今日の梶間のカブライ
サボテンを育てることにした。世話したいのはわかるけど、水のあげすぎはよくないらしい。そんなに見つめても急には大きくならないよ。
#今日の二人はなにしてる
https://shindanmaker.com/831289
より。
「珍しい植物を貰ってきたんだ」
そう言ってライオスはサボテンをカブルーに見せた。カブルーがそれは砂漠地帯によく生えている植物であることを教えると、関心したように頷く。
世話の仕方は教わったが、育つのが楽しみでまめに水をやろうとする。
「そんなに構うとダメになりますよ」
カブルーがそう注意するとようやく構う回数が減った。人間以外には本当に過剰に興味を示すな、と考えていたときに視界の隅でなにかが動く。ふとサボテンの鉢をみるとわずかに位置がずれているように思えた。気のせいかと思いたかったが、残念ながらライオスが持って帰ってきたもので何もないことはほとんどなかった。
目を離さないよう注視していたが瞬きの間に移動しているような、していないような。
「そんなに見ても急には大きくならないよ」
犯人であるライオスは朗らかに笑うが、カブルーにとってはそれどころではなかった。お前のせいだ、そう内心毒吐きながらサボテンから目を離すことができない。
それから数日に渡ってカブルーはサボテンの様子を見ていたが、それ以来怪しい動きはなく、ほっと胸を撫で下ろした。
ライオスを少し過剰に疑いすぎたか、と認識を改めた。
「手軽に育てられる植物の魔物って聞いたのにな
…」
カブルーがいないところで、ライオスは一人残念そうに二本足で歩くサボテンの絵が描かれた紙を見て項垂れていた。
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