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ree_1116
2019-08-24 23:13:16
3793文字
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すたんぴるろ(ルロー)
すたんぴネタバレ含みますが、記憶力皆無なので色んなものが間違ってる可能性大😓
ふせったに載せたものになります🙇♀️
「シャークサブマージ3号を使え!」
ロボ屋からのそんな声で黒足屋を筆頭にドックに降りて行く様を見て、なんでこうなると思わず頭を抱えた。
主催の名を聞いて、嫌な予感はあった。まんま、それが当たった。探りを入れた先に思わぬ事態を知り、そこで潜入がバレた。テメェを囮になんとかクルーたちは逃すことは出来たが。さて、どうするかと見た先に知った船。丁度いいと飛び、知ることが出来たことを話したってのに。
「まぁ麦わら屋だしな」
「俺がなんだって?」
仕方ねぇと降りて行く背に続こうとして、手を引かれた。
思わず顔を顰めた俺に、悪いと傷を負った箇所を掌で摩る。
「ちゃんとチョッパーに手当てしてもらえよ」
「
……
ああ、そうするよ」
礼を返すにも今の状態では分が悪いこともちゃんとわかっている。ある程度でも手当てして、体力を温存させるのが一番だ。わかってる。
「ひでぇな」
「そうでもねぇよ」
すす、と腕をなぞっていた掌が頬にやってきて、あ、と思った瞬間には軽く口付けられていた。
「
……
おい」
「あんま無茶すんなよ」
「それはこっちの台詞だ」
馬鹿、と額を突けば、ししっと笑ったやつはまた軽く口付けてきて、
「ん、」
そのまま、柔らかく抱き寄せて、
「
……
お前をこんなにしたやつは許さねぇ」
「それは俺が返す」
から、テメェは手を出すなといえば、また口付けきて、
「なんだよ」
こんなにキスしてくるなんて。
「うん、なんかよ」
「だから、なんだよ」
「うん、」
何度かうんうん言ってたやつはまた触れるだけのキスを落として、
「やっぱ放っておけねぇなと思ってよ」
「は?」
「好きだなぁって」
真正面。揺らぐことなく告げられる好意でしかない言葉に、一気に頬が火照ったのがわかった。
「馬鹿なこと言ってねぇで、」
「あいつらのこと頼むな」
「
……
助かるよ」
「俺たち、同盟だろ」
「そうだな」
だから、当たり前だとまた口付けてくるから、なんとなく目を閉ざした。
ああ、麦わら屋だ。
久し振りのこと、だった。
恋人の時間。Luffy*Law
2019.08.10 Ree.MORITA
*
「無茶苦茶だ、麦わら屋」
言い捨てたと同時に入れ替える。
ちゃんときっちり礼は返した。この島にもう用はねぇし、やるべきこともねぇ。とっととズラかるに限る、と辺りを見回せば黄色はない。ある程度想定して、潜水指示を出したからきっとまだ海の中なのだろう。それでも、轟音には気付くはずだ。島の様子も監視しているだろうからそのうち浮かび上がってくる。だから、
「あら、トラ男くん」
と、一先ず乗り込んだのは、本日二度目、同盟相手の船。
すぐさま俺に気が付いたニコ屋がくすすと笑い、隣りに立った。
「みんな乗ったわね。出すわよ、ルフィ」
いいわね、とナミ屋が船長に問うの後、動き出したが迫り来る海軍の大群に、さて、と刀を担ぎ直した時、何処にいたのか見知った奴らの船が行き、更には
「
……
あ、」
声は麦わら屋だ。
一気に盛る炎。その先の人物。
ああ、と思って目を伏せる。その時のことを思い浮かべ、記憶をなぞってから、見開いた先。揺れる麦わら帽子に反して、それを被ったやつは揺らぐことなく。真っ直ぐに見て、微かに口唇を動かした。きっと、名だろう。
「ん?」
「なんでもないわ」
また、くすすと笑った女は、すごい炎ねなんて左右に伸びる赤を見て、そういえば、と俺を見た。
「変なことされなかった?」
「は?」
「だってすんなり付いて行ってしまうのだもの」
言葉に、ああ、あれかとわかったが、だからって、
「あの時は時間がなかったしな。使えるもんは全部使うし、使えなかったらそれまでのことだ。状況を打破する必要はあったから話を聞くだけ聞こうと」
「そう」
「って、変ってなお前」
「ふふ」
ごめんなさいね、とその場を去った女と入れ替わるようにやってきたのは、兄の幻を見ていたやつ。ニコ屋と数事交わし、ふさふさとさっきまでは確かに被っていた帽子を背に、駆け寄ってきた。
「トラ男!」
何処行ったのかと思ったら俺の船にいたのか、と笑うから、この野郎と額を突いた。
「痛っ、なんだよトラ男。痛ぇじゃねぇか」
「なぁにが細かいことは俺に任せるだ。丸投げしやがって」
「あ?ああ、だってトラ男だからよ」
俺だからってなんだ。平気だとでも思ったのかよ。
「まぁなんとかなったけどな」
「だろ」
ししし、と無邪気に笑う様はついさっきまでの表情とは全く違って。
なんだよ、と呆れる。お前はそういうやつだよな、と至って。
たまには、と思ってしまったから、
「
……
格好良かったよ」
なんて、本音が出ていた。
「あ、」
後悔したのなんてあっという間だ。
無邪気しかなかった瞳が瞬時に別の色に染まる。ヤバいと思った時には、頬に掌。
つい、と伸びた足先が思わず俯きかけた視界に入り込んできて、
「ん、」
触れたのは、口唇だった。
「おい」
「うん」
「っ、」
何が、うん、だ。うん、ってのはわかったわかってるってことだ。俺が何を言いたいのかわかったってのにわかってるってのに、こいつは、
「ん、んん」
後頭部に回ったでかい掌が逃さないとばかりに、引き寄せ。触れ合った先はますますになり。するり、と入り込んできた熱さに目眩がする。
ここは、麦わら屋の船の甲板の上で。別に影になっている場所でもなく。あちこちに一味のやつらがいる。更には、同じ世代の奴らの船も間近にあるってのに。
こんなキス、
そこまで思って、俺が悪いのかという結論が出た。
何が格好良かっただ。あんなこと言えばなんとなくこうなるだろうという予見はあった。かもしれない、と思っていた。ってことは、俺がしたかったのか。なんて、
「はは」
「ん?んん??」
触れ合ったまま笑い出した俺に、なんだよ?と黒い瞳が見える。
ああ、なんだよクソ。
さっき。一度目、この船に乗った時、久し振りにキスをした。本当に久し振りにだった。もう一度、とでも何処かで思ってたのかもしれない。ここで別れればまた会うなんて保証はない。約束もねぇ。だからもう一度と、
「
……
そいえばお前、クロコダイルと二人でどっか行ったんだって?」
「あ?ああ、それが」
どうした?
「変なことされなかったか?」
至極真面目に問われたことに、ニコ屋だなと何気に揺れる麦わら帽子の向こうへと視線を馳せれば、見慣れた色。
「されてねぇよ」
「やっぱ、放っておけねぇな」
「放っておけ、バカ」
「トラ男、俺は」
「じゃあな」
何か言い掛けたやつを置き去りに、能力を使う。
やっと来たな、と迎えの自船に乗り込めば、キャプテンーーー!とベポが抱きついてきた。
「怪我してない?大丈夫??」
「ああ、平気だ。炎を抜ければ海軍が待ち構えてるはずだ。今のうちに沈めろ」
「アイアイキャプテンー!」
とにもかくにもこの海域からの脱出だろ、と指示をして船内に入ろうとした俺の背に、またなー!という声が掛かる。てっきり怒ってるか引き止めようとするかだと思っていた麦わら屋だ。掠め見るように僅かに振り返った先には、これでもかと大きく手を振るやつ。横には、ニコ屋。彼女も小さく手を振っている。何かしら文句でも言われるかと思っていたが、やけに聞き分けがいいなと思いつつ、背を向けたまま、俺も手をあげる。そうだな、
「またな、麦わら屋」
次の瞬間、大空を舞った同盟相手の船に、そう告げて刀を担ぎ直し、なんとなくポケットに手を突っ込んで、
「ん?」
かさり、という音に首を傾げた。
こんなものどこで、と手にしたのは紙。地図。ここらの海図だ。
「そういえば、ニコ屋が逃げる時のために海図を探すとか言って、」
ってことは、これはそれか。さっき隣に立った時、入れられたってことだ。俺たちにも情報をくれたってことなのか?なら別に普通に渡してくれればいいものの、と思ったが、
「
……
全く、」
地図の端。一つの島に、バツ印。
「なんだよ、来いってか」
だから、またな、かよ。
あんなすんなりだったのかよ。
ああ、なんだよ。全く、本当に。
「キャプテン。航路どうしますか?」
「ここに行く」
この先、向かう島で。
きっと、もっとと思ってる自分が確かにいて、
「ここ?」
「ああ、ここだ」
操舵室に入り、次の島を告げ頷けば、どうしてか皆が不思議な顔をした。
ぽわりというか、なんというか。ってかなんだ、その顔は?
「どうかしたのか?」
「いいえ、なんでもないっす!」
「なんでもねぇなら、配置に付け」
海賊万博。
行くつもりなんて毛頭なかったが、ベポたちにせがまれて行って良かったのかもしれない。散々というか変に疲れたが。待ち合わせてとか。こんなことも滅多にねぇしな。
「よし、行け」
「アイアイキャプテンーーー!!」
行く先にあるのは、きっと恋人の時間。
あいつが相手だから何が起きるかなんてわかったもんじゃねぇけどな。
それでもきっと、
2019.08.21 Ree.MORITA
もう一回すたんぴりたい😭
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