし、こんなに大量のキャラクターに向けてロールしたの初めてかも。どうだろ。4PLだとその分一人一人の人生を感じられるしそれに関わる事になるから凄い頭使って、だから不思議と物寂しいなって気分になる。学校行事が終わった気分だ、学園祭とか修学旅行とか。


俺、亥狩の事、メチャクチャ好きだな。人間としてっていうか、人間が人間であるが故の"情"の部分が終わってる共感能力ゼロの人格破綻者、メチャクチャ好きだよ。田辺とのシーンで毎回どシカトかましたり素直に嫌悪ですって顔したり普通に嫌っているところが凄い面白い。エンド良かったね最悪で。田辺の気持ち悪さが凄い嬉しいよ、憎悪も嫌悪も執着も広義の愛だと思って生きているオタクだからこれってボーイズラブなんだ~になった。愛ってグロテスクだって花蜜も言ってたしな。
多分亥狩は涅の事気合わねえと思ってるだろうし必要以上に仲良くならないだろうけど、涅は亥狩と一緒にいるの楽しいと思うよ。誰といたって楽しいだろうけどコイツは。

野村みれいという女、終盤のド攻め何?誰も彼女を捉える事は出来ない俊足の女、組み付きを必中させる。吉田沙保里だろ。加害者としての姿勢が凄い好き、こんなんでいいんですよ加害者なんて。加害者の立場から言わせてもらうと野村みれいは『良い子ちゃん』です。自分が悪かったなんて言うのは簡単で、自分を犠牲にするのも許さなくていいなんて言うのも自分勝手で、結局自分本位なんですよ。そう、加害者ってのはどんな理由があろうとどう生きてこようと結局"これ"なんだよ。ありがとう。
竹林とのガールズラブエンド本当に感謝しちゃったしガッツポーズしちゃった。グロすぎる~!嫌すぎて本当に嬉しい、これがフィクションで良かった~の感情が凄いある。ありがとう、だよ。

ほさんについては本当に握っていたのが眠井さんで、動いていたキャラが花蜜で良かったの気持ちしかない。花蜜と眠井さんのおかげで蛮行ミンチ中学校は完結出来たと思ってる。私達の誰が握っても上手くはやれただろうけど、この陣はこの二人しかありえなかっただろうなと思う。杏との愛のやり取り、教師と生徒というグロさの上で成り立っている気持ち悪い感情が本当ゾッとして口角上がったまんま戻らなかったよ。墓地の前で杏の亡霊を幸せそうに抱き締める女教師、怖すぎる。大好きだ。この二人が幸せならそれでオッケーです。杏の亡霊と毎晩ダンスしていてくれ。


ソープスクールってグロすぎる!!4人中3人が全員登場キャラから執着依存されてるの意味わかんない、怖い。俺だけが正常の街。ほよんって何考えてるのか分からない異常者って設定がガチの異常者だったって結末で笑えるんですけど、この中で誰よりも正常で誰よりもハッピーで誰よりも自分が思う正しい道を突き進んでるの、最初から最後までひっくるめて『傍観者』って感じでいいですね。傍観者だったよ涅は。正常ではねえだろ、常に幻覚と妄想抱いてんだよこっちは。

シナリオ中唯一体力が全く回復しない男であり、クリティカルもファンブルも出さなかった男。なんていうか、"らしいな"の気持ちがある。後遺症としてミシュランマンを連れて帰ったのがメチャクチャ平和的で悪意の欠片もない頭のおかしい男っていうのも面白い。亥狩が連れて帰った方が1番"っぽい"のに。どうすんだよ、悪徳って何?深夜のラーメンか、映画やミステリ小説のネタバレか。



妹認識誤作動、どう落とし所をつけようかとても迷った。涅には妹という存在がいる事に喜びも仲良くしたいって感情もあったけど、かといってその関係に執着するほど大切にしていたってわけでもなくて。そんな中で杏は実は妹じゃなかったし自分は施設生まれ施設育ち見ているもの大体幻覚で、実の妹は吉良えりなでしたって言われても謎だろ。
吉良からお兄ちゃんでいて欲しいって言われて、本当にどうしようか迷った。ここでじゃあ兄妹やろう!って思考には絶対ならないし、杏の事も割り切れてはいない。でも吉良が自分の妹かもしれないっていうのは資料を見てから頭の片隅にはあって、こんなに自分を求めて泣いている可哀想な子を突き放す事も出来ないで、凄い迷ったよ。涅的にはただ『可哀想だから』って想いが1番強かったかも。それが涅の提案した"妥協"だな。

エンド描写での吉良と涅、綺麗な終わり方出来たな~と思ってる。ここでも涅は実際吉良を『自分の妹』として受け入れているわけではなく『可哀想な妹』として認識している。吉良に「妹として受け入れてくれるの?」て聞かれた時、明確に答えてないんだよね。どうしようかなあ、から、身寄りがないなら一緒に暮らそうか、にしている。嘘は吐いてないし、騙してもないし、素直に応えてる。「なんとか出来るように"頑張ってもいい"」なんだよ、涅が言ってるのって。
楽しい事苦しい事つらい事全部聞いてあげる、って言うのは、杏の時の事を思い出しています。ほよんは妹が家族として自分に話してくれるのをずっと待っていたので。しかも聞くだけなんだよな、毎回。でも凄く綺麗な終わり方で満足しています、ありがとうおにぎりさん。


これはどうでもいい話なんですけど、いじめられっ子だった人間のカウンセリング全部涅がやってたな。沼尾とか竹林とか。どれも聞くだけで、相手にどうしたいかどうして欲しいか委ねている。多分それが合ってると思うんだよな、傍観者であり第三者である『教師』の立場なら。涅はそうした。本人は教師としてとか人間としてとかは全く考えていないんだけど、涅は良い意味でも悪い意味でも他人に平等だから、まあこれが正解かな。

自我だったら絶対「じゃあ逃げれば?学校休めよ」とか「嫌なら刺し殺しでもすればええやろ笑」とか「虐める方が悪いのは当然として、虐められる方にも問題ってあるんだよなあ」って言ってる。ほよんで良かったと心から思いました。