ひろっぷ
2021-03-26 00:08:02
1845文字
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【腐】春告鳥と御刀のよもやまとめ -弐-

うぐへしちゃんまとめ。

※二振目の長谷部。「へし切」と呼ばれている。一振目も健在。


●奇跡の人●

「へし切」
「ん?鶯丸か。どうした」
「夕餉から部屋に戻ってこないと思ってな。探していた」
「それは悪いことをした。後で戻るから先に行っていてくれ」
また星を見ているのか」
「あぁ。何故だか飽きないんだ。時が過ぎるのが早いし、趣味が無い時より余程いい」
「以前はなかったのか」
「ん、いやなかったというか、そんな暇がなかった。俺は二振目だから出陣させてもらえないと思っていたし、置物同然になるのかとも思っていたが、お前に色々教わる内に多忙になって落ち着くこともなかったからな」
「それは悪いことをしたな?」
「微塵も思っていないだろう」
「まぁな」
「だがそれでよかった。考える時間があったらおそらく悩んだだろうし、後悔もないさ。俺に何を感じたのかは知らないが、連れ出してくれたのは間違いじゃないと俺は思う」
そうか。そう思ってくれるなら俺も後悔はない」




●初めての朝●

「こんな朝早くから外に出て。風邪をひくぞ」
……居づらい」
「なんだ、そんなことか」
「貴様あんな事をしておいて平気な顔でいられるか」
「昨日限りなわけないだろう。まさか毎度こうするつもりか?」
「!!な、う改めて言うなと言っている!」
「ははは」



●押されるのは●

「鶯丸、うぐいすまる」
「ん?なんだ」
「そっちの姫さん寝てないかい」
「そのようだな」
「鼻ちょうちんまでつけてまぁ。部屋で寝りゃいいのに余程君が好きと見た」
………
「今更照れるのか



●ゴーイングマイうぐ●

「う、うぐうぐいす、まる!」
「なんだ。今更やめるとは言わないよな?」
「ちが、誰もするとは言ってないだろ!あ、ぁあ!」
「違ったのか。だが、まぁなぁはせべ」
「!?おま、おまえっ!ぐ、ぁ!」
「もう気分なんだ。付き合ってくれ」

「話を、聞いてくれ!!」




●可愛いもの●

「俺が来る前は平野とよくいたそうだな」
「あぁ、まぁな」
「最近は見かけないがどうしてるんだ。その俺に遠慮してるなら、」
「確かにそれもあるだろうが平野は真面目な良い刀だ。俺には必要最低限しか接してこないぞ。前からな」
……
「勝手に自己完結しようとしているのは俺の影響か?やれやれ」
「そ、そんなことは」
「違うならはっきりと言うべきだな。可愛い嫉妬というやつか」
「なっ……ば、ち、違っ
「はっきりと、な」
「お前!修行から帰ってきて意地が悪くなったなっ!」
「なんとでも」
「もういい。もういい!」
「悪かった。機嫌をなおしてくれ。お前に嫌われてしまうと耐えられん」
「微塵も思っていないくせによく言う!」




●据え膳(デザート)●

「お前の泣いている顔が最近癖になってしまってな。なんとかして見てみたいんだが、いかんせんお前は我慢強いからなぁ」
……なんて?」
「困り顔や怒り顔は見ても中々泣いてくれん。この前の事件だって泣いていなかったしな」
「待て。貴様そんな性癖を開くんじゃない。口を閉じ、」
「そこでだへし切」
「!?」
「お前が唯一泣く方法はだ」
……。あ、おい待て!待、っう」
「褥を共にするのが一番良い。はは。お前も俺も気持ちがいい。一石二鳥どころか一石三鳥かな?」
「こ、んの!開き直るな!あ、はッ」
「夕餉も食べたが、どれデザートとやらを頂こうか」




●生まれ変わっても、奇跡の人●
※現パロ

「国成、祭りに行かないか」

この男はいつもこんな風に俺を誘う。こうやって実際に言われることもあれば、メールや電話でも、とにかく手段を選ばず場所も選ばずに。

俺は特に買いたい物はないんだが」
「見に行くだけでもいいじゃないか」

本音を言っても聞かず、こうやって有無を言わせない所も。
本当にこいつの考えてることは分からない。本丸にいた頃からそうだった。
人として生まれ変わったのなら俺の相手などせず人生を謳歌すればいいのに、相変わらず俺の世話をする。生まれた年がずれて奴の方が年上になっても、変わらず俺を選んだ。
俺はお前の重荷になっているんじゃないか。
お前の自由を奪っているんじゃないのか。
思っていても言える事ではないが、こいつは見透かすようにこう言うのだ。

「お前とじゃないと俺は嫌だなぁ」

なんて言われたら、なぁ。