ダベミ
2018-04-21 22:58:11
4784文字
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名作くんSS MEISAKUなQUEST(1)

3期決定記念。名作くん流行れ!多分続きます。

(…………おき………………)

名作「う、うーん……?」

(はや…………です、名……)

名作「今日は日曜日だよ……まだ寝て……

(おい、ふざ…………早く……起き……)

(起きないと鼻の穴にピーナッツを詰めるよ)


名作「うわああああ!!止めてぇ!?」がば

むすび「あ、やっと起きたです」

スウィーツ「なんだぁ、ピーナッツを用意しなくて済んだね」

名作「アレ幻聴じゃなかったのかよ!……って、あれ、ここは?」

むすび「名作くんの家ですぅ」

名作「僕んち、こんなシンプルに木で出来た家じゃなかったんですけど!?ほんとにどこここ?!」

ボルト「それは俺から説明しよう」

名作「ボルト!?」

ボルト「実は……これは俺のせいまんねん」

名作「ど、どういうこと?」

ボルト「いや、昨日流れ星に『一度でいいからゲームみたいな世界でドラゴンなクエストをしてみたい』と叫んだら、」

名作「こうなったん!?流れ星仕事しすぎ!」

ボルト「すまん……名作、帰ったら俺が一番大事にしている甲羅をやるから許してくれ……!」

名作「いらないよ!あれ3トンあるんでしょ!?」

むすび「名作くんだけならまだしも、ぼく達まで巻き込まれたですよ。慰謝料払うです」

名作「物騒だなぁ……僕も巻き込まれたくはなかったんだけど……

ノキオ「ところでさっき聞いたんだけど名作、今日は勇者名作の旅立ちの日らしいんだ」

名作「えっ?僕が勇者なの?ボルトじゃなくて?」

ボルト「いや、俺がやりたかったのは馬車を操作する人、御者(ぎょしゃ)だ」

名作「またマニアックなとこ突くなぁもう!……って、僕が勇者でボルトが御者なら、他のみんなは?」

スウィーツ「僕は剣士だよ~」

むすび「ぼくは僧侶です」

ノキオ「そしてオレが……ロボット、ってわけさ」

名作「ノキオだけいつも通りなわけね、はいはい」

ノキオ「本当だからな!?言っとくけど、今回はマジだからな!大マジだからな!」

名作「うっすら今までが嘘なの認めちゃってるけどいいんですかね?」

むすび「さて、名作くんが起きたところで王様のところに行くですぅ」

スウィーツ「なんでも、王様は勇者名作が来るのをもう5時間待っててカンカンらしいよ」

名作「ええーーーー!!???」


🍑 


【城】

悪の校長「ほっほっほ、よくぞ参りましたね勇者名作……むにゃむにゃ」

名作「待ちくたびれて寝ている!!」

ノキオ「王様は校長先生なんだな」

むすび「王様と呼ばれていたクラスメイトが居たので出てくるかと身構えたですぅ」

名作「あーあーもうそう言うヒドいこと言わないの」

ボルト「王様は後から出てくるまんねん」

ノキオ「斬新なネタバレだな」

悪の校長「勇者名作、そして仲間のスウィーツ、ノキオ、むすび……と御者のボルトよ」

ボルト「はいッ」

スウィーツ「はいはいはい!!!」

悪の校長「皆で力を合わせ、この世界を支配しようとしている魔王を倒すのじゃ」

名作「ま、魔王……すごく強そうな名前だ……!で、でもがんばります!」

スウィーツ「はい!!!はいはいはい!!!僕も!!!がんばります!!!」

悪の校長「えー、では名作よ」

スウィーツ「無視!!まさかの!!」

名作「いつものだよ」

悪の校長「先立って、旅立つキミにこれを贈ろう」

すっ………

名作「こ、これは……!」

悪の校長「割り箸だ」

名作「割り箸」

むすび「今から旅立とうと言う勇者に渡すものではないです」

ボルト「ろくなもんがないな」

悪の校長「それと、仲間は多い方がいい。旅立つ前に酒場で仲間を集めなさい」

名作「僕達まだ小学生ですよねぇ!?酒場とか行ける年齢じゃあないですよねぇ!?」

悪の校長「その辺はこう、ちょちょいのパンじゃ、ほほほ」

名作「パン!?なに弾けさせた!?」

スウィーツ「や、やっぱり悪の校長は悪の校長だったんだよぉ……

ノキオ「パンとはされたくないな……

ボルト「話はこれで終わりのようだな。ここでごちゃごちゃ言っても話が進まないし……行くぞ、名作」

名作「え?あ、う、うん……

むすび「酒場でちょちょいのアンです!」

名作「パンな!?パンもダメだけどさ!!」


🍑


【酒場】

スウィーツ「と言う訳で酒場にやってきたけど……

ジュゲ夫「あたしをお探しですか?」

名作「じ、ジュゲ夫!」

ジュゲ夫「いやぁ、お前さんは弁が立つだろうってんで魔法を使いなさいだなんて言われちまいましてね。今じゃ落語もろくにやらせてもらえません」

むすび「落語より魔法の方がすごくないですか……

がしっ

ジュゲ夫「あなたは……

ボルト「やりたいことをやれない気持ち、分かるまんねん……

ジュゲ夫「ぎ、御者さん……!」

名作「謎のタッグが生まれている!?」

ノキオ「他に一緒にきそうなやつは……おっ?」きょろきょろ

ねこ「我輩は猫である。名前は……

「「「ダンゴムシ!?」」」

ダンゴムシ(改めてだが、猫にダンゴムシってどんな発想してたらそうなるのだ)

スウィーツ「まさかここでもダンゴムシに会えるなんて思わなかったよぉ、一緒に行こうね!」

ダンゴムシ「拒否権はなさそうだな」

スウィーツ「連れてくよ!なにが何でも!」

ダンゴムシ(なぜ我輩はこんなところに……いなくなっておけばよかった)

ノキオ「しかも言葉が通じるぞ!嬉しい誤算ってやつだな」

ダンゴムシ「……それなら我輩の話を聞いて、名前を変えてほしいのだが」

ボルト「ソレはダメだ」

スウィーツ「みんなで決めたんだからさ」

ダンゴムシ(なぜそうなる)

スウィーツ「またダンゴムシと遊べるの、楽しみだねー」

ボルト「ここならガラスも割り放題だしな」

ダンゴムシ(それはどこでも割ってはいけないと思うのだが)

名作「猫!?仲間、猫!?」

むすび「この人も一緒に来てくれるらしいです」

名作「え?まだいる?」

ネズミ「以前はありがとうございました、雪山で助けていただいたネズミです」

※つづらを二割引で譲ろうとしたネズミ。

名作「ネズミ!?仲間、ネズミ!?」

田中「そして田中です」

名作「田中!?」

※田中。

ジュゲ夫「はっはっは、こいつぁ一本取られちまいやした。名作くんは色んな人に好かれてるんですねぇ」

名作「いやいや、いやいやいや!旅なのにこれ大丈夫!?」

スウィーツ「まーまー、桃太郎だって犬と猿と雉が味方だったんだし、僕達も何とかなるよ」

名作「……本当かなぁ!?」


🍑


【荒れ果てた村】

ノキオ「旅立って数時間……魔物に荒らされたであろう村に着いたぜ」

名作「これはひどい……家も人もみんな傷ついてるよ……

ダンゴムシ「まずは聞き込みをすべきだ。状況を確認し、この村を壊したものを特定しよう」

むすび「はい!分かりましたです!」

ネズミ「では私はあちらの方に聞き込みに行きますね」さっ

ボルト「よし!俺は奥の方を見てくるまんねん!!」だっしゅ

名作「改めてこのパーティ、個性強すぎるな……

ノキオ「人間は名作とジュゲ夫だけ、か」

名作「ああ、うん……ああ……うん、そうだね」

スウィーツ「僕は!?」

田中「ドンマイです」

スウィーツ「君は!?」

ジュゲ夫「さて、話をしてみましたところ、この辺りじゃあバケモンがうろついてるってんで、あたし達が退治しようかって話になりやした」

名作「そ、そうなの?なんか話早くない?」

ジュゲ夫「村人が言って来ます。『ああー、みなさん。化け物はそちらの洞窟におります。死ぬほど強いので気をつけてください』と」

名作「強いんだ、さすが村を壊すだけあるな……

スウィーツ「よぉーし、みんなでこらしめよう!」

むすび「そうですね!そして報酬を……ぐふ、ぐふふ」

名作「笑い方がゲスすぎる」

ダンゴムシ(やはり人間は悪だし、このおにぎりも悪……)

むすび(おむすび)

ダンゴムシ(!? こいつ……直接我輩の脳内に……!?)


🍑


【洞窟】


名作「で、ここがその洞窟なんだよね?」

ドドドドド……

ノキオ「うおっ!?なんかすごい音が聞こえるぞ!まさか中の魔物とやらが暴れてるのか!?」

スウィーツ「だけど、悪いことをしてるんだから懲らしめなきゃ。ね、名作」

むすび「そうですぅ、名作くん」

ジュゲ夫「頼りにしてますよ、名作さん」

名作「そう言う時だけ全部僕にパスするなぁ!!」

ドドドドド……!!

ネズミ「音が近付いてきます」

ダンゴムシ「危険だ、逃げる準備をしておこう」

田中「……! 来ました!」


落とし物の精「ドドドドド……!!」


名作「自分で言ってたやつ」

ダンゴムシ「予想外である」

スウィーツ「すごい音だねぇ~」

ボルト「感心してる場合か!あの落とし物の精があんな音を出すんだぞ!」

名作「た、確かに!そう考えると、彼女に何かあったのかもしれない……!」


落とし物の精「ない」

名作「は?」

落とし物の精「落とし物が……ない……!」

ダンゴムシ「切実な顔でなにを言っているのだ?」

むすび「確かに落とし物はないでしょうけど」

ボルト「だからって人の命を落としていいわけないだろうが!」

名作「話が跳躍したなオイ、そしてまだ誰も死んでないから!命落としてないから!」

落とし物の精「そ、そうか……その手があったか……!」

名作「うわああーー!村の人逃げてぇーー!?」

ネズミ「話の出来る相手ではありませんよ、名作さん。戦うしかなさそうですね」

ノキオ「それならオレの電撃で倒すぜ!」きらん

ジュゲ夫「いやいやここはあたしが行きましょう」すっ

ボルト「こうなったら俺のあの技を出すしか……!」

田中「みなさんやる気ですけど、誰が行きましょう?」

ダンゴムシ「名作、リーダーとしてお前が指示を出してやるのだ」

名作「あわ、あわわわわ……

むすび「名作くんがあわあわしてます」

スウィーツ「名作って意外とメンタル弱いよね」

ノキオ「お前が強すぎるだけだと思うけどな」

落とし物の精「あなた達はいいじゃないですか、レギュラーとかわいい動物と人気声優と田中だから!」

落とし物の精「私そういうのないんですよ!?またワンカット、声なしの出演しかないんですよ!?そんなのもうごめんです、私の出番を増やしてもらいます!」

ノキオ「むちゃくちゃ言っている!?」

落とし物の精「そして『拾え!妖精さん』にタイトルを変えてもらうんです!」

ボルト「あいつだけは止めなきゃならないぞ名作!?」

名作「あわわわ……

ネズミ「ダメみたいですね……

ジュゲ夫「それじゃああたしから行きますよ」

ダンゴムシ「って待て、まだ指示が出ていないだろう!」

ジュゲ夫「この扇子をこう立てまして……、見立てますは……雷神───!」

名作「あわわわわ……

ごろごろごろ……

スウィーツ「んー?なにアレ、空なんて見えないのに雲が出て来たよ」

田中「心なしか寒くなってきましたね」

ダンゴムシ「待て落語家、こんなところで一体なにをするつもり……

ずどーん


🍑


【村】


村人「ありがとうございました!」

名作「……あ、えっと……はい」

棺桶「……

スウィーツ「僕と名作以外みんなやられちゃったねぇ~」

名作「雷神にね!?」