破壊
2024-03-04 15:18:25
1524文字
Public 伏せ
 

クロメテ:第3章


第1章での『迦麻楼』は何も知らず平凡に暮らしてきたただの図書館の司書で、グルナに出会ってから徐々に蘇る記憶や勝手に湧き上がる想いにドン引きしていた。ので、終始全然仲良くなれそうな気配はない。

第2章での『ローウェル・ガルーダ』は過去に自分を孤児院へ預けた血のように紅い瞳をした人物にまた会いたいという感情がそもそも存在していた。ので、序盤犬猿していたが目の前の怪しい人物がそうだと気付いてからは物腰が柔らかく落ち着いた。
でも第2章ってグルナもローウェルも互いに自分の場所で既に大切なものとか人間関係を築いていたから、神父的には第一優先は家族や住民や身近な人々の愛だったな。会いたかった人だけど、二の次ではある。

第3章では『食土迦楼』もグルナも元々同室でダチでバディで常に一緒に行動して一緒に暮らす者同士だったから、第1章第2章の関係値よりは最初からかなり近かったし、悪友なんだろうなって感じ。兄弟みたいに仲が良いとか家族みたいだとかより本当に"悪友"なんだろうなとは思った。


かなり好戦的な性格だった。戦争に行っている傭兵ならそれぐらい強気じゃないとなと思ってそうしたけど、これが本来の性格だったわけで。第1章の頃から狂犬ではあったものの数々の世界を経て少しずつ穏やかに大人しくはなっていたような気はするし、もしかしたら第3章とは違って最初から傍にグルナがいなかった所為の可能性もある。
なんにせよ今後の『食土迦楼』は散々他人を煽り散らかす、生意気で言葉が強くて大口開けてゲラゲラ笑うような男だよ。しかもシナリオ中グルナのオカルトをオタクだとバカにしていたけど、これからの迦楼はオカルト80あるからな。

楼のときの神話生物との対峙は「変な事に巻き込まれたし、敵は気持ち悪いし、一緒にいた男は自分の血を吸ってバケモノになって本当最悪」って泣いてた。成り行きでその場にいただけで本当は戦いたくないし凄い帰りたかった。
ローウェルのときは自分の全うする使命が存在していたからどこまでも戦い続ける意志があった。自分の命に代えてもやるべき事や守るべきものが在ったから当然戦っていた。その理由にほいちは関係していない。
迦楼になって漸く「グルナの傍にいたいから、コイツを生かしてやりたいから、人類の為の尊い犠牲なんかにしてやりたくないから」って想いがあったらしい。ていうか捨て駒みたいに扱われている自分達の事が許せなかったって感情もあるだろうし、正直世界がどうなろうとどうでもいいけどこんな事でダチを失いたくはないって思ってたんじゃねえかな。知らんけど。
神話生物が何?俺達の方が強い。マジ卍。そんな気概がある。



なんやかんやあって普通の生活を送る世界の迦楼は恐らくグルナと同じマンションの別の階住みだろうし、この日俺居ないからって勝手に荷物の届け先をグルナの部屋にしたりウーバー受け取らせたりしてるよ。
アイツらに会えるかな!つってルルイエリゾートにグルナを引っ張って遊びに行ったり、深夜の教会に忍び込んで神父の真似事して遊んだり、ゲームしたりピザ食ったり、カフェや街でナンパされてるグルナを見てゲラゲラ笑ったり。そんな感じで平穏な"今"を唯一無二のダチと楽しんでいると思う。

もしまたこの平穏が崩れ去って世界の終わりが訪れて、自分達がバラバラにされるような時が来たら、その時はその時で世界なんて放っておいて二人でさっさと逃げちゃおうと思っている。
それでもし自分だけが死んだりなんかした時は、グルナは前みたいに俺の事なんて探したりせず、僅かな時間でもいいから自由に生きていて欲しいな。俺はお前の事を捜したりなんかしないから。