頻子
2021-08-24 05:04:55
1144文字
Public TOH二次
 

AGE33を折る同人用限界ナナシ

コーラル・ブラウンの折り本を折るナナシのファンアートです!!!
全コーラル・ブラウン向けを勝手にCPにするのは罪だと思いますが沼が似ているから許されるんじゃないかと思いました!!!
あと表紙の目がナナシカラーだし!!!(論拠が乏しく引きずられていく俺)

スゥ……と一呼吸置いてナナシは一枚の用紙に向き直っていた。
ナナシの部屋は、丁寧に掃除されていていっぺんの塵もない。雑務用の部屋はいつもだいたいそんなものだったが、今日はひときわにモノが少ない。
丁寧に掃除機をかけ、固く絞った布で拭き清めて、ナナシは自分自身と向き合っていた。
部屋にあるのは部屋の中央に位置する机と、ベッドくらいなものだ。
ナナシは改めてA3の用紙を卓上に広げ、薄目を開けて確認する。
――直視すると身が持たないので裏返しだ。
ちらっとめくってみると、全てがコーラル・ブラウンで埋め尽くされている。
……
AGE33って……なんだっけ……

数分、宇宙背景になっていたが、とりやめてナナシは作業にかかる。

せめて広告の一つでも入っていたら「ああ、この広告が気になって」とか適当に言い訳できたものを。だが、全てのページ――奥付けにいたるまでコーラル・ブラウンで埋め尽くされている最高の本だった。
しかし、それはもう「秘書として施設長様の出ているメディアは把握しとかないとならないので」という言い逃れができないことを意味する……
完全にコーラル・ブラウン目当てになってしまう……

7のつくコンビニでプリンターの辺りをうろうろしていたら振り込め詐欺を疑われて通報されかかったのはまた別の話だ。

――犯人は来ねェだろ、ATMに。

それはさておき。

まだ、この用紙は完全ではない。
裏面は真っ白だが、折ることによって「全てのページがコーラル・ブラウンで埋め尽くされている」という状態に昇華される。そうしてしまったらオレンジジュースよりも完璧な100%・コーラル・薄い本が完成するのだ。

「やるか……
折り本、というのは1枚の用紙を折って本の形に組み立てるものだ。
これは自分の得意分野のはずだった。
それぞれのページに仕立てるために、丁寧に折り込みを入れていく。もちろん失敗したときに備えて(そんなこともあろうかと、)1枚はファイリングしてあるので抜かりはない。
もしかするとこのために生まれてきたのかも知れない――そんな思いすら抱くほどに、作業は上手くいっていた。
ナナシはカッターとプラスチック定規を手にした。
ここからが本題だ。
折り本にするためには(折り本の種類というのもいろいろあるが、)まんなかに切れ目を入れなくてはならない。それから余白を切り落とす必要がある……
刃を入れると、二度と取り返しは付かない。
(やれるか?)
 チキチキとカッターの刃を押し出していると不意に部屋の扉が開いた。
「ナナシ、ちょっと聞きたいことがあるんだけど――
「ノックくらいしてくださいよ!!」
「えっ、ご、ごめん!?」
1年に1回くらいの大声が出た。