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ひろっぷ
2020-09-24 00:22:53
2154文字
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刀の小話まとめ -四-
源氏と長谷部多し。会話してるだけ。
●合体事故●
「兄者、長谷部の呼び方は何通りあるのだ」
「ん?えっとね
…
へしくん、はせくん、へっしーくん、べーくん?」
「俺の名は」
「
………
。へし丸?」
「おい混ぜるな混ぜるな」
●安達●
「
…
お前は鶴丸とよく共にしているのを見かける。昔馴染みか?」
「んーそうだね。昔馴染みといえばそうかな」
「随分歯切れが悪いな。昔相対したとか
…
な
…
」
「
…………
」
「す、すまん。悪かった。これ以上は詮索するのはよそう。だからその笑顔はやめてくれ」
●とある朝●
「
……
眠い」
「はいはい寝ててもいいけど体は動かそうね〜」
「それは無理がないか」
「いやでもこの子器用でねぇ。ほら弟ばんざい」
「
……
ぐぅ」
「うわ。本当だな」
「へっしーくんも厨当番だっけ?一緒に行こ〜」
「あ、あぁ。本当に大丈夫か?」
「大丈夫大丈夫」
「
………
!む。いつの間に俺は厨に」
「膝丸お前
……
」
●あくまでも、神様なので●
「俺はあの子がいいな。なんというか
…
聖の気で溢れてて心地よい」
「何を言う。聖と邪、均等な魂が感じ応えがあろう」
「感じ応えって君ねぇ
…
」
「
…
どうした長谷部。先程から静かだが」
「いや。それらより俺はあれが一等良い」
「あれ?
…
おや、赤児じゃないか」
「そう」
「何故」
「聖も邪もなく、無に近い真っ新な魂。俺の行い一つでどちらにも傾く天秤のような。俺は、あれがいい」
「
……
これはこれは」
「いや成程。俺達の負けか」
「?なんの話だ」
「気にしないで。じゃ、僕らの主はあの子でいいのかな?」
「あぁ、良いだろう。異論はない」
「それでは。おいでませ我が主。貴方様は我らに見出されました。どうか、どうか、その小さき手を我らに差し伸べて応えてくださいませ」
●パティシエ長谷部●
「雨だねぇ」
「雨だな」
「暇だなぁ」
「
…
そうは言っても近侍の手伝いは嫌なのだろう?」
「う〜ん
…
嫌じゃないんだけど
…
う〜ん。
…
ん、なんだかいい匂いがする」
「?あぁ、本当だな。まだ夕餉の仕込みには早いはずだが
…
」
「見に行ってみようよ。何かおこぼれ貰えるかもしれない!」
「
…
兄者
…
」
「ありゃ。誰かと思ったらへっしーくん」
「げ。お前達か」
「げってなんだいげって」
「すまないな。にしても君が厨にいるのは久しぶりじゃないか?」
「そうだな。今日は暇潰しだ、暇潰し。色々作ってみようと思ったんだが
…
外に漏れてたのか?」
「まぁそうなったから兄者が釣られているのだ」
「なんだいこれ。どれも美味しそうだね」
「これは知ってるぞ。西洋の菓子でクッキーというのだったな」
「あぁもう一個どれでもいいから持っていけ!どうせ外に匂いが漏れてるなら他も来るだろうが。先着順だ先着順!」
「わぁ。来てみるものだね。じゃあこれ、頂きます」
「お前もいいぞ膝丸」
「いいのか?」
「構わん。兄弟で一つとかケチな事は言わない」
「ありがとう。では俺はこれを」
(二振り揃って腹が膨れるような物を選んで
…
こいつら
…
)
●おかん●
「ん。日光か。ここは手入れ部屋だが入用か?」
「用なら済んだ。というより進行形だな。札を見ろ」
「札
…
あぁ。あの二振りか
…
どうせまた軽傷だからと渋ったのだろう」
「そうだな。だから俺が押し込んだ。途中で出る事はないだろうが、念のためここで待っている」
「そうか。はは。見張ってくれる者がいると俺もありがたい」
「あいつらはここでもこんな調子か
…
。迷惑をかける」
「気にするな」
(おい聞いてて恥ずかしいんだが!)
(早くどっか行け!)
((盛り上がるな!))
●鶯日和●
「おや。珍しい組み合わせだね」
「あぁ、髭切か。なに、少し辛そうにしていたからな。茶はどうだと誘ってみたらこうなった」
「その提案にこのへしくんが乗るなんて
…
ねぇ。この子も丸くなったものだ」
「やらんぞ」
「うん?」
「やらんぞ」
「ぇえ
…
?君本気で言ってるのかい?」
●好み●
「長谷部、茶を煎れてくれないか」
「?俺か?お前が煎れた方が美味いと思うが
…
」
「お前のあの雑な味も好きなんだ」
「失礼だとは思わんのか」
●長谷部弟化計画●
「
……
へっしーくん」
「ん。真剣な顔をしてどうした」
「弟になる気はない?」
「は?」
「兄者!?」
「僕はね、膝丸が充分頼れる弟だから特に望まなかったんだけど、最近夢に見るんだ。弟がたくさんいる夢」
「それは膝丸が沢山いるだけでは
…
?」
(兄者が俺の名を
…
!)
「そうなんだけどそうじゃないんだよ。弟丸が沢山いてもきっと喧嘩するだろうから、この本丸の子を弟にすればいいのではってね」
「突っ込みたい所が多いんだが。それ以前に膝丸、お前も嫌なら嫌と言え」
「うん?いや、君が弟になるなら別に構わん」
「は?」
「寧ろ歓迎だ。俺にも弟ができるという事だからな!」
「だよねぇ。ほら、弟も良いって言ってるからさ。弟に
…
なってくれるかな〜?」
「結構だ。そんな軽いのりで契りを交わせるとでも?」
「堅いなぁ」
「もっと兄力を磨かねばならぬのではないか?」
「むむ。そうだね!」
「
……………
これは夢だな!」
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