梶間
2019-05-01 00:29:47
520文字
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記憶喪失に関する二人

短文書こうと思ったら長文案件だったのでオチつけて短文にしました。カブライ…のはず…

今日の梶間のカブライ

記憶喪失になる。ずっと傍について世話を焼いてくれるこの人は、誰なのだろう。名前は知らないのに、背中に触れる体温や鼻先を掠める香りには覚えがある気がした。

#今日の二人はなにしてる
https://shindanmaker.com/831289
より


温かい。昔、誰かにこうやって背中を撫でていてもらった気がする。
温かい手で何度も、何度も。

ーーやく、………記憶がーーー

ずっと傍にいてくれるこの人は、誰なのだろう。懐かしいような、不思議な気分になる。

「眠いのか?ならゆっくり寝てていいんだ」

前にもこうやって声を聴いていた気がする。温かい手に顔をすり寄せると、覚えのある香りが鼻先を掠めた。

よく陽を浴びた土と草の匂い。ああ、自分はこの匂いのする人とずっと一緒に居たんだ。遠くに行っても会いたかった人。会えてよかったーー






「どうするんですかその犬」
「ここで飼いたい」
「ダメ。実家の確認がとれたら飼い主探しに行きますからね」
「手紙が返ってきたらファリンに聞いてみるよ」
「北の村からここまで来るなんて無理ですよ」
「でも雑巾によく似てるんだよな」
「いつ聞いても酷い名前」