豆炭々炬燵
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【ペニビル】ココロの傷

精神参っているのを見計らい精神攻撃を仕掛けるペヤングなリメ版ペニビルのお話。

悲しい時、辛い時。憎悪と怒り、無念が渦巻いてどうしようもない夜が一定の間隔をあけ訪れる。
昼間友達と一緒に騒ぎ笑って遊んでいたのが一変して嘘みたいに胸から心から見えないナニカが溢れだす。夜一人ベッドに潜り込み膝を抱え背を丸めた。見えないナニカが溢れる度に産まれる痛み。必死になって意識を目を逸らしたくても決まって脳裏に黄色い影が浮かぶ。

──ビルがぼくを殺したんだ

物悲しげに呟くジョージーの言葉が胸に突き刺さり心を抉る。どれだけ否定の言葉を連ね、後悔の思いを紡ごうとも深く突き立てられた刃は抜けない。
夢か現か。勝手に想像して作り上げた幻だろうが関係ない。あの時、船の作ったのは決して悲劇を起こすためではない。大雨が続き家の中で退屈そうにしているジョージーに何かしてあげたい。そんな思いからであり誓ってジョージーを失うためではなかった。大切で掛け替えのない弟を失うためにあの船を作ったんじゃない。
シーツに包まって自己嫌悪を促しくり返す声を聞きまいと耳を塞ぐ。だが、目は冴え頭の中では後ろ向きな考えが絶えず浮かんでくる。かたく目を閉じ呪文みたいに同じ言葉を自分自身に言い聞かせた。夜一人ベッドの中で気付けば声を押し殺し泣いていた。