【能楽鑑賞】#113 大槻文藏 裕一の会 東京公演

復曲能「碁」 狂言「伊文字」 能「融」

大槻文藏 裕一の会 東京公演

観世能楽堂
2024年3月2日(土) 13時開演

復曲能「碁」
尼/空蝉の霊:大槻文藏
軒端ノ荻の霊:大槻裕一
    旅僧:宝生欣哉
   所ノ者:野村太一郎

  笛:松田弘之
 小鼓:観世新九郎
 大鼓:亀井広忠
 地頭:観世喜正


狂言「伊文字」
女/使いの者:野村万作
     主:飯田豪
  太郎冠者:高野和憲
    後見:岡聡史


能「融」思立之出 舞返之伝
尉/融大臣:大槻裕一
   旅僧:福王知登
  所ノ者:深田博治

  笛:竹市学
 小鼓:成田奏
 大鼓:亀井広忠
 太鼓:小寺真佐人
 地頭:梅若紀彰

*・*・*

文藏先生と裕一くんが東京に来る!😆✨
しかも狂言方もワキもお囃子も好きな人ばかりやーん🥹💕
ということで行ってきました🤗

昨年、文藏先生のお能をかぶりつきで観たら虜✨になってしまいまして、以降は文藏先生のお能を都内で観れる機会があったら、なるべく逃さないようにしようと思いながら生きてきました(笑)

ちなみに文藏先生のお能を初めて見たのは一昨年だったんですが、その時はチケ代をケチった結果、座席が遠すぎて「遠い😑」という記憶と後悔しか残ってないので(苦笑)お能もかぶりつきで観るのが一番だと学習しました(笑)

特に脇正面はシテ方のオーラをもろ浴びれるので大好きです!😆✨(ただし地謡の謡もダイレクトに飛んでくるので、気を抜くと意識を失う可能性があります😂)


●復曲能「碁」

源氏物語の「空蝉」の巻を描いた夢幻能。旅僧(ワキ)が夢うつつになる後半では、碁盤を乗せた台が運び込まれ、空蝉(後シテ)と軒端ノ荻(ツレ)の霊が現れる。二人は昔を懐かしむように碁を打ち始めるが、空蝉が負けると心が乱れ、光源氏が忍び込んできた夜の出来事をありのままに見せる。

廃曲となっていたものを1962年に金剛流が復曲したが、観世流では2001年に復曲。今回はその再演である。

シテもツレもワキもアイもお囃子も一流なので、すんばらしい!の一言(特に松田さんの哀愁漂う笛の音色が合っていた)。前シテの尼が出てきた時は、その美しい容姿とオーラに心奪われました。こうなるともう目が離せないです。文藏先生は人の心を引き寄せてしまう、ダイソンもビックリな謎の吸引力をお持ちなのではないか?(ナンジャソリャw)

夢幻能だが、碁を打つシーンは写実的で面白い。光源氏が忍び込んできた夜の出来事を見せた後は、シテとツレの相舞を披露しますが、文藏先生と裕一くんの息のあった相舞は、これまた美しくてお見事でした。とてもとても素敵なお能の世界でした✨✨✨

パターン化されたものが多い現行曲に比べると、演出的にはとても個性感じる演目なので、是非とも再演を繰り返して、メジャーに押し上げて頂きたい。でないと勿体ない。それに源氏物語、今、旬だし(笑)

てか、平家物語に比べると、源氏物語を題材にした演目は少ないんですよね、確か。なのでこの曲も貴重な一曲だと言えると思います。


●狂言「伊文字」

随分前にシテ萬斎さんで一度だけ観たことあるので、ちょっと懐かしい。

当時の感想(あらすじもコチラ)↓
https://chaosnokanoke.xxxx.jp/archives/25734

何気に万作さんの女方って初めて観たかも??(お顔が見えないのでカウントして良いのか怪しいがw)赤い羽織を被っており、中は白いお着物だった。先日の定例公演で萬斎さんが着てたものと同じものかしら??🤔

後シテの下の句の「い」で始まる国の名を考えながら、舞う姿はとても洗練されていて、流石、人間国宝って感じでした。とても92歳とは思えない軽やかさでした😌

パンフには、飯田さんが太郎冠者で、高野さんが主と書かれてたけど、実際に演じたのは逆で、飯田さんが主の役で、高野さんが太郎冠者。飯田さんは貫禄があるので主の役もなかなか様になっておりました。


●能「融」思立之出 舞返之伝

過去に「思立之出・十三段之舞」の小書きで観たことある演目です。後シテがひたすら舞うのです。舞いまくるのです。その優雅さと凄さが圧巻で、以来とても気に入ってる演目。

当時の感想↓
https://chaosnokanoke.xxxx.jp/archives/26400

今回は技術と若さを兼ね揃えた裕一くんが演るというのだから、期待せずにはいられない。てか、何気に裕一くんのシテを観るのは初めてかも??🤔(ツレや地謡ではよく見かけるのだが)。

今回の「舞返之伝」は、通常の舞を終えた後に、更に急調の舞が追加されるという、これまたシテもお囃子も大変な演出ですが、裕一くんは見事にやりきり、キレッキレの舞がとてもカッコ良かったです!🥹✨

あと広忠さんの凄さも毎度のことですが、久しぶりに観た(気がする)竹市さんの笛も凄いRockだったなァと思います😁

やはり「融」という演目は自分好みだなァと思うと同時に、裕一くんのお能の上手さに、この調子で歳を重ねていったらどんな能楽師になるのか、将来がとても楽しみになりました。


あと何気にシテとワキが、
炭治郎と義勇さんのコンビでしたね😁

鬼滅メンツ多めで、ちょっと懐かしくもなりました😌

あと裕一くん、僅かに見える素肌の部分を見てたらお肌がキレイで、若いってええなーと思いました😂