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豆炭々炬燵
816文字
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日本一ソフトウェアシリーズ
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【夜廻】よまわりさん
やっていることが裏目裏目にでるよまわりさん
あるものは恨みがましく執拗に。あるものは無邪気に遊ぶ延長線上に。あるものは助けを求めるように。
健気に輝く命の灯を消そうと追いかける。特に厄介なものに魅入られたものは遅かれ早かれあちら側に連れていかれた。落ちぶれた神の所業の数々は目に余る。いつしか狙われた子らを自ら領域に連れ込み匿うようになっていた。
夜が明けるまで匿い、日が昇るとともに帰す。しかし、殆どの子らは夜の気配に耐え切れず逃げ出した。
危ない、行ってはならない。再び追いかけ匿った子らは程なく息を引き取った。時が経つにつれ領域に匿った子らの魂が徘徊するようになった。
無垢な魂たちを悲痛と苦しみの中に捉え続けるより幾分マシなのだろうがとても遣る瀬無い。夜闇を駆け回り楽し気な声で笑う子らの魂。その子らは新しい子が来るなり無邪気に遊ぼうと誘い闇夜の世界に意図せず引き込んだ。
粘着き絡め捕ろうとする白い闇が次なる子に狙いを定めた。白い闇が手を伸ばす前に領域に匿うことに成功したが、今回ばかりは白い闇の力が執拗にその子に纏わりつき此方の領域に侵入する事態にまで陥ってしまった。
此方が目を光らせている内に手を出すとはいい度胸だ。信仰心を失い神としての威厳すら忘れた哀れで愚かな山の神よ。今度という今度は我慢ならない。だが、匿っていた子との約束もある。匿っていた子の妹を領域に匿えば血は争えないというべきか、積極的にコンテナから抜け出し領域内を逃げ回った。
危険な場所に近付けば先回りして近付けさせないようにし、それでも間に合わなければ後ろから猛ダッシュで距離を縮めたのまでは良かったが勢い余ってううむ。
最後の最後で山の神の手下を足止めしたが、恐らくあの子にとっては獲物を取り合う構図にしか見えていないに違いない。それだけがショックだ。かなりショック。
せめてもの救いは神隠し未遂後、二人の認識が改まったことか。ただまあ、うん。あの時の誤解は晴れそうにないけれど。
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