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しろくまたたくはくしゅんさん
2023-05-30 00:05:52
5127文字
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【アルカヴェ】されど、理想には程遠い ①
死ネタの序章です。カーヴェデートイベントネタバレあり
推敲していません。いつか支部にまとめたい
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アルハイゼンへの手紙
やあ、アルハイゼン。
ははは、そんなに渋い顔をするなよ。そっちにあまり帰れない代わりにこうして手紙を書いてるんだ。少しくらい付き合えよ。
君に手紙を書くなんて久しぶりだ。学生時代は置き手紙をよくしたなあ。
さて、冒頭にも記したが、僕はたぶん、数か月に一回くらいしかそっちへ帰れなくなると思う。アアル村の教育文化圏建築のプロジェクトが動きだしたんだ。
君にとっては吉報だろうな。僕が夜中に模型を鳴らすことはないし、酔っぱらった僕に絡まれることだってない。な?
教育文化圏の構想はだいたい終わった。ドリーに概要の説明はしたけれど、予算については今からだ。そこが一番骨が折れるけれど────なに、心配はいらないさ。
村のみんなはいい人たちばかりで、一緒に飲んでいて楽しいよ。少なくとも、仏頂面ですぐ反論してくるどこかの誰かさんよりはな。
こら。
手紙を投げ出そうとするな。ここからが本題なんだから。
君、僕が帰らないからといって部屋を散らかしていないだろうな。手紙から目を離して周りを見てみろ。
──────ソファの端で崩れかけている本を無視するな。
いいかい、これを読み終わったらすぐに掃除をすること。
すぐに本を散らかすんだから、三日おきくらいに部屋を見渡して綺麗にするんだ。
別に、命令じゃない。命令じゃないが、僕がそっちに帰ったときに目について、休もうとしたのに掃除を始めたくないだけだ。
次はいつ帰れるかわからないけれど、まあ、その、元気でいろよ。
P.S 返信はいらない。君のことだからペンを取りさえしないだろうが
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