今日の梶間のカブライ
ソファで居眠りをしているのを発見。ブランケットをかけてやり寝顔を観察。唇が薄く開いている。警戒心ゼロ。いたずらされても知らないよ。
#今日の二人はなにしてる
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ライオスがソファで爆睡している。日頃の疲れが溜まったのかベッドに辿り着くことなく体力が切れたようで、くかーと健やかな寝息を立てている。
最近忙しかったようだしこのまま寝かしておいてやろうと思い、干し終わったブランケットをかけてやる。
肘掛け部分を枕に横向きに寝ており、右腕はソファの横にだらりと投げ出されて今にも落ちそうだけれど意外と上手いことバランスをとっていた。
薄く開かれた口からは涎が垂れていて阿呆面極まりない。その分やたらと幸せそうにな寝顔だった。時折口をもごもごと動かしているので夢の中で魔物でも食べているのだろうか。
涎を拭ってやるとまた口を動かして満足気にニンマリと笑った。
なんだか少し腹が立ってそのまま下唇の摘まんでやるが起きる気配はない。成人していい歳の割には柔らかい頰をつつく。最近食べ過ぎて太った疑惑があったが、実際そうなのではないだろうか。起きたら伝えてみよう。
最後に目元にキスを落として家の片付けに戻ることにした。
***
カブルーがソファで寝ている。いつもはベッドできっちり休むのに、こんなところで寝てしまうなんて珍しい。
野生動物のような彼のことだから、近づいたらきっと起きてしまうだろうと思うものの、その寝顔を見たくなってしまった。
音を立てないようそっと近づく。なんと起きなかった。
手足は窮屈そうに縮めていたが、寝息はすうすうと安らかだ。
ソファでもうたた寝くらいならたまにしていたが、ここまでよく寝ているとは疲れているんだろうか。起こすのも忍びないので、寝室からブランケットを持ってきて寝冷えしないように脚先までかける。
いつも俺の方が先に寝てしまい後から起きるので、彼の寝顔を見たことはあまりない。
自分と違い、真っ黒でくるりと毛先が丸まった髪も、浅黒い肌もエキゾチックでとても美しい色合いだ。
もしケルベロスがいるならば毛色はこんな黒なんだろうか。
起きているときはいつもしっかりとしていて凛とした青年なのに、寝顔はなんだか少年のように幼く見えてくる。
厚い唇が呼吸に合わせて静かに動く。その様子がとても魅力的で、夜の彼の姿を思い起こさせた。キスだけなら起こさずにできるだろうか。
なるべく静かに、そーっと顔を近づけて唇と唇を合わせる。起きないことに気を良くしてつい何度も。
気配に敏感な猟犬たちも、自分が訪れた時はまったく反応せずにぐっすり眠っていたことを思い出す。自分の前では安心して寝てくれているんだなあ、と思うと愛しさが込み上げてくる。
邪魔になってしまうだろうから、これで最後にしようと唇を寄せると強く腕を掴まれた。
「
…起こした?」
「
…起きてた」
ぱっちりと開いた目と見つめ合うこと数秒、そのまま腕と後頭部を引き寄せられる。
猫のように細められた目にどうしたいかと問われているような気がして、つい、ここでしたい、と答えていた。
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