ree_1116
2017-06-25 19:56:00
2928文字
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愛情(ルロー)

ルローワンライ【愛情】なんかうまく書けなかったです…とても残念…(´;ω;`) サンジくん視点のルロー。といっても、ローさんは登場しません……………

ことこと、と。
スープを煮込んでいた、そんな時。

「おーい、サンジー!」

聞こえた声に、またか、と思ったけど。
なんでもなく、振り返った。手は休めることなく、ことこと、と。スープをかき混ぜながら。
まぁ、なんとなくそうかなとも思ってた。だから、先ずは米を炊いた。丁度さっき炊きあがったところ、だ。

「おにぎり、作ってくれよ」

ばたん、と大きな音を立てながらやって来たのは、我が船長。
で、朝の挨拶をすっ飛ばした予想通りな第一声に、やっぱそーいうことか、と思ったけど。またかよ、とも思ってた。この数日で何度目だっての。なぁ?

「コーヒーもポットで持ってくか?」
「ん?ん~水のがいいかなぁ?」
「んじゃ、両方持ってけ」
「うん、そーする」

だな、と頷いてカウンターに座り込む。ことこと、煮込んでいたものを弱火にしてから、近くに準備しておいたパンを置いた。

「お、さんきゅ」

俺も腹減ってよ、なんて笑う。だろうな、と心の中だけで同意して、温めておいた牛乳に砂糖をいれてから、ほらよと差し出せば、嬉しそうに笑うってか。
幸せそうでなにより、とは思ってんだぜ、これでも。
でもよ、何度目だっての。マジで。この数日で。

「ローは、寝てんのか?」
「あ?うん、寝てるってか、起きれねぇって」

昨日。
全ての片付けを終えて、男部屋に戻った時、お、と思った。またか、とひとつ空いたハンモックを見て思った。ご盛んなことで、なんてそんなことを思って。
知ってた。
皆、知ってる。
少し前、いつの頃か、二人の間の空気が変わったってか。まぁその前から、距離なんて近かったし。そーいうことか?いやでもまさかあのルフィに限って、なんてことも思ってたが、お年頃といえばお年頃、だ。恋をするのは、いいことだと思う。誰かを想うことは素晴らしいことだと思う。いつでも恋してたい、と俺は常々思っている。でも、いざあのルフィがとなると、なんとなく不思議な感じもしてた。海賊王へと一直線。何処までも夢だけを追い求める子供というか、永遠の少年みてぇなそんなやつだと思ってたんだ、勝手に。色恋沙汰なんてどこ吹く風。あの海賊女帝からの求愛すら、なんてことなく流してたやつだってのに。落ちた相手が、まさかのまさか、死の外科医ってなぁ。男同士。気持ちは全くわからないが、否定するなんてことはねぇ。恋愛ってのは、自由だ。人それぞれ。ルフィが惚れた相手ならば、誰でもってか、どんな子を好きになるのか興味はあったが、選んだ相手は、同盟相手。年上。ぶっちゃけ、正反対みてぇなやつ。何処で落とされたんだか。色々聞いてみたい気持ちもあったけど。それよりも、実際、ルフィがここまで溺れるとは思ってもなかった。溺れるってか、なんてか。つか、ほんっとこの数日、何度目だっての。しかも、また起きれねぇってそんな簡単にお前、

「最近そんなんばっかだな」

起きれねぇってのは、そーいうことだろと未だぱくぱくパンを食って牛乳飲んでるやつに、言えば。だってよ、と

「だって?」
「トラ男のやつ、俺が好きだって言ってんのによ。全然、好きだって言ってくんねぇんだ。だから」

ああ、意地になったってのか?
好きだって言って欲しくて?
可愛いな、お前。

「しかもよ、信じてくれてねぇってか。どうせすぐ飽きるんだろとか、本気で好きなやつが出来たらちゃんと言えとか言い出すからよ」

バカバカってひでぇんだ、なんて。しょぼんとすんなって、未来の海賊王が。
つか、ローもロー、だ。
なんでそんなこと、と思うけど。なんとなく、わかる。
予防線みてぇなもんだろ。うちの船長はなんせモテる。老若男女。色んな意味で。

「だから、俺の愛を思い知らせてやった!!」

って、お前もんなこと堂々と言うなっての。
愛って。
ルフィから、聞くなんて思ってもなかったな。
つか、思い知ってるからこそ、いつかやって来るかもしれねぇもんが怖くて、んなこと言ってんだろ。全く。ローのやつも意外と……、いや、それだけルフィのことを、

なんだよなぁ。

「ふ、」

愛されてんだな、と嬉しくなって思わず笑っちまった。

「う?なんだよ、サンジ」
「いや、」

なんでも、と続けようとしてやめた。
ことこと、揺れるもんを気にしながら、炊き立ての飯を握る。
ルフィは、堂々と宣言したくせに、なんで言ってくんねぇんだろ、とか。なんであんなこと言うんだろ、とか珍しくぐちぐち言ってる。こりゃ気付いてねぇんだな。まぁルフィが気付くわけもねぇっての。ローも言葉足りてねぇんだな。百戦錬磨っぽいのに意外とそーじゃねぇのか。ルフィみてぇなおこちゃま相手なら、どうとでもうまくやれそうだってのによ。好き、すらくれてやってねぇって。あ~あ、仕方ねぇなぁ。あんまこーいうことに関して口出すのもどうかと思うけどよ。

ひとつ、間を置くように、タバコに火を点けた。
ゆっくりと吸い込み、横目に朝日を眺めながら、伝われと、告げる。

「ルフィ」
「あ?」
「ローは、お前のこと否定したことはねぇんだろ?」
「へ?うん。ねぇ」
「考えてもみろ、あのローが好いてもねぇやつ相手に大人しくしてるわけねぇし、いざとなりゃ能力使ってお前を何処かへ弾き飛ばすことも出来んだぜ」
「う?うう??」
「それをしねぇ。それどころか、腰が駄目になるまで好きにさせてんだろ?」
「うん」
「どういうことか、わかるか?あのプライドの高い男が、男に許してんだぜ。それだけでもすげぇじゃねぇか」
う、」

年下の、男相手に。
体許して、立てなくなるまで、許して。
しかもこの数日、何度もだ。
起き上がることすら出来ず、ほぼ一日中部屋に閉じこもってんだぜ。ってことはだ、皆にそーいうこと知られてるってのもわかってるはずだってのに。受け入れて、許してんだ。あの、トラファルガー・ロー、がだ。

「お前こそ、ローの愛情を思い知ったほうがいいんじゃねぇのか?」

きゅっと、三つ目のおにぎりを作り終え、皿に乗せてから持って行ってやれと、差し出せば。
口をぽかんと開け、目をこれでもかとでかくしたやつが、

「うん!!!!」

それはもうとんでもねぇ顔してすげぇ勢いで頷いて、おにぎり持ってありがとなサンジと飛び出て行った。

飲み物はいらねぇのかよ?」

しかも、まだパンも残ってるし。

「ははっ」

ローのやつも、とんでも愛されてんな。
あのルフィが食い物残して出て行くって。

「あの様子だとまぁた部屋に閉じこもって、第二ラウンド開始かもなぁ」

いや、第二どころか、第三かもしんねぇなんて余計なことを思いながら、

「ふんふ~ん♪」

ことこと、と。
スープを煮込む。
愛しき、船長に。
その船長を愛してくれてる、同盟相手に。
この後、ここを訪れるクルーたちに。


愛情、たっぷり込めたスープを。


2017.06.25 Ree.MORITA

なんかうまいこと書けなかったですが
最近、ちょっとスランプっぽくてうう。
微妙な駄文になってしまいましたが、サンジくんの愛情でした