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黒竹
2022-05-30 22:39:51
7493文字
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プロセカ
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#4 ふれて未来を
【プロセカ】【みのはる】【花里先生パロ】
正座して向き合うふたりのちょうど真ん中に置かれたスマートフォン。待ち受け画面が表示されているだけのその薄い機械を、ふたりはまんじりともせずに見つめている。
時刻表示が切り替わってゼロが並んだ。同時に日付が変わる。
四月一日。
桐谷遥は目の前にいる花里みのりをちらりと見やる。視線に気づいたみのりが顔を上げた。と思ったらすぐに逸らされる。間をもたせたかったのか、壁を見つめながらんん、と小さく咳払いすると、やや上目遣いに遥へ視線を送った。
「えっ、と。改めまして、卒業おめでとうございます」
「ありがとうございます」
なぜか奇妙な他人行儀で、お互いに深々とお辞儀をする。
卒業式と卒業はイコールではない。卒業証書をもらったとしても、三月三十一日までは在籍していることになっているのである。
そんなわけで桐谷遥は今この瞬間、めでたく公的に高校を卒業した。
顔を上げたあと、無言で固まるふたり。待ち遠しかったはずなのに、いざやって来るとどうしていいか分からない。こんなふうにお膳立てするべきではなかったかも。もっとこう、日常の中のワンシーンみたいな、自然な流れのほうが良かったのでは。
後悔しても遅い。みのりはすでに耳が真っ赤で、しかもなんだか何かに耐えるみたいに打ち震えている。自然な流れとかもう絶対に無理だった。
「や、なんでみのりさんのほうが緊張してるの? 初めてじゃないよね?」
「ちが
……
えと、そんなようなことは、遠い過去にあったような
……
」
「別に気にしないからはっきり言っていいよ」
「ちょっとは気にしてほしい
……
」
複雑な心境をもごもご伝えてくるみのりに思わず苦笑が出た。いくらなんでもそういう経験が一切ないとは思っていないし、それが何を意味するわけでもない。再会した時、彼女に相手がいなくて良かったと思う程度だ。
悔しい、というような気持ちがないとは言えない。自分より先に彼女の唇に触れた存在があると考えるともちろん良い気はしないし胸が苦しくなる。
けれどいいのだ。順番がどうだろうと、これから先、彼女と触れ合う回数が最も多くなるのは自分だから。
みのりはうつむいて頬を両手で包み、なんとか平静を取り戻そうと努力している。
「うう、自分でもなんでこんなに緊張してるのか分からない
……
。久しぶりだからかな
……
」
「久しぶりなんだ」
「先生の仕事が忙しくなりすぎて振られてから、そういうのは全然。だから
……
五年ぶりくらい?」
みのりが指折り数えながら天井を見上げる。
「
……
ふぅん」
スマートフォンをテーブルに置いて距離を詰めると、みのりが怖気づいたように呻いた。身構えるように胸の前で握られている両手を取って、こちらの腰に回させる。遥もみのりの背を抱いて、ぽんぽんと優しく叩いた。
「じゃ、リハビリ」
「むしろショック療法のような
……
」
「ハグはしたことあるでしょ?」
数えるほど、だけれど。一年半で片手の指ほどではないだろうか。我ながら忍耐強さに感心してしまう。
「第一、一緒にお風呂に入ったことだってあるんだよ。ハグくらいは今さらじゃないかな」
「それ遥ちゃんが三歳とかの頃の話でしょー」
もう、と呆れた口調で言われたけれど、おかげで少し緊張がほぐれたみたいで、ややこちらにもたれ気味になりながらみのりが喉を震わせた。
「照れ屋なみのりさんも可愛いけどね」
引き寄せて、髪を撫でて、頬を擦り寄せる。
「ま、待って、それ、心臓が」
「慣れて」
彼女が眠っている間にこっそり触れるしかなかったしなやかな髪。柔らかく掴んで唇を寄せる。
「みのりさんが好きだよ」
こちらよりずっとずっと大人のはずの彼女は、あわわとずいぶん可愛らしい悲鳴を上げて崩れ落ちた。
ムードないなあと苦笑して抱きしめる腕に力を込める。じゃれつくように愛しさを伝えていると、やがてみのりからも触れてくれるようになった。
お互いに頬やこめかみや髪に触れて、額をくっつけたり指と指を絡めたりして、吐息がかかる距離で笑い合う。
頃を見てみのりと真正面から向き合い、軽く首を傾げてみせた。
「卒業までいい子にしてたよね」
「うん」
「頑張ったから、ご褒美がほしいな」
うわあ、みたいな顔をしたみのりが、「そういうのどこで覚えるの?」困ったように笑って頬を包んでくる。
十二年の純愛と、一年半の欲求。
それらをひっくるめてみのりが言う。
「よく頑張りました」
もう生徒じゃなくなった遥にくれたのは、花丸代わりの甘い唇。
という夢を見た。
いや夢ではあったが別に妄想ではない。二ヶ月くらい前に起きた現実だ。
遥は薄くまぶたを上げた状態で夢見た景色を思い返す。それから、今のこの現実の光景を感じる。左腕の痺れと、鼻先で香る甘い匂いと、頬をくすぐってくる榛色の髪の毛と、右手に感じる柔らかな呼吸。素肌と素肌が触れ合う感触がさっきから面映い。
幸せすぎて溶けそう。
壁にかけられた時計に目をやる。今日はみのりも休日なので早起きをする必要はないが、かといってダラダラするのももったいない。
「みのりさん、起きて。もう朝だよ」
伸ばしていた左腕とみのりの腹部に置いていた右手で彼女の身体を抱き込む。耳の後ろから昨夜の残滓の匂いがした。
くてんとした身体は動く気配がない。
「ねえ起きて。朝ごはん作ってあげるから、一緒に食べよう?」
抱いた身体をゆらゆら揺すっていると、左腕に乗っていた重みがやや軽くなった。みのりが目を覚ましたらしい。おはよ、と囁くと、彼女は両手で顔を覆って、肩までかかっていたブランケットに潜り込もうとした。遥が引き寄せて阻む。
「逃げないの」
「は
……
遥ちゃんの顔が見れない
……
」
「そんなに照れないでよ」
「だ、だって、一緒にお昼寝して寝かしつけたりしてた子と、こんな
……
」
「もう、今はそういう話はしなくていいから」
気持ちは分かるけれど、
後朝
きぬぎぬ
に聞きたい話題ではない。いつになったら『そこ』から抜け出せるのだろうと内心でため息をつく。
みのりのうなじが真っ赤で、それが昨夜の彼女を思い出させて我知らず息を呑む。さらに触れたくなるけどぐっと我慢。左腕で抱き寄せたまま右手でみのりの手を掴んだ。
指を絡めて遊ぶと、応じるように手のひらを撫でてきた。何も塗られていない桃色の爪が可愛い。
こっちを見てくれなくても愛しさを伝えることはできる。
にこにこしながらじゃれ合っていると、みのりが身体を返して遥のほうを向いてきた。照れてはいるようだけれどまっすぐに目を合わせてくれる。
「ちょっと、こっち」
「ん?」
引き寄せられて、みのりの上に誘導される。え、なんだろう、朝から誘われてるのかな?
どうしたらいいか迷っていると、背中にみのりの腕が回ってきて、ふうと小さな息つきが聞こえた。
「みのりさん?」
「えっとね。好きな人と、こうしてるのが好き、なの」
相手の重みを感じて、触れて、触れ合って、他愛なく過ごす時間が好きだと彼女は言った。
裸身で抱き合っているのに性的な匂いのない、どこか清冽な触れ方だった。それはひどく彼女らしくて、遥は「そっか」と呟いて優しくみのりの前髪を払った。
「今までの人ともしてた?」
「
……
そ、そういう話する?」
「したくないならしないけど。みのりさんがどんなことしてたかは聞きたいかな」
「うう、は、話しづらい
……
」
お隣さん家の娘さんで、元教え子で、恋人。
これほどまでに過去の恋愛について話すのをためらう存在もそうそうない。
「だって気になるよ。私は初めてだからちゃんとできてるか分かんないし。みのりさんがどんなのが好きかも知らないから」
「や、その
……
良かった、よ
……
?」
うっかり正直に答えたものの、恥ずかしくなったのかえへんえへんとわざとらしい咳払いをしてごまかそうとする。そういうことはいくらでも言ってくれていいのに。
目を細めてみのりの鼻を軽くつまむ。「ふにゃ」妙に可愛い声を上げて顔をしかめる彼女に、その隙をついてキスをした。
昨夜のあの顔も、あの声も、あの肌も、あの音も。
全部が全部可愛くて、もう誰にもあげたくない。
「見ててね」
「え?」
「今までの誰より、みのりさんを幸せにしてみせるから」
「遥ちゃん
……
」
「さしあたって、どうされるのが好き?」
純粋な探究心で聞いたのに、頬を思いっきり引っ張られた。ひどい、こっちは真剣で、他意なんてまったくないのに。
涙目で恥ずかしがっていたみのりはしかし、ふと何かに気づいたようで、無意識に手の力を緩めて遥を見上げる。
「あ、でも
……
」
「ん?」
「
…………
さ、最後までできたの、初めてかも
……
」
最後ってどういうことだろう。首を傾げると、みのりは赤くなった耳を指先でこすりながら話し始めた。
「前は、なんていうか
……
途中まではちゃんと気持ちいいんだけど、そのうちフェードアウトしてくというか。相手が満足して終了、みたいな
……
」
「え、そんなことあるの?」
「けっこうあるみたい、だよ
……
?」
調べたことがあるっぽい。まあそれは気になるだろう。なにか言われたことがあるのかもしれない。顔も知らない過去の人に初めてむっとする。
なるほど、そういうこともあるのか。昨夜はわりとリードしてもらっていたと思うけど、それなら彼女に任せきりということでもなかったのかも?
終盤の彼女の乱れ方を思い出す。こっちも無我夢中だったから記憶があやふやになっているものの、名前を呼んでくれる声と引き攣れたか細い悲鳴だけはひどく鮮明だった。
そうか、あの声は。
他の誰も、聞いたことがなかったのか。
「
……
なんて顔してるの」
みのりが視界から隠したがるように手のひらを眼前に突き出してきた。
自分がどんな顔をしているのか想像もつかない。けれどたぶん、みのりだって本気で嫌がってはいない。そういう顔だと思う。
「でも不思議。今までと全然違ってたっていうか、なんだかすごくふわふわして
……
。遥ちゃん、実は初めてじゃなかったりする?」
隠してるだけで本当はものすごい手練なのでは、という顔で見上げてくるみのりに思わず半眼になる。
「怒るよ」
「ご、ごめん」
色々と勉強はしていたけれど(今となっては検索履歴を削除する速さに少々自信がある)、実践経験なんて昨日まで一度もない。
小さくため息をついて、どうにも分かっていないらしいお姉さんを抱きすくめた。
「ねえみのりさん、私、五歳の頃からずっとみのりさんが好きだったんだよ?」
そんなの、世界中の誰より一番、みのりさんを大事にできるに決まってるでしょ?
それだけは確信を持って言える。
この声も、この身体も、この視線も、全部全部、彼女のためだ。他の意味なんてない。何人いてどんな人だったか全然知らないけれど、自分以上に彼女に捧げられた人なんてきっといない。
腕の中でみのりが身じろぎする。恥ずかしさで隠れたがる彼女を逃すまいとますます腕に力を込める。それでも傷つけないように、手折ってしまわないように。
「誰と比べてもいいよ。私が一番、みのりさんを好きだから」
「
……
も、ほんと、どこでそういうの覚えるの
……
」
「ただの本心です」
ようやく遥の腕から抜け出すのを諦めたみのりが、そむけていた顔を遥に向けてくる。相変わらず耳が真っ赤で可愛い。言葉にできない想いが髪をかき回す両手に宿っている。ぐしゃぐしゃにされた髪を今度は丁寧に手ぐしで整えられた。それがすべて愛情だと伝わるから嬉しい。テストによく出る『作者の気持ちを答えなさい』という問題、あれはきっとこういう時に困らないための予行練習なのだ。ねえそうでしょう先生。
背を包まれて、耳元で気の抜けた吐息が聞こえる。
「誰とも比べないよ、わたしが今好きなのは遥ちゃんなんだから」
「うん」
会えなくても、彼女に恥じない人間でいたかった。健全な魂は健全な肉体に宿る。いつ再会しても彼女に失望されないように、キラキラした笑顔を見てもらえるようにあらゆる自己管理を怠らなかった。
つらくはなかった。もともと、性に合っていたのだろう。
「間に合って良かった」
「ん?」
「いつかみのりさんを迎えに行こうと思ってたから。とはいっても、けっこう焦ってたけど。いつみのりさんが他の誰かのとこに行っちゃうかって冷や冷やしてた」
五歳と十五歳。十年もプラスしたら、みのりがそういうことになったって全然おかしくない。
あの約束に効力があるなんて、遥自身も本当は思っていなかった。
ままごとだ。自身の気持ちはどうあれ。
「やっぱり気になる? 年の差」
「今は全然気にしてないけど。でもそうだね、もしみのりさんと同い年だったらどんなふうだったかなって、考えたことはあるよ」
たとえば同じ学校に同級生として通っていて。一緒にお昼を食べたり、休日には街で遊んだり、お互いの家で宿題をして教え合ってみたり。
実際にはひとつもできなかったそういったことが、あったのかもしれない。
「もしかしたら、一緒にアイドルとかしてたかもね。学校で芸能活動のサポートもしてたし」
「は、遥ちゃんの隣に並ぶのはハードル高いよ
……
」
「そうかなあ」
むに、と頬を軽く押しつぶされた。みのりはやれやれという顔で「こんなキラキラの可愛い顔してる子とアイドルするなら、ものすごく頑張らないと」ため息のように言われたけれど、遥はそこで無理って言わないのが好きだなあと、みのりの手のひらの内側で頬を緩めた。
「えへへ、でも楽しそう。ライトがいっぱいのステージで、ファンの人たちに明日はきっといい日になるって希望を届けてあげるんだ」
「どんな衣装がいいかな」
「可愛いのだったらなんでもいいけど
……
そうだ、クローバーがモチーフに入ってたりとか」
「うん、いいね」
『そちら』でもやっぱり、ふたりの間には約束があったらいい。
どんな約束でも構わないけれど。強くて、消えなくて、離れないものがほしい。
今みたいに。
小さく笑声を洩らしつつ、遥は愛しさであふれた視線をみのりに落とす。
同い年のアイドルじゃなくて、十歳上の可愛いお姉さん。
「まあでも、私は花里先生が一番好きかな」
「もう先生じゃないでしょ?」
するりと頬を撫でられて、目を細めるとみのりの唇が誘うように開いた。
「──ね、遥ちゃん」
ほのかに夜の匂いがする声だった。先生と呼んだことへの仕返しだろう。
「大人の誘い方だ」
「子どものふりしないの」
唇を突き出してついばむようなキスをする。それから柔らかく、彼女の甘さを確かめるためのキスを。
彼女はもう、よくできましたと花丸はくれないけれど、代わりに格別な声で名前を呼んでくれる。
調味料がいくつか切れそうだったので、散歩がてら少し離れたところにあるスパイス専門店にふたりで出かけることにした。途中、大きな公園があって、いつもそこの遊歩道を通っていた。今日も同じコースをたどる。
左手の指を絡めて、かるく揺らしながら歩いていると、前方から大きな犬を連れた人がやってきた。
「わっ、大きい子だねー。それにもふもふで触ったら気持ちよさそう」
「サモエドかな? みのりさん、いくら気持ちよさそうでも勝手に触ったら駄目だよ。私じゃないんだから」
「それ、そろそろ忘れて
……
」
学校の資料室で、一瞬だけみのりの箍が外れた瞬間。あれがなかったらこちらも告白しようなんて思わなかったかもしれない。だって、あのさわりかた。おそらくあの当時は本人は無自覚だったのだろう。ひどい話だ。口であれだけ駄目だと言っておいて。
あんな奥底に入りたがるさわりかたをされて、我慢できるわけがない。
「あれからしばらく心配だったんだよね。みのりさんがうっかり他の子に同じことしたらどうしようって」
「するわけないよ
……
。あれは遥ちゃんだったからで」
「まあ、結局なにもなかったからいいんだけど」
この人、自分が生徒たちに慕われていることにわりと無自覚だったし、そういうスキンシップをしたら勘違いする子も出ていたかもしれない。もしそんなことになったら絶対にやめさせようと思っていたけれど、心配していたような事態にはならなくて内心ほっとしたものだ。
兄弟らしき子どもたちに追い越された。ふたり、手をつないで一目散に駆けていく。転ばないように気をつけて、と心のなかで語りかけつつ、その背中に郷愁を覚えた。
きゅっと彼女の指先を掴む。ん、と顔を上げてくるみのりに、思わず口元を緩めた。
「小さい頃、公園につれてってもらってたよね。私がブランコから全然降りなくて、みのりさんがもう帰ろうよーって半べそになっちゃって」
「あはは、あったあった。いや半べそにはなってないけどね? そこはキリッともう帰るよって遥ちゃんに」
「言ってた?」
「
……
言えては、いなかった
……
」
実際には半べそになってたわけでも、キリッと言い放ったわけでもなくて、どうにかなだめすかして遥を帰らせようとしていただけだ。本当は覚えている。
ブランコから降りたくなかったのは、公園から出たくなかったのは。
「帰ったらみのりさんと離れちゃうから、嫌だったんだよ」
「
……
そっ、か。そうだったんだね」
「全部覚えてる。これまでのことも、これからのことも」
「
……
うん」
「忘れない」
十二年の純愛を甘く見ないでほしい。
ここは近所の公園で、ふたりとも普段着で、指輪なんかがあるわけでもなく。
けれど木漏れ日は暖かくて、たまに通り過ぎる犬の散歩は穏やかで、子どもの遊ぶ声は遠い。
遥は目を細めて隣のみのりを見やる。
「嬉しいな。ずっとこうやってみのりさんと歩きたかった」
手をつないで、その理由ははぐれないためではなくて、お互いの体温が混じる触れ方で。
今は公園を抜けたって、帰る家は一緒だった。
触れた指先が少し熱い。
「ねえみのりさん。これから先、なにがあっても、どんなことが起きても、私は」
昨夜の熱が内側で燻って消えない。
「うん。わたしも」
公園の中で、普段着で、指輪なんかがありはしなかったけれど。
誓いの言葉なら、どこでだって言えた。
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