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コウポコ@ Mark.2
2016-08-10 10:12:22
575文字
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あなたの色で
色を混ぜすぎると、汚くなるから気を付けて。
いや、マジで気を付けて
小さな変化だった。
鏡に映る自分の姿、いつもと変わらないものの、髪に恐る恐る触れてみる。元は、黒色だった筈が今映っているのは雪のように真っ白な白髪だった。何故このように変化したか分からない、真っ先に思い浮かぶのは自分の体質。
電光機関のリスクが一気に降りかかったのだろうか?
だが、身体に一切の不調は見られないので、別の原因だろうと推測する。改めて自分の姿を観察する、この白髪は自分にとっては唯一無二の存在である人物と同じ色だった。しばらく白髪をいじり、あの男と同じ白髪に嬉しさを覚えて表情が緩み始めた。女々しい自分に呆れるが、何時も以上の距離に近づけた事に感謝した。
瞬間、鏡に映る人物に気がついた。
自分と同様の雪のような白髪で、血のように紅い瞳でじっと見つめている。手を口元に添え表情が少し崩れている。
「ムラクモ
…
!いつから」
だらしない表情を見られた。
「
…
その白髪、どうした?」
「分からない、気がついたら
…
この色になっていた」
表情を滅多に変えないムラクモが、動揺した表情を見るのが新鮮だった。
数秒、沈黙が続き一番に動いたのはムラクモ。自分の元へ近づき、武骨で大きな手を髪を割れ物に触れるよう優しく撫で始めた。
「黒も良いが、白も似合うな」
撫でられるたび、満悦な思いを抱いた。
幸福とは、このような想いの事であると実感した。
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