コウポコ@ Mark.2
2016-08-18 23:18:16
1250文字
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中途半端な現パロ

長身貧乳って良くない?
え、無い。…あ、そう
にょた注意

「先輩って小さいですよね」
いつの間にか居間に上がっていたエルトナムが突拍子もない事を言い出す。彼女の視線は、自分の胸部を見ている。
「殴るぞ」
エルトナムに茶を入れ、目の前に力強く置く。
怒りはないが、腹立たしさが芽生えた。
確かに、自分の胸はエルトナムに比べ小さいが人並みにはある方だ。多少は、大きい方に羨む気持ちはあるが生活に支障をきたさないと実感しているので問題は無い。
だが、殿方にとって胸の大きさは余程重要なようで、大きい方が小さい方より好かれる傾向がある。また、情報によるとそれのお蔭で戦争に例えられる程の論争が行われると言うらしい。
「人並みって言うより、AAカップですよね。ほぼ壁じゃないですか、先輩の胸」
余程、殴られたいらしいな。そう呟きながら空手の型を取ろうとすると、エルトナムが冷や汗を垂らしながら待ったをかけてくる。
「wait, wait私は決して先輩のまな板を馬鹿にはしていませんよ!むしろ、貧乳はスターテスって言うじゃないですか。きっと旦那さんだって貧乳派ですって」
本心は素直なのだろうが、言って良い事と悪い事があるという事は分かって貰いたいものだな。
あと、まな板言うな。
「それと、胸は異性に揉んでもらえれば大きくなるみたいですよ」
そんな事で、大きくなるのだろうか。そして疑心暗鬼のまま、エルトナムとつかの間の休息を楽しんだ。

「はぁ、良いですねぇ。選り取り見取りで」
「何がだ?」
社内の休憩所でコーヒーを飲んでいると、先ほど会議に出席していた取引先の塞が茶化したような態度と口調で語る。自分には何の話かが見えず、呆れた思いで聞き返してみれば
「滅茶苦茶東洋美人が一杯じゃん。アンタの部下って」
言葉が出ない程、下らない事でなお呆れため息が零れる。
容姿で選んでいるつもりはないが、選りすぐった人選の中でより能力の高い者を選んだ結果がこれなのである。一応は男も居るがやはり腐れ縁のアドラーと同僚の数名程度で、そう思われても可笑しくはない。
「あぁ、しかもほとんどの女の胸がデカい。何だ、不満かあのまな板に」
隣で薄ら笑いを浮かべるアドラーに間髪入れず、鳩尾狙い拳を入れれば思いのほか良い具合に入った。
人の嫁をまな板呼ばわりするとは、良い度胸だ。此処に愛刀が無いだけありがたいと思え、打ち首どころでは済まさん。
何やっているんです?」
アドラーが痛みで悶えていると、部下の一人である鼎が休憩所へと入ってきた。手には小さい一口サイズの菓子袋が握られている。
やはり、男顔負けの生真面目さとは裏腹に女らしい一面もあるのだなと、感じた。
「人の嫁をまな板呼ばわりする男を制裁しただけだ」
「最低ですね」
北極海のように冷たい視線をアドラーに送り、吐き捨てるように言葉を溢す。
「最低よねぇ」
鼎に習うように、怪しく笑いアドラーに情け容赦ない言葉をかける塞。二人から容赦ない言葉が降りかかるアドラーだが実際、失言だったのだから仕方ないがな。