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yossy
2024-01-23 20:51:06
843文字
Public
自創作
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サンドイッチ
うちよそ
大海と月城先輩の話
「お疲れ様です、先輩。」
ぬるくなったコーヒーとファンが忙しなく動くパソコン。
報告書や調書をまとめる月城先輩の横にコンビニのビニール袋を置く。
視線はモニターを捉えたまま。
「適当に買ってきたので、好きなもの食べてください。
残ったら俺が食べるんで。」
コーヒー入れ直しますねとマグカップを取り、ついでに自分の飲み干したカップも取り、部屋から出る。
インスタントのコーヒーを入れ戻る。
未だに作業を続ける先輩に近づき、テーブルを覗き込む。
三角のサンドイッチを開けている。
好みのものがあったようで良かったと安堵する。
「戻りました、コーヒーどうぞ。」
視線がちらりと一瞬こっちを向く。
自分の作業机にもコーヒーを置くと、先輩の意識がモニターから食べかけのサンドイッチに向いたので軽く雑談をする。
「サンドイッチ好きなんですか?」
「食べやすいし手も汚れないから。」
「確かにそうですね。
おにぎりとか、たまに米粒が手につく事ありますし。」
ビニール袋に収まっているおにぎりを一つ取り出す。
個装の袋から取り出すだけで海苔がぼろぼろと袋に取り残される。
先輩は小さく笑った。
恥ずかしくなって話題を逸らす。
「あんまり弁当とか作らないんですけど、サンドイッチやおにぎりくらいなら作れそうですね。」
「作るの?」
「今度やってみます。」
後日
「サンドイッチ作ってみたんですけど
…
」
じっとアルミの包み紙を見つめられる。
「何人前なの、これ」
「一応
…
一人前ですけど、大きいですよね」
パン屋で買ったバケットに食材を詰め込んだ、腕くらいのサイズの包みに何度見ても笑えてくる。
「食べます?」
「いいの?」
「1人だと食べ過ぎな気がするんで、一緒に食べてもらった方が助かります」
包みの上から指で摘んでちぎる。
三分の一ほどを渡す。
流石に先に食べてもらうのも心配なので(気温は気にした)、一口食べるとパンの間から具材が逃げて、それを見た先輩はまた小さく微笑んだ。
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