yagoch_F
2021-05-26 13:04:26
776文字
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'The Pursuit of Love'ざっくり感想


'The Pursuit of Love'全3話見ました。
本人も貴族の生まれで学校教育を受けてない本物のお嬢様、ナンシー・ミットフォードのほぼ自伝的小説が原作、ということで虚実とりまぜたコメディなのでむちゃくちゃな展開もまあ笑って許せる。主人公リンダの国を跨いだ愛の遍歴を描くけど、別に衣食住に困るようなことにはならないので、所詮金持ちの道楽じゃん💢てなる人は好きになれないんだろうなー

貴族の女に教育は必要ない、読み書きは家庭教育で充分、あとは立派なレディのつとめを果たせばいい――つまり身分の釣り合う貴族の男性と結婚して子供をたくさん産む、以上。
そんな前世紀的育てられ方をした一家の娘が、1920年代に生きていたら?という逆異世界転生みたいなドラマ。主人公リンダは、ろくに教育を受けてないのに、恋とロマンスへの憧れは人一倍こじらせてて、男を見る目も自己評価もまるでピントがずれてる。見てるとバカじゃないの、ってイライラするので感情移入も同感も全くできない。まともな現代女性から見たら、多分それが普通の反応なのでだいじょうぶですww

だけど、もし女性である自分がこの時代にこんな育てられ方と生き方しかできなかったら、と考えるとぞっとする。自分が転生したら、と考えてしまうのだ。ブルジョアの亭主はヒトラー礼賛主義。共産主義者の恋人は女を小道具としか思ってない。サイアクだろ!最悪なのは時代のほうだろ!わたしじゃない。

だから唯一のまともな拠り所である親友のファニーにだけは、リンダを離さないでいてほしいと願いながら見てしまう。無責任な母親で快楽主義者のリンダなのに「あなたがいなかったらどうしていいか分からない」て言われたらまた許してしまうファニー。おまえはわたしかーーーーていう懐かしさとほろ苦さを思い出しました。