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ナスカ
2021-10-28 22:57:39
919文字
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累卵
やくもくDLC第二弾配信前、最後のアストル君絡みの話。話というか、ただの独白。
空を見上げなくなったのはいつだったか。
毎日飽きずに夜空を見上げ、星を観察してその動きを書き留め、発見の喜びに満ちていたのが遥か昔のことのようだ。
幸福な記憶というものは甘露と言うが、私にとってそれは深い傷を抉り返す鋭利な刃物同然。思い返せば思い返しただけ、其れはもう何処にも存在しないのだと痛感することしかできない。
自分の側で一際強く煌く星は、ある日突然流れて消えてしまった。私は星の亡骸を抱いて泣いた。何故私たちがこんな目に遭わなければならないのか、納得できなかった。
それでも私はまだ空を見上げていた。きっとまだ希望はどこかにあると信じていたのかもしれない。
今の私からしてみれば、そんなのは甘ったれた考え方だ。
この世に希望など在りはしない。あるのは虚無と絶望だけ。
ならば、こんな世界など無くなってしまえばいい。
世界がすべてを失えば、もうなにも失うことはない。
『これ』もまた、世界のすべてが破滅する未来を望んでいた。自分以外この世には必要ないと。
『これ』と私は同じだった。
『これ』と共にいることが当たり前になった頃、私の目は星を映さなくなった。他のものは見える。夜間でも月は見えるし、雲も見える。けれど星だけは見えなかった。
星が見えないならば空を見上げる意味などない。
気がつけば私は『なにも』視なくなっていた。
視ることを私は望まなかった。
どうせなくなる世界だ。何を見ても、視ても、それはいつか消える。
煌きをうばわれた、あの星と同じように。
何も私の手に残るな。
何もいらない。
なにも必要ない。
嗚呼、
私が必要としなかったのは、わたし、だったのか。
終わり
世界の終わりって、その世界を認識している本人が死んだ瞬間だと思うんです。世界などいらない、何かを失うなら何もいらないと拒んだアストル君の先にあったのは、『自分』という『世界』の消滅でした、っていう話。
でも私にはアスが必要です!!!!!!お願いだからプレイアブルであってくれ!!!!!!後生だからコエテクーーーーっ!!!!!!!!!!
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