雨月 ひより
2024-03-02 21:30:04
910文字
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眠る貴方の隣で俺も眠ろう

Twitter(X)のハッシュタグ『#いいねが早かった人に適当な短文を投げる』でリクエストで書きました。
CPはお任せとのことなのでリヒシモで書きました。

今日は乱闘もない、夜は依頼もなく本当に丸一日が休みになった。

屋敷にいてもつまらなかったから、シモンを誘って草原に来てみた。

今日は良い天気だ。

テレビと言う機械で流す映像で『今日一日快晴』だと聞いてから来たんだ。

ここ数日は雨が降っていたり、雨は降っていなくとも曇り空だったから、久しぶりに太陽を見た気がする。

日差しが眩しい。

丘を登り大きな樹の下で二人で腰かける。

大きな樹の葉が日陰になりちょうど良い。

「見晴らしも良いな~」

「そうだな」

丘の上からなら草原を一望出来る。

当たり前だが本当に一面草だらけだ。

草以外は遮る物が何もない。

風が吹いてきた。

温くもなく、冷たくもなくちょうど良い風がとても気持ち良い。

隣にいるシモンを横目でチラと見る。

肩までの長さの金色の髪が風に靡いて美しい。

「シモン、綺麗だな

シモンの美しさに見とれてしまって、つい本心が口から漏れた。

「あっ

しかし、それにシモンが気付くことはなかった。

「シモン?」

先程より良く見ると、シモンは目を閉じていた。

微かに寝息も聞こえてくる。

「寝てるのか

口から漏れた本心を聞かれずに済んだが、聞いて顔を赤くしただろうシモンも見たかったのに少し残念だ。

「んー、これじゃ折角、誘って出掛けても昼寝じゃ結局、屋敷にいるのと変わらないなぁ

此処なら二人きりだし、沢山話したかった。

それでも起こす気にはなれない。

本当に気持ち良さそうに眠っているからだ。

「綺麗な寝顔だな

まるで、誰かが眠りから覚ましてくれる時を静かに待ち続けて眠る、おとぎ話の眠り姫のように

「なんてな

その綺麗な寝顔を見ていたら俺も眠くなってきた。

「俺も少しだけ寝るかな

一眠りすることにして、懐中時計を見る。

「よし、今から二時間位」

寝過ぎるのも良くないからこの辺で、と決めて懐中時計をしまう。

「おやすみ、シモン

俺も暫く眠りの世界に行く。

そこでシモンに会えたらそのこととか話そうかな



暫くの休息の為、俺も目を閉じた。