梶間
2019-07-31 02:16:47
1026文字
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カブライの短い会話文

多分…同棲してるカブライ…のつもり…前後の繋がりはとくにありません

「薪がなくなりそうだ」
「買っておきましたよ」
「調味料がなくなりそうだ」
「買い足しておきましたけど」
「シーツがほつれて」
「繕っておきましたけど」
「銀行で受け取るの忘れてた」
「さっき行っておきました」

「君は予知能力があるのかもしれない」
「あんたは何を言っているんだ」

**

「何か欲しいものあります?」
「服の替えが欲しい」
「記念日に欲しいものを聞いたんですけど」
「じゃあ下着の替え」
「記念日に、欲しいものを、聞いたんだ、け、ど」

*

「なんですかこのボロボロの本」
「迷宮グルメガイドだ」
(これが諸悪の根源か)
「今のも大分傷んできたから写本をしようと思って」
「ふうん」
「これで三冊目になるんだ」
「へえ。よっぽど好きなんですね」

*

「おーい雑きーん」

「雑巾どこだー?」
「そのさあ」
「雑巾ー」
「いくら自分の犬だからってその名前やめません?」

*

「落としたものでも食べる」
「食べますね」
「食べ物は貴重だから」
「それはそうだけど」
「毒沼に落ちても毒消しと一緒に食べれば大丈夫だと思う」
「毒消しが勿体ないんで我慢してください」

*

「顔になにかついてるか?」
「いえ瞳孔が開いてるなと」
あんまり見ないでくれ」
(恥ずかしいとかあるんだ)
「人間の瞳孔の開き具合はあまり好きじゃなくて
(そこかよ)
「爬虫類とかがよかった、俺はあの縦長の瞳孔になりたかったんだ」
「俺はあんたがまだ人間で良かったと思いましたよ

*

ささいな喧嘩

「今日は、食べたくないって、言 い ま し た よ ね 」
「体調が優れないようだったから栄養があるものが良いと思って
「言いましたよね」
「はい」
「分からなきゃいいってもんじゃないから」
「はい」
「本当に分かってます?」
「勝手に魔物を食材にくわえたりしないようにする
「するじゃなくて」
「勝手に入れたりしません」
「はあ」
「ごめん」
「もういいです」
「こっちは本当に使ってないから」
確かに」
「じゃあ、なにか必要になったら呼んでくれ」
「一緒に食べないんですか」
「食べていいのか?」
「別にそこはいつも通りでいいでしょう。早く座ってください」
嬉しそうに食べるあんたの顔を見ているのがなにより栄養になるとか絶対言わない。
でも結局魔物の解説されながら飯を食うのはやっぱりなんか嫌だった。