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らせん
2024-01-05 11:26:18
2639文字
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十二国記原画展感想 2023.3.1〜3.2
宮城県石巻市 石ノ森萬画館で開催された山田章博先生の十二国記原画展です
原画展、行ってまいりました。
もう言うに及ばないけど言わせてください。
素晴らしかった
…
素晴らしかったです。
京都で開催された原画展はほんとに厳選されたものだけだったのだなぁと、今回の量を拝見して思います。
以下、感じたことそのまま書きます。
・特別展に入ってすぐ、撮影可のエリア。皆さんのレポで知ってるはずなのにやっぱ生で見るとはわはわしちゃう。バーン!と登場する陽子や驍宗さまの前に立つと圧倒されるけど、楽俊や雛泰麒、珠晶や延主従に囲まれてこれ夢かもしれん
……
と、人がいないのをいいことにしばらくぼおっとしていた。はっ!スマホに収めなければ!格子窓越しの雛泰麒くんももちろん撮影する。
・原画展は刊行順に並んでいて、ラフ画と表紙カバーが近い距離に展示されており、見比べることができる。
近い
……
京都の原画展も近いと感じたけど、あの時より掲示位置が少し下がってる気がする。
・挿絵はモノクロだからもちろん黒しか使ってないんだけど、特に魔性の子のラスト、砂浜に立つ高里くんが汕子と傲濫を従えて広瀬を見ている場面では、夜のシーンなので当然黒の範囲が多いんだけど、単にぬぺっと塗ってるのではなく、何重にも黒を重ねてあるのがよくわかって、それがまた風が逆巻いてる様子や濃い湿気の感じが、まるで台風の時に感じるみたいな濃密な空気の様子に思えて息苦しさを覚えるほどだった。
・なるほど、ラフ画の陽子のスカートが短い。ラフ画には、帯にかかるラインやタイトルが入るライン、背のラインが引いてあって、当たり前だけど店頭に並んだ時にどう見えるかを熟慮して配置してあるんだなぁと。新刊は必ず帯があるし、既刊であっても重版や映像化などで新しい帯が用意されるし(全帯のこともあるが)、新潮さんなら「新潮夏の100冊」の帯がかかることもある。見た感じ陽子のスカートの短いという指摘も、ギリギリ隠れるか?際どいか?の微妙なラインだなぁと思った。まぁ、際どさは求められてないということか。
・汕子や計都のあんよがめっちゃ柔らかそうで気持ちよさそう。肉球もみもみしたい。雛ちゃんもきっとしたはず。
・黄昏のラフ画に成獣泰麒!これが噂の!それもなんとなく憂いを帯びてやつれて見える
……
。ああ
…
でもこれを見てしまっても、いや見たからこそ、やっぱり成獣初お目見えは白銀1巻のこちらを見据える泰麒がふさわしいなぁ
……
泰麒こんな顔しちゃって
……
しんどかったよね
……
さぁ次に
……
。
・ちょっと待ってーーーーー!!!!!!
泰麒!!!泰麒がーーーーーー!!!!!!!
・はぁ、はぁ、はぁ
……
心臓にクる
……
これはヤバい。ほんとにヤバい。息が止まる
……
わたし死んだ
……
いや生きる
…………
!
原画が架かっている壁面には、重要な場面の画が拡大されて描かれているんですが、黄昏のエリアのとこから音声が聞こえてはくるものの、わざと見ないように目を逸らして進んできた私の前に!
向かって右側、限定で流されたというプロモーションビデオに雛泰麒の声を務めておられる釘宮さんの声で「ずっと
…
待っていてくれてありがとう」とのナレーションとともに映し出される雛ちゃん
…
こっちを見て目がうるうるしてる雛ちゃん
…
李斎にお花をあげてる雛ちゃん
…
。ああ、釘宮さんありがとう
…
雛ちゃんがありがとうって言ってるよ
……
ううっっっっっ
……
そしてその横に、白銀1巻の、私が思わずジャケ買いした射るような瞳でこちらを見据える成獣泰麒が、私よりはるかに大きなさまで!そのお姿を顕しておられるーーー!!!!!
立ち竦むとはこのことですよ
……
痺れたように動けない。真正面にこちらを見据える泰麒
……
横から聞こえる雛ちゃんの声
……
後ろには憂いを帯びた黄昏泰麒(ラフ)
……
。
まさに前門の泰麒後門の泰麒(ちがう)。
後ろにいたお姉さん急に泣き出してごめんなさい。号泣しながら泰麒を見上げる私
……
さぞかし怪しかっただろうと思う。
子どもの分のおやつを学校行ってる間に食べちゃってごめんなさい
……
そんなつまんない懺悔をしてしまいそうなほど圧倒的な存在感。涙を流しながら鼻すすって、しばらく動けなかった。
後ろからの気配を感じて慌てて次に行くために左後ろを振り返ると、まさにそこには1巻表紙の泰麒の原画が!
あああぁぁ
…
こちらにおわしたのですね台輔
…
。
京都の原画展で釘づけになったあの泰麒に、また会えたねなどとスーパー攻め様のような語り掛けを心の中でしつつも流れ出す涙
…
。ああ、この場所はヤバいわ。もう離れられる気がしない
……
。
この場に立っていられただけで、朝3時半に起きて、はるか700kmを飛んできた甲斐があったというものです。
・陽子の髪や、華胥の采麟の布や青陽泰麒のなびく布など、長く揺らめく状態のものがほんとに美しかった。一本一本の線が細かくて、そこに濃く薄く重ねられる色合い。一本を目で追っても分たれては繋がって長く長く靡いてゆく。はぁ
…
なんて綺麗
……
。
・白銀4巻、阿選の後ろの格子窓から見える建物は六寝なのかな。原画ではとても良く見えた。深い青がとても綺麗で、下の衣の青と対になっているようで全体としては鮮やかな色調なのに、うつろな阿選の顔との対比がなんともいえず心を重くする。
・DVDのジャケット画や、カレンダーの書き下ろしなど、初めて見る画もあって嬉しかった。
特に耶利ちゃん!緑の衣装がとっっっても綺麗だった。飛び散る水飛沫はホワイト(?)を散らしているのか。とても生き生きしていて、これぞ萌えいずる生命の息吹!
・ちびキャラ原画のウワサの飛燕!かわいい!
よくぞ公開してくださいました
…
。ほんとにありがとうございます。泰麒の足をぷらんとさせたのも最高すぎますありがとうございます。
情緒が乱れまくってお恥ずかしい限りですが、新鮮なうちに叫べてよかったです。
原画展は初日、二日目トータルで4周ほどしたのですが、平日ということもあってか行きつ戻りつがし易く、とても堪能できました。
京都の原画展での折りにも書きましたが、泰麒の後ろの岩肌のエメラルドグリーンがほんとに綺麗で、泰麒が帰ってきて驍宗様も玉座に戻られて、きっと玉や琅玕がいっぱい湧くだろうなと嬉しくなりました。
今回の実現に向けて、先生方をはじめご尽力くださった関係者の皆様に深く御礼申し上げます。
ほんとうに思い切って来てよかったです。
有難うございました。
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