'It's A Sin'e2見ました!!つら
…見返すのもつらい
…けどこの感覚は次を見たら忘れちゃうので今書く
1983年12月。帰省したリッチーとジルはコンビを組んで歌う姿を両親に見せる。俳優協会への登録を目指すために、歌手活動をしてるのだ。(一応リッチーの両親は認めてくれたっぽいw)リッチーは地元でも男の子ひっかけてるけど、ロンドンから来たって言ったら「やめとく」って断られてしまう。「あれはアメリカ人だけだろ?」
ドレスアップしたロスコーは、姉の結婚式を遠くから見つめる。妊娠5か月の姉と、母、父の姿を。
エイズの危険を知らせようとする年上の仲間の言葉も、リッチーは聞こうとしない。「ゲイだけが死ぬガン?ガンはうつるもんじゃないだろ?どうやったら病気がゲイを見分けるの?バイはどうなんの?年いったゲイが若い子を羨ましがってるだけだね。頭文字にHがつくものだけにうつるんだって?次はなんだろ?全部嘘ばっかり。だから信じない」
仲間のひとりグレゴリー(女の子ネーム:グロリア)はある日急に姿が見えなくなる。ジルにこっそり電話をかけてきた彼は、誰にも言わずに一人で来てほしいという。訪れたジルと距離をとったまま、必要な食糧だけ買ってきてほしい、誰にも言わないでと懇願する。「医者に行ったんだ。いろいろ訊かれた。病歴とか性的指向とか
…動物と性交したことがありますかとか。結核じゃないんだって。ーーなんだと思う?」
誰にも言えないまま、一人グレゴリーのケアをするジル。感染防止のためのゴム手袋、消毒、全身のシャワーが欠かせない。強烈なプレッシャー。なのにグレゴリーは「良くなった」といって何事もなかったかのようにピンク・パレスに現れる。
コリンは仕事でNYへ行くことになる。ジルはエイズに関する情報を得ようと、本や雑誌の買い物をコリンに頼む。
ロスコーの姉は生まれたばかりの娘を連れて、ロスコーに会いに来る。父親はナイジェリアへ帰ってしまったという。ロスコーは同性愛者、姉ソリーは婚前妊娠。二人は敬虔な父の心を砕いてしまったのだ。
コリンが買った雑誌に混じって「1,112 And Counting」1983年3月のニューヨーク・ネイティブ紙に掲載されたラリー・クレーマーの記事がある。これを上司のハートさんに見られてしまったコリン。あちゃー
https://www.losangelesblade.com/2020/05/27/march-27-1983-1112-and-counting/
ジルがグレゴリーの部屋を訪れると、彼の父親と妹がいた。グラスゴーの実家へ連れ帰るのだという。「それでいいの?さようならも言わないで?」誰にも言わないでいいというグレゴリーと、息子を恥じて隠すようにジルを追い返す父親。疲れてしょぼしょぼで帰ってきた彼女を迎えたのは、俳優協会登録の知らせだった。泣き笑いのジル。
NY出張から戻り、出勤したコリンは、突然仮雇用期間終了を言い渡される。この店に縛られることはないのよ、と口では言いながら、一方的な解雇だ。ハートさんはコリンと目を合わせることはなかった。
またクリスマスが巡り、ロスコーは母の住む家へ現金を届ける。エイズ募金のためのコンサートを計画するコリン。ジルは年長のゲイたちと交流を始める。
その頃グレゴリーの実家へ届いたジルの手紙は、破り捨てて燃やされた。彼のいた痕跡も、グレゴリーという息子がいたことも全て、家族によって燃やされ、消されていたのだ。
あああああーーそしてエンドロールで流れるローラ・ブラニガン「グロリア」。よい解説があったので貼ります
http://neverendingmusic.blog.jp/archives/15268401.html
エイズに感染したことを誰にも知られたくないグレゴリー「僕は
…ヤリチンじゃない」。性に奔放だからエイズにかかるという偏見は、病気について何も分からないこの時点でもちゃんと人々の意識に植え付けられていたのだ。ジルに秘密を共有させて、酷いプレッシャーに苦しめておきながら、けろりと仲間たちの前に現れる彼に「「「は???」」」てなるジルの表情がつらい。よく爆発しなかったよな
…ガクガク((( ;゚Д゚))) その爆発をぶつけるように彼の使ったマグカップを砕く。彼の家族がグレゴリーのいた痕跡を消してしまったことと相似形だ。
グレゴリーの家族は、ホモフォビアとスティグマ故に彼の存在を燃やしてしまったのだろうか。情報がなく、どうやって感染を防げばよいのか分からない状況が招いた結果なのではないか。ゴム手袋など要らなかったのに。
そうやって何人の男たちが消されてきたのだろう。憶えておかなければならない、というRTDのメッセージだと思う。
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