ree_1116
2016-05-16 19:15:32
3918文字
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リクその1。(三強×ロー)

タグにて、頂いたリクの第一弾。順番、変わっちゃってスイマセンです。
後、余りリクに添えてなくて…申し訳なく。もうちょっとどうにかしたかった…(汗)
そんな微妙なものですが、宜しければ受け取ってくださいませ!!!

あ~またやってるってか、

「はぁ」

思わず溜息が洩れちまったけど。
まぁ、わからないわけでもないってかなんてか。
ビビ以来の久し振りの客人が船に乗ってきたのは、少し前のこと。
同盟相手。元王下七武海。最初はめちゃ怖かったけど、一緒に航海してりゃ嫌でもその人柄ってのがわかってくる。ルフィの言うとおり、いいやつってことはもうわかってるけどよ。なぁんとなく、今まで出会ってきたやつらとはちょーっと違うってか。まぁなんだ・・・なんだろうなぁ。うん。なぁんかよ、こう・・・ルフィとは違う人を惹き付ける何かがあるんだよな。一船の船長なんてみんなそんなもんなのかも、だけどよ。明らかに違う。引き付けるではなく、惹き付けるってか。なんてか。なんでもなくそこに居るのに、何故か存在感があるってか目を引くってか。ナミやロビンだって美人だけどよ。女性としてのもんであり、そいつは男なのに美人ってか。まぁ、綺麗な顔してんよなとは思うし、スタイルもいいし、実力もあるし、しかも医者で頭もいいし、大人の余裕もある。更には、変な色気があるんだよな。なんだろうな、あれ。と、つい俺がこの俺様が思ってしまうのも仕方がねぇようなやつだ。しかも、共に過ごす時間の経過とともに、こう・・・気を許してくれつつあるのがまた問題で。鉄壁な要塞のようなやつが、今では違う顔を態度を見せるようになってきてる。ま、ルフィのやつは最初からそんなもん気にすることなくだったんだけどよ。乗り込んできたときのピリピリしてたもんがなくなって、極々自然体で居るもんだから、その惹き付ける力を遺憾なく発揮しちまってる。結構笑うし、何処でも寝顔を晒すようになってて。ほんと仲間みてーに、身近な存在になってた。でも、俺は遠巻きから見てるだけだ。近寄りがたいってのもあるんだけどよ、あの中に入っていく勇気なんてあるはずもない。そんな出来事が今まさに起ころうとしてるのが、手に取るようにわかる。だから、俺が溜息ついても仕方ねぇってなぁ。





数分前。
ロビンから借りた本を読んでたやつは、不意に立ち上がって手摺に寄り掛かって昼寝してたゾロの横に並ぶように、寝入った。散々な太陽光線の所為だと思う。ゾロで日陰になってるとこ陣取ったから、多分そうなんだろう。深い意味なんてねぇ。すやすや二人で寝入って数分。サンジがダイニングから出て来た。先ずは、ナミとロビンの元に、暑いから冷たいおやつでもどうぞ、とテーブルを囲んで談笑してるとこにハートマークを撒き散らしながら置いた。そして、ふと視線を向けたのは、寝てる二人。ふぅ、と煙草の煙を吐き出しながら、二人の前に立ちはだかれば、気配に気付いたゾロが、目を開けた。なんだよてめぇ、てめぇこそなんだ、という声が聞こえてきて、ああやっぱ今日も始まるのかと肩を上げつつ、成り行きを見守る。


「トラ男、寝てんだろ。起こしちまうから、あんま近付くなよ」
「てめぇのが近いだろ。離れろよ、このクソ剣士」
「俺が此処で寝てたらトラ男が来たんだよ」
「ああ?」


なるほど。
トラ男が横に来たことには気付いてたんだな、ゾロのやつ。
日除けになってることも知ってんのか?いや、そこらは気付いてねぇんだろうなぁ。多分。
なんてこと思ってたら、ゾロが寄り掛かってたトラ男引き寄せてる。なんだあれ。まるで俺のもんだとでも言いたげっつか。いや、んなことしたらよ。トラ男、起きるだろ?


「・・・あ?」


案の定、つか当然の如く、何処かぼんやりした目が開く。
ん?とゾロをサンジを見て、軽く首を傾げる。


「ロー、起きたか?暑いだろ、んなとこで寝てたら」
「・・まぁ暑いな」
「マリモに寄り掛かって寝てるからだって」
「・・・まりも?」


と、また小首を傾げたやつは、自分を抱きこむようにしてるやつを見て、ふ、と小さく笑った。まりもってとまた小さく、笑う。ツボったのか、結構笑ってる。笑うと意外と、・・ん?意外となんだ、俺?


「取り敢えずよ、冷たいデザート作ったんだ。ダイニングにあるから」


あくまでも、自分から強引にではなくトラ男に選ばせようとしてんのか、サンジはすと手を差し伸べた。まるで、レディに対するような仕草で。


「黒足屋の作るもんはなんでも美味いしな」
「だろ。今日のおやつも自分で言うのなんだが、絶品だぜ」


その言葉に上機嫌になったのは、もちろんサンジで。
逆に悪くしたのは、ゾロだった。


「トラ男、眠たかったんじゃねぇのか?」
「あ~・・目は疲れてるな」
「なら、後でもいいだろ。腹へってんのか?」
「腹は減ってねぇな」
「だろ。ってことだ、コック」
「ああ?んだよ、てめぇ」
「お前こそなんだよ」


そこでまた俺の溜息が落ちた。
やっぱなぁと、目の前のことをただ見てる。
まるで取り合いだ。ばちばち二人の間に火花が見えるのは決して気のせいじゃない。そんな二人に挟まれてるってのに、トラ男はどうこうしないってか、寝起きだからかまだぼんやりしてんのかもだけど。よくあんなとこに居れるよなぁと思ってたら、にらみ合ってたやつらが本当に取り合いを始めた。


「トラ男は俺と昼寝すんだよっ」
「違うだろ。ローは俺の作ったデザート食うんだよっ」
「昼寝だ!」
「おやつだ!!」


つか、声を発するのと同時に、ゾロとサンジの間でトラ男が行き交ってるけど。なんだよ、これ。なのに、相変わらずトラ男は我関せずってか、為すがままってか。どーすんだよこれ、と思ってたら影がひとつ増えた。何処からか、現れたのはルフィだ。


「なにやってんだぁお前ら?」


なんて、なんでもなく言い放って、


「トラ男は俺のだろ」


と、すんなりとんでもねぇ宣言と共に二人で取り合ってたトラ男を抱き抱えやがった。


「トラ男はお前のもんじゃねぇだろ、ルフィ」
「いや、俺のだろ」
「何を根拠にんなこといえるってんだ?」
「え?だって俺のだろ?」
「違うだろ」
「だってよ、俺のだろ?」
「ってお前な」
「なわけねぇだろ」
「だってよ、同盟相手だし」
「それを言うなら、俺だってそうだ」
「んじゃ、ローは俺のもんだな」
「なんでそうなる、コック」
「サンジがおかしいこと言い出してる」


ばっかだなぁとルフィは大笑いしてるけどよ。
ほんとなんだよ、これ。
まだまだ俺のだ俺のだ俺のだ言い合ってるやつらの間で、トラ男が行きかってんだけどよ。変な図だなぁ。つか、どーすんだマジで。と、無関係な俺があわわし出したまさにその時だった。


「「「誰を選ぶんだ!」」」


って、おいおい。
君たち。
マジで何言い出してんだっての。


「俺だよな、トラ男」
「俺だろ。なぁ、トラ男」
「何言ってんだ、俺に決まってるだろ。ロー、俺だよな」


いやいや、だからよ。
んなこと言われてもトラ男困るだろ?
同盟相手。
この先だって、一緒にこの船で行くんだぜ。
誰か一人を選んだらそれはそれでなんだ、問題ってか。色々あるんだろーに。
ってことで、きっとトラ男は誰も選ばないでうまくかわすに俺は一票だな、と思ってたら。


ふ、と。
さっきとはまた違う笑みを浮かべた。
一斉に場の雰囲気が変化する。
三人が、息を呑む。俺も、呑んだ。
だってよ。これまた、悪い笑みってか、挑発ってか。妖艶ってか。
なんとも言い難い、そんな顔で、


「・・・ガキだな、お前ら」


言い放ったのは、んな台詞。
言われたやつらは、ガーーーンってなってんのが、少し離れた場からでもわかる。
してやられたりってのか、こーいうの。
あっさり、一言でうちの三強が、KOされた。
どうかわすのかと思ってたけどよ、すげぇなトラ男。うん、すげぇ。
なんて、腕を組んでうんうん頷いてれば、がーんがーんがーんなってる三人を置き去りに、トラ男はその輪から抜け出し、何を思ったのか俺に近付いてくる。ってか、なんでこっち来るんだ?え?は?


「鼻屋、おやつだってよ」


俺んとこに来たトラ男は、なんでもなくそう言って肩を抱くってか、行こうぜとダイニングに誘った。


「え?や、俺は」
「なんだよ、食わないのか?」
「いや、食うけどよ」
「暑いな、今日は」


なんて言いながら、笑ってるけどよ。
待ってくれ。ほんっとちょっと待ってくれ。
おいおいおいおい。
俺、すげぇ睨まれてんですけど!!!
うちの、三強に睨まれてんですけどぉーーー!!!!!!


クスクス笑う間近のトラ男はそりゃ強烈だけどよ。
なんか、ちょっと役得とも思ってるけどよ。
俺、殺されるんじゃ?



「うふふ・・悪い子ね」
「面白だろ」
「ええ、とても」


って、いや、マジで。
ロビンもそんな笑ってねぇで。助けてくれよ。
確かに面白いけどよ。
俺、殺されるかもしれないんですけど!!!









2016.05.16 Ree.MORITA
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ありがとうございました!!!
すっごく面白そうなリク下さったのに、なんかこー微妙なものになってしまって・・(泣)
つか、このネタは絵で見てみたい!!

もっとわちゃわちゃさせたかったんですが、ちょっと出来ませんでした。ゴメンナサイ。
こーいう多方面?からのものって書いたことないので、こんなんで大丈夫ですかね?
ウソップ、ご愁傷様かも(笑)

ほんと、リク下さってありがとうございました!!!