つの
746文字
Public まほやく
 

まほやく短歌ログ

詞書で明言していなければ因縁(左右不定)です。一部カイオエ。並びは発表順。できれば縦書きモードでお読みください。

「恋は檻 愛はくびきだ」なら、これを好きに呼んだらいいさ おまえは

千年に一度きりだよ(きみがすき)アイスクリームが溶けるだなんて

心臓の場所にはうろいていて(きみが棲んでる) だから死なない

生きるとは生き延びること を覗けばわかる氷越しのfurnace

光る雪reflection ぜんぶおまえになったって聞いてやるからぜんぶ話せよ

つよいからきみがひとりで食べてしまうホールケーキのホールはwhole無欠

フォ学でカラオケ
too good to be true おまえがな 歌う瞳に蓄光の銀河

カイオエ 向こう傷
まっさらな背に爪立てて「ここに傷つけるのは僕だけ」と笑った

クロエとオーエン
さみしさは溶けるよ(それがこわいの?)36度5分の融点



火傷みたいな恋をしている
「奪うだけのつもりだった」「目で見たら火傷するって教わらなかった?」

これでもう君はひとりで死ねないよ。All's fair in love and war.

煉獄は世界の終わる朝のカフェ「明るいから表情かおがよく見える」



シェイクスピア ソネット18
夏のこと恋の季語だと思ってる君の言葉はときどきソネット



「いつでも、出ていけるし、いつでも、戻ってこられるんだ」
ひとがたの予祝のようなひとなので、その部屋はいつも開かれている。

は窓で唇は戸で執着は横殴りの雨 水晶を叩く

言問を重ねるごとに開きゆく扉があって「窓から入るな」

玻璃窓を伝う流星そのように無疵の肌ずっと(あ)いたかったの

まじないはのろいでもある 指切りは忘れぬための? 忘れるための?

扉とは、いつか出ていくための場所。きみを手放すための練習。