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ree_1116
2017-04-22 18:34:05
4703文字
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続・怪盗るろー(ルロー)
続編書いちゃった…笑 ちょっとだけ…
「トラファルガー・D・ワーテル・ロー」
「えーなんかおもしろくなぁい」
「って、お前が言えって言ったんだぞっ」
「
…
ローはもしかしたら海賊王の子孫なのかもな」
「海賊王?」
「あ、ベビー5知ってる!こないだ絵本で読んだ」
「海賊王ってなんだよ?」
「ごーるどろじゃーよ。一繋ぎの秘宝の主人公の」
「って、絵本って作り話しじゃねぇか」
「数百年前に実在した人物だ」
「え?そうなの?おとぎ話かと思ってた」
「本当に居た人だったとしても、どうして俺がその人の子孫かもになるんだよ?」
「Dだ」
「D?」
「ああ
…
Dだよ」
*
好きだ?
俺と付き合え?
「は?」
突然のことに頭が真っ白になった。
そんな俺と裏腹に、おいおいおいおいと突っ込んだのは、サンジとキャベンディッシュで。
「何言い出してんだ、ルフィ?お前、わかってんのかぁ?」
「ああ、わかってる!」
「いや待ちたまえ。わかってないだろう。よく相手を見ろ。トラファルガーだぞ?」
「とら?」
「って、もしかして名前も知らないのかい?」
「知らね」
「ちょっとほんと待てってのルフィ。なんでそんなことになってんだ?」
「だって、こいつ綺麗だろ?」
は?
「綺麗
…
?」
盛大に両腕を組んで首を傾げたのは、サンジで。
「何言ってるんだい!!」
と、突然怒り出した?のは、キャベンディッシュだった。
「綺麗という単語はトラファルガーではなく、僕に使うものだろう!!」
「あ?」
「よくよく見たまえ!僕のが美しく麗しいだろう!!!」
「って、何言ってんだぁお前?つか、誰だよ、お前?」
「僕はキャベンディッシュだ!!」
「キャベツ?」
「あははははっキャベツっていいなそれ、ルフィ」
「何笑ってんだいっ君たち!失礼だろうキャベツって」
「で、キャベツはなんでここにいるんだ?」
「だから、キャベツではない!!」
「まぁいいや。な、お前さ、俺と付き合えよ。恋人になろうーーーー!!!!」
まるで決定みたく、両手を突き上げてやがるが、
「
…
は?」
「いや、だから俺の恋人に」
「ま、待て
…
なんでそうなる?」
「なんでって俺お前のこと好きになっちまったんだもん」
「ルフィ、マジなのか?」
「おう!」
うんうん、とニコニコ頷くやつはどこまで本気なのかさっぱりだが、だからといって
「断る」
「えええーーーーーー!!!!」
「何そんなに驚くことがあるんだい。そもそも見ず知らずの男に突然付き合えなんて言われて、頷くとでも思ってたのかい、君は?浅はかだなぁ」
「って、サンジ。なんだよこいつ」
「ローの友達みてぇだな」
「ろ?」
「探偵らしいぜ」
「おー探偵。なんかかっけーな」
「だろう」
「でも、怪盗のが格好良いけどなー!あははーー!」
「ってだから君はさっきから何かと失礼だなっ!!!」
ある意味俺を置き去りにぽんぽん進む会話だったが、そこでふと途切れた。
他でもない話題の中心にいるやつが、ん?んん?と首をひねったから、だ。
「どうかしたのか、ルフィ」
「ん、」
ん、んんとどう見ても疑問符が行きかってる顔をしてると思ったが、数秒後、そかわかった!と何故か俺の手をまた取った。
「行こうーーーーー!!!」
「は?」
「ちょ、ルフィ?」
「君たち、いやトラファルガーちょっと待てっ」
ぐいっと引っ張られ、ドアのほうへと勝手に連れられる。
つか、俺に待てと言われてもな、
「ハンコックから言伝があるんだっ!ここで待てと!」
なんだそれは?
あの女がどうして俺なんかに、
「仕事が終わったら来ると運命の再会があるとか言っていたが、って、待てって」
「ちょっと待つのはてめぇだキャベツ!」
「キャベツって君はっ!!」
「ハンコックってもしかしなくてもあのモデルの、ボアハンコックかっ!!」
「そうだが?」
「うおおおおおおお!!!ハンコック様がここに来るのかよっ!!!」
「だからそれはトラファルガーが、」
そんな声を後ろに聞きながら、俺は麦わら帽子にいつの間にか担がれていた。
「おい、お前っ」
「ん、なんだぁ?」
俺よりも一回り小さいやつに担がれてるという状況に眩暈がしたが、これはこれで良かったのかもしれない。なんせ、あの場にはキャベンディッシュがいる。こいつがどこで俺に会ったということを聞かれる可能性はなくなったということだ。でも、
「何処に行くつもりだ?」
「何処?あ~
…
とりあえず俺んちかな?」
「は?」
「二人きりのが話ししやすいだろ?」
ああ、そこに辿り着く時間だったのか、あの疑問符は。
確かに、いろいろとそのほうがいいが、
さて、どうすべきか。
正体は知られている。確実に。
口止めする必要があるかもしれない。なんせ、今までの会話を聞いていただけで、何を言い出すかわからないような気がする。
ふんふん、鼻歌を歌いながら俺を自分の家に連れて行くといった野郎は、どこまで本気なのか。本当に俺のことを好きになったとはどうも考えにくい。二人きりのが話しやすいという言葉は、きっと俺が昨日先に盗み取った絵に絡んでくるのだろう。でもあの絵は、
「
…
え、」
着いたぞ、と言われた先。
見た先には、見慣れたマンション。
「ここ?」
「ここだ!」
って、ここは
「ここの最上階なんだ!すっげぇ見晴らしいいぞ」
「
…
知ってる」
「へ?」
知ってるもなにも、俺んちもここの最上階だ。
ってことはもしかしなくても、
「どうしたお前?」
「いや、なんでもねぇ」
思わず顔を覆った俺に、なんだぁと不思議な顔をしてるが、なんてことだ。どうして気付かなかった。といっても、生活習慣が異なるのかここで隣人に出くわすことなんて一度としてなかったから、仕方ないとは思うが。
「まぁ、入れよ」
エレベーターに乗って辿り着いた先は、まぎれもなく俺の隣りの部屋。
開かれた扉の奥だって慣れた間取りでしかなくて。
でも、ふと笑ってしまった。
「ん?」
「いや、麦わら帽子がすげぇと思って」
通されたリビング。その片隅。
山のように積まれた、帽子たち。
「それはよ、ナミが一応カモフラとか言ってよ」
「こんなに沢山なんて、まるで麦わら屋だな」
「そっか?あ、なんか飲むか?つか、腹減ったなぁ」
麦わら屋か、と思って更に辺りを見回す。
そんな俺を気にせずにそいつは冷蔵庫を覗き込んでいた。
そうして、見つけたもの。
ひとつ、
「ゴールドロジャー
…
」
その昔、ベビー5が読んだと言っていた、絵本。
意味不明なことを言われたのを覚えてて、然程興味なんてなかったが、その本を偶々書店で見つけて、手にとったのは少し前のこと、だ。絵本ではなく、文庫本。その物語の主人公。ゴールドロジャー。海賊王と呼ばれた、男。そいつの手配書がポスターとして貼られていた。
「知ってんのか?」
「ああ、本で読んだ。好きなのか?」
「うん。海賊王って恰好良いなと思ってよ。俺もその時代に生きてたら海賊王狙いたかったなぁ」
まるで夢見るような、瞳に。
瞬間、ぞくりとした。
ぞくり、というか、どきっとというか。
でも、
「そんなやつがどうして怪盗なんてやってんだ?」
「う?」
「あ、」
失言だと気づいた時には遅かった。
ふと、さっきまでとは違う顔で笑う男が居た。
それはそうだ。
怪盗、という言葉を使った。それまで否定していたものを認めたことになると同時に、同じ質問が返ってくるに違いない。お前こそどうして、とだからこその笑みだと思ってたってのに、
「俺は海賊王のお宝を狙ってんだ!!」
「え?」
「だから、怪盗やってる」
「あ、そ、そうか?」
「おう!!」
って、何簡単に答えてんだ、こいつは?
ほとんど見ず知らずの俺相手に、確かにお互い怪盗だ。隠すのが当然のことをやっているからこそ、お互いのことは暗黙の了解になるが、それでも何簡単に、
「あ、だからよ、お前昨日の絵なんだけどよ。ちょっとでいいから貸してくれよ」
「はぁ?貸す?」
「うん。俺さぁナミにすっげぇ怒られちまってよ」
さっきも、出たな。その名前。
ってことは、仲間ってことか。
「ちょっとでいいんだ。ちょっとで。ロビンが今フライトでどっか行ってるから、帰ってきたら確認するみてぇだからその間だけでいいんだ」
「って、待てお前」
「へ?」
なんだ?という顔してるが、全く
…
なんだはこっちだ。
「お前、それ俺に言っていいのか?」
「いいだろ」
「あのな」
「だって、お前だもん」
なぁ、と笑う。
いや、だから
「なんだよ、それ」
「同業者だし、俺が惚れた相手だもん」
「
…
惚れたって」
「だからよ、お前。俺の恋人になれよっ!!!!」
ニコニコ、と言われて、どうすべきかとまた考えた。
なんでもなく、人に知られるわけにはいかないことまで喋って。もし、俺が警察に垂れ込んだら、とか。他のやつに話したりとか。そういうことも考えず、何も疑わず、信じた。その理由が惚れたからって、
さて、どうしようか。
ここまで信用されてる。それは、本気だという意思表示でもあるのだろう。
なら、本気だっていうなら、
「
…
いいぜ」
「やった!」
「でも、ひとつ条件がある」
「じょーけん?」
「俺のことは他言するな。誰にも」
「俺のことって、恋人だってことか?」
「
…
違う。俺が
…
ハートだってことをだ」
本気なら、この条件ものむだろう。
それに、野放しにしておくのも少し怖いような気もするし。恋人ともなれば、四六時中というわけではないが、それなりに近くにいることは出来る。何かおかしなことを言い出しそうになったとき、それとなく逸らすこともできる。言えば別れると念を押せば、
「
………
、なら、いいよ。恋人にならなくて」
「え?」
「だってよ、それって口止めの為に付き合ってもいいってことだろ?俺はそんなんじゃ嫌だ!」
「人に言うってか?」
「だーかーらー!そんな条件出さなくても、恋人になってくれなくても俺はお前のこと誰にも言わねぇって!絶対に!!」
「言わない?」
「おう。当たり前だろっお前だって何かあって怪盗やってんだろ?だから、誰にも言わねぇ」
「本当か?」
「ああ。だから、そーいうこと気にして付き合ってくれるってんなら、俺はいい。俺のこと好きになってくれたら、付き合ってくれよ」
「
…
好きにならねぇかもしれねぇぞ?」
「好きになるって。だって、お前もう俺のこと好きだろ?」
「なんだそれは」
「しししっ」
言い切ったやつは、改めて手を差し出した。
ソファに座った俺の前、すと少し身を屈めて。
「モンキー・D・ルフィだ」
宜しくな、と握手を求めるから、今
…
と思いながらもそれは置いておいて、その掌にてめぇのも重ねて、
「トラファルガー・ロー」
きゅっと握り締めた。
でかい手、だった。
「とらふぁとら、ふぉ、あ~もうトラ男でいいよなっ」
「トラ男って
…
まぁいいが」
「ぜってぇ奪ってやるからな」
「楽しみにしてるよ、麦わら屋」
「麦わら屋?」
「いいだろ?」
「別にいいけどよ」
不思議な関係が生まれた。
2017.04.22 Ree.MORITA
取り合えずここまで~
…
気が向いたらまた続きます
…
向かなければ続きません
…
(笑)
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