【能楽鑑賞】#108 観世流太鼓職分会

能「道成寺」

観世流太鼓職分会

観世能楽堂
2024年2月12日(月・振休)
開演 午後1時30分

舞囃子『高砂』八段之舞
シテ:観世喜正
 笛:一噲隆之
小鼓:観世新九郎
大鼓:柿原弘和
太鼓:小寺真佐人
地謡:坂井音雅、武田友志
   観世三郎太、山階彌右衛門、観世淳夫

一調『貝尽し』
野村太一郎 太鼓:麦谷暁夫

一調『百萬』
宝生常三 太鼓:田中 達

一調『野守』
藤波重彦 太鼓:林 雄一郎

一調『葛城』
浅見重好 太鼓:加藤洋輝

一調『山姥』
関根知孝 太鼓:井上敬介

一調『西行桜』
梅若紀彰 太鼓:小寺佐七→小寺真佐人(代演)

連調『誓願寺』
太鼓:麦谷清一郎、鬼頭義命
   徳田宗久、飯森友春、大橋紀美
地謡:坂井音雅、武田友志、関根知孝、清水義也

一調『巻絹』
観世銕之丞 太鼓:金春惣右衛門

能『道成寺』
  シテ:観世清和
  ワキ:宝生常三
ワキツレ:舘田善博、梅村昌功
  アイ:野村萬斎、野村裕基

   笛:一噲隆晴
  小鼓:大倉源次郎
  大鼓:亀井広忠
  太鼓:観世結子

後見:山階彌右衛門、観世三郎太、坂口貴信
地謡:井上裕之真、清水義也
   藤波重彦、浅見重好
   観世淳夫、梅若紀彰
   観世銕之丞、観世喜正

  鐘後見:上田公威、木月宣行、関根祥丸
      角幸二郎、杉浦悠一朗
狂言鐘後見:深田博治、高野和憲
      中村修一、内藤連

*・*・*

お能の会、凄い久しぶりな気がするッ!

と思ったけど、調べたら前回のお能の会から16日しか経ってなかったw

先日スーパー歌舞伎を観たせいか、感覚バグってる😅


さて、今回は観世流宗家の『道成寺』を観に観世能楽堂に行ってきました。

メインのお能以外にも、観世喜正さんの舞囃子や、美声だらけの一調、太鼓の合奏による連調と、内容が盛り沢山で、中でも喜正さんの安定感ある舞は見惚れてしまった(好き)。

また、狂言方である太一郎さんと、ワキ方の宝生常三さんの一調もなかなか貴重だったと思います(紋付姿の常三さん初めて見たかも🙄

一調は、前半は普通に聴けてたんですが、後半は明らかにα波をビンビンに出してくる方がいらして、ちょっと瞼の重みが危うかったです😅

アレ、凄かったな
ホントにネガティブな意味じゃなくて、あまりの気持ちよさに、そのまま身を委ねて寝てしまえば日頃の疲れも浄化できそうな気分になった😳

「優れた能は人を眠らせる」なんて言葉もあるとかないとか🙄
それだけ謡が上手いってことなんでしょうな。
(でもラリホー掛けられるのは困ります!笑)

※ラリホー=敵1体を眠りにさそうドラクエの呪文


さて、メインの能『道成寺』。

これまで若手の道成寺披キを観てきたけど、今回はベテランもベテラン、観世流宗家の道成寺。お囃子も文句無しの構成。こんなの期待せずには居られない。

そして実際に観たら想像以上に素晴らしかったし、何より今回の道成寺に挑む全ての演者が生み出す空気感が凄かったです。

てか、語彙力無さ過ぎて「凄かった」しか言えないのがもどかしい(苦笑)。今、脳内に小田和正氏が降りてきて「♪La la la,la la la 言葉に できな〜い」って、歌ってます(ぇ?w)


大倉源次郎さんの小鼓と、シテの宗家が一対一で生み出す、重厚な空気感は、まさにLIVEでしか味わえないもので、チケ代が歌舞伎座並に高かったけど😂観に来て良かったと思いました。

以前、三郎太さんの道成寺がテレビで放送されてたけど、この空気感だけは映像では再現できないと思う🙄

テンポが変わった後の、広忠さんの大鼓と源次郎さんの小鼓も、物凄い気迫で圧巻でした✨
もうバトルだった。バトッてた。

そして鐘入りは、とても綺麗に決まって、心の中で拍手喝采しておりました!😆👏👏👏


アイは我が推し萬斎さんと裕基くん親子。

以前は声がソックリで双子みたいで可愛いと思ってたけど(笑)、今回は裕基くんの方に裕基くんらしさが出てきたような気がして、またひとつ上手くなったんじゃないかと。

彼が真面目に堅物を演じれば演じるほど、萬斎さんの方のキャラが際立つので、見所もウケてて良い掛け合いでした👍✨

あと前半の萬斎さんは、私が勝手にフィルターかけてただけかもしれませんが、何となく渋いオーラが出てて、いつも以上にカッコ良く見えました🥹✨(ナンジャソリャw)

ベテランの芸を楽しみつつ、若手の成長も楽しめる。
伝統芸能って面白いな、と改めて。


後シテのターンも素晴らしく、常三さんが冷静にシテを追い詰めていくその後ろで、ワキツレの舘田善博さんがキリリッと表情も動きも決めてて、ちょっとカッコイイなと思いました🥹✨

いや~やはり道成寺は面白いなァ。
ますます虜になりました😌